ギリコです!
前回は「痩せるメンタルの作り方」をご紹介しました。
ダイエットのために何を食べ続けようが、どれだけ運動をしようが、肝心なのはそれを継続できるかどうかです。継続できるメンタルを作ること、それがダイエット成功への鍵だというのが主な内容でした。
今回は具体的な実践内容、何を食べているのかについて書きます。
ダイエットを決意したとき、まずそれまでの生活と変えたことがあります。
①白米、パンなど炭水化物の一日当りの摂取量を3割減らす
②そして白米やパンを減らした分、ゆで卵かクラッカー↓を食べる
(近所のスーパーで売っているおすすめのクラッカー、チェスコの「チーズonクラッカ-」。一袋90キロカロリーで、ほどほどに堅いので食べごたえがあり、小麦全粒粉や玄米などの素朴な味がおいしい)
③酒量を3割減らす
④スイーツは自分では買わない(いただき物があったらそれは食べる)
⑤毎朝体重を測り、同じようにダイエット中の相棒とお互いの体重の増減を報告しあう
⑥「自己流ダイエット食」(内容はこのあとご紹介します)を一日一食取り入れる
炭水化物やお酒を減らす量を3割にしたのは、無理なく続けられるようにするため。私の場合、いきなり半分に減らすとかほとんどゼロにする、なんて絶対無理……。
また、そこまで努力したのに思ったようなダイエット効果がでなかったとき「だったらもうダイエットはやめる!」となってしまうからです。
頑張ったのに結果がついてこないことほど、辛いことはありません。
でも「大して頑張ってはいない」ことなのに結果がついてきたら、とても得した気分になりませんか?それこそが私にとってはダイエット継続のふたつ目の鍵なのです。
また、毎朝相棒と体重の増減を報告しあうことは励みになる上、自己流ダイエットを考える上でとても参考になります。なぜかというと同じものを同じ時間に食べても、翌日の結果が全然違うのです。
たとえば夜に湯豆腐や野菜とタンパク質メインのヘルシーな鍋を食べても、私は翌朝の体重がなぜか増えますが、相棒はちゃんと減ります。
他にも年末年始の数日間、3食とも同じ物を食べ、同じように過ごしたのに、お互いの体重の増減は見事に違っていました。
また、ふたりとも同じ鍼灸治療院に月に3回ほど通っていますが、治療を受けた翌日、私はなぜかいつも体重が増え、相棒はほとんど毎回減っているのです。
こうして相棒と毎日体重の増減を披露しあうことで、体ってかなりの個人差があることを実感。
そこで、ほかの人が「これを食べ続けたら痩せた」というダイエット法をそのままマネするのではなく、自己流にアレンジしてみた方がより効果的なのでは、と確信したのです。
逆にダイエット中も変えなかったことは
①外食やテイクアウトのお弁当・お惣菜は今まで通りの頻度で楽しむ
②外食の際は、ダイエットのことは気にせず、食べたいものを食べる
です。
ちなみに外食(またはテイクアウト)の頻度は週2~3回。
ダイエットを始めたのが夏だったので最初は「無印の冷や汁」と「ぐー〇〇〇」で1ヶ月4Kg減量。50代私の超ゆるいダイエット法に書いた通り、「無印良品 宮崎風 冷や汁」と「ぐーぴたっ」をかなり活用しました。どちらも手軽に入手できるものです。
そのおかげで一ヶ月で4㎏痩せたわけですが、季節がうつろい、秋に入った段階で「冷や汁」を食べるのはさすがにストップ。
代わりに頻繁に食べるようになったのが、自己流ダイエット食です。
できるだけ無理なく買える値段で、なおかつスーパーで手に入るものを活用した「ダイエット食」をつくるとしたら、私の場合何だろうと考えました。
その答えのひとつがクリームシチュー。
