都心に暮らして20数年。
コロナの影響もありますが、週末は自然に近いところで過ごしたい、できればこじんまりした週末用の家を郊外に持ちたいと思うようになりました。
そこで今年に入ってから、東京近郊の自然が豊かな町とそのエリアの「空き家バンク」をあれこれネットで検索。そのうちいくつかの町は実際に訪れてみたりしています。
今日ご紹介するのは、そんな折りに見つけた散策の穴場スポット、『国営武蔵丘陵森林公園』。
秋の草花や紅葉を楽しむのにおすすめの場所です。
この公園、とにかく広い。
なんと東京ドーム65個分の敷地だとか。
広大な園内を歩いていたとき、遠くからでもはっとするほど鮮やかだったのが羽毛ゲイトウ。
天気に恵まれた休日でも、混雑という言葉とは無縁。
静かな環境でゆっくり草花を観賞できます。
黄緑と赤が交互に植えられていて圧巻だったのは、しそ科のコリウス。
お次は赤ソバ。
広い敷地一面が薄紅色に。
なんとその数85万本だそう。
この赤ソバ、近くで見るととても可憐な花。
園内で配られていたパンフレットによれば、この秋(9月~11月)は他にもダリア、オミナエシ、フジバカマ、彼岸花などがたのしめたそう。
そうそうこの公園、素晴しいのは犬も入園可というところ!
ドッグランもあります。
(※一部、ペット立ち入り禁止区域あり。また、ペットの入園については「ペット同伴誓約書」を持参するなどいくつかのルールがあります。詳しくは『国営武蔵丘陵森林公園』のサイトをごらんください)。
また園内には随所に自然探勝路と呼ばれる、雑木林の中を歩ける小道があり、森林浴もできます。
雑木林大好きな私には、こういう散歩道はとてもうれしい。
しんとした中、落ち葉やどんぐり、栗を踏みながら無心で歩く至福の時間。
縦横無尽に丘陵の中を歩き回ったら、この日の歩数は18000歩を突破!
沼もあちこちにあります。
紅葉の季節ともなれば、水面にも色鮮やかな葉が映え、見事な景色を見ることができそうです。
都心から電車で約1時間のところに、こんないいところがあったとは……。
(↑ちなみに自然探勝路の一部には、古鎌倉街道も)
若い頃は好きな季節は春だったのですが、今は秋が一番好きです。
私が訪れた10月末は銀杏がようやく色づき始めていましたが、これからは楓やモミジなど各種紅葉がたのしめるそうです。
(2021年11月8日追記:11月15日~19日、22日、24日~26日の平日のみ限定で『紅葉見ナイト』が開催されるそうです。これは夜間開園し、ライトアップされた500本の楓を楽しめるイベント(雨天中止)!詳しくはこちらをごらんください)
※今回ご紹介した草花の写真はギリコの訪問時(2021年10月末)に撮影されたものです。開花時期終了後はごらんになれませんのでご注意ください