こんにちは。菅田将暉君と小松菜奈ちゃんの結婚報道に「良かったねぇ」と、勝手に親戚のおばさんのような気持ちになっている、ライブ大好き編集者のすぎです。
BUMPやKing Gnu、ニノに松ケンと、好きな音楽や俳優がほぼ一致する友達が、ずいぶん前に「菅田君と菜奈ちゃんは、現代の百恵友和だから」と言っていたことを思い出しました。確かに、誰もが祝福してますね。百恵友和夫妻のように末永くお幸せに。
さて、少しずつライブのある日常が戻ってきている今、10月20日からスタートした47都道府県ツアー「宮本浩次 TOUR 2021-2022 日本全国縦横無尽」5か所めの神奈川県民ホールに行ってきました。
55歳にして人気絶頂の宮本さん。ファンクラブに入っていない私は首都圏のチケットは無理かなと思っていましたが、運よく当選。(が、ついでに帰省しようと思っていた名古屋は外れました)
まだ座席は1席空けで、キャパシティの半分ということもあり、特設サイトのツアースケジュールには「完売」の文字が並んでいます。
こちらは、10月13日にリリースされたニューアルバム『縦横無尽』。
2020年3月の『宮本、独歩。』から、2枚目の『ROMANCE』はカバーアルバムとはいえ、1年7カ月の間に3枚ものアルバムをリリースするとは、宮本さんのソロ活動、恐ろしくハイペースです。
今回のアルバム、私は『浮世小路のblues』みたいな男臭い宮本さんの曲が非常に好きだったりしますが、小林武史さんがプロデュースしているだけあって、美しいピアノの伴奏が印象的な『光の世界』や、ミスチル櫻井さんとの贅沢なコラボ曲『東京協奏曲』など、さまざまな宮本さんがてんこ盛り。
唯一収められたカバー曲『春なのに』では、優しい歌い出しと、サビのせつなさにグッときます。『ROMANCE』に入っている『化粧』といい、中島みゆきさんの楽曲と宮本さんの歌声は、とても相性がいいように思います。
エレカシでは「男、男」と歌い続けてきた宮本さんが、こんなに繊細に女心を表現する日が来るとは思ってもいませんでした。
今回のライブ会場である神奈川県民ホールは、海を臨む山下公園の目の前にあって中華街もほど近く、「ザ・横浜」を堪能できる便利な場所にあります。
残念ながらライブのポスター等、宮本さんのビジュアルは一切なかったので、とりあえず立派なホールの外観だけ。
まだまだツアーが始まったばかりなので詳しくは書けませんが、ソロの楽曲を中心にカバー曲やエレカシの名曲も織り交ぜて、まさにステージの上を縦横無尽に動き回る宮本さん。
そして汗だくの熱唱。
エレカシのライブと同じ二部構成で、けっこうな曲数を聴かせてくれました。歌は上手いし、のどは強いし、いや~、本当にカッコイイ。
その一方で、47都道府県を小林武史さんと一緒に回れることが、きっとすごく嬉しいんだろうなと思わせる、ご当地MCはとても微笑ましかったです。
このツアー中、宮本さんはインスタグラム(miyamoto_doppo)で、「楽屋での弾き語りからの会場案内」という自撮り動画を毎回アップしていて、これがまた非常に良いのです。
黒のタートルニットにデニムといった私服が垣間見られたり、仙台では『青葉城恋唄』というレアな弾き語りも披露してくれました。
バックステージからロビーや客席を歩きながら、その土地の思い出などを話してくれるので、街の風景はなくても47都道府県を一緒に回っているような気分になれます。
縦書き旧仮名遣いの手書きの文章や、味のあるイラストなど、インスタでさえ唯一無二の個性がにじみ出てしまう宮本さん。ハマったら抜け出せない、つくづく中毒性の高い人だなぁと思うのでした。
おまけ。
終演後、山下公園から眺めた、みなとみらいの夜景。
中華街には春節燈花(しゅんせつとうか)のオブジェがありました。
実はライブの前に「dancyu」の「おいしいサラダ特集」で、料理家の渡辺有子さんが推薦していた元町「Cafe de lento」のニース風サラダを食べたかったのですが、だいたい13時過ぎには売り切れてしまうとのこと。残念。
というわけで代わりに買って帰ったビスコッティ(3本入り)。いつかリベンジしたいです。
・・と、この原稿を書いた後に宮本さんとBUMPの紅白出場が決定! 年末の楽しみが増えました!!