「冷や汁」のときより減量のペースは落ちましたが、自分にとって痩せるために無理なく食べ続けられるおいしい料理、しかも簡単に作れて体もあたたまるものを考えたとき、その答えがシチューだったのです。
その際、活用したのがこのハウスの「北海道チャウダー」。
他のクリームシチューの素より、この「北海道チャウダー」が一番口に合うので、これで根菜や牡蠣、ベーコン、きのこなど、そのとき冷蔵庫にある食材を煮て、チャウダーではなく〝シチュー〟にしてしまいます。
その際、具材をバターや油で炒めたりなどの手間は一切かけません。キャセロールに具材全てと牛乳と「北海道チャウダー」を入れて、一気に煮るだけです。その代わり、仕上がりにひとかけらかふたかけらの少量のバターを入れて風味を出し、食べる際の満足感をアップさせます。
また「北海道チャウダー」は、箱裏面の作り方に書いてある使用量の目安は無視し、大鍋一杯あたり1/2箱だけ投入。
その方が味がやさしく、飽きずにたくさん食べられるからです。
ここまで読んで「たくさん食べるの?どうして?ダイエット中でしょ?」と思った方。
そうです。そうなんです。ダイエットとは矛盾しているように思えますが、たくさん食べられるシチューであることが、ここでは重要なのです。
なぜかというと人参、タマネギ、カリフラワー、えのき茸、しめじ茸、椎茸、ベーコン、牡蠣などを入れた栄養満点のシチューをゆで卵と一緒に丼一杯分くらい食べ、その代わりにパンやごはんなど炭水化物を食べないようにするのです。
つまり私の場合、このシチューをしっかり食べる(もちろん食べ過ぎはNG)ことで、炭水化物の摂取を減らせ、十分おなかがいっぱいになるので間食をしたいという気持ちも起きず、結果、減量につながるのです。
そしてシチューの他に減量に効くダイエット食が、このパスタソース。
スーパーで手に入るものの中では、とくに日清フーズの「青の洞窟」ボロネーゼがコクがあり、食べたときの満足感が高いので、常に多めにストック。量販店のプライベートブランドのパスタソースより値段がちょっと高いので、なるべく特売のときに購入しています。
でもこのソースをかけるのは、パスタではありません。
豆腐です。
上の写真は切った豆腐にパスタソースをかけ、とろけるスライスチーズをのせてオーブンで焼いたもの。簡単にいえば、豆腐のグラタンです。
これが……おいしい。
豆腐一丁をあっという間に食べれてしまいます。
豆腐はいわずと知れたダイエットには有効な食材です。でも私の場合、冒頭で書いたように夜に湯豆腐を食べると、翌朝の体重がなぜかドンと増えるのです。一方で、このようにグラタンにしてランチに食べるのであれば、体重に影響しません。なので豆腐は日中食べるようにしています。
豆腐はよく白和えにもします。
ひじきだけではなく、多めのクリームチーズと柿かパイナップルなどの果物、細かく砕いたピーナッツやアーモンドに胡麻も加えた、おなかに溜まる白和えです。
これも、グラタン同様、おいしい。
相棒はこれをごはんの代わりとし、お茶碗一杯分くらい食べてしまうことがあります。
このようにおでんに入れたり、グラタンや白和えにしたりと大活躍の豆腐ですが、おいしいものじゃないと私の場合継続できないので、豆腐にはこだわりました。
食べるのは、最近ではデパ地下だけではなく一部のスーパーでも見かけるようになった「三之助」か、近所の築地「杉山豆腐店」、人形町の「とうふの双葉」の豆腐と決め、豆腐だけは雨だろうが寒かろうが、この3つのどれかをわざわざ買いに行っています。(もちろんとくにこだわりがなければ、近所のコンビニやスーパーで手に入るものでいいと思います)
自己流ダイエット食として、頻繁に活用したものはまだあります。
おでんです。
とはいっても自分ではつくりません。
そのまま食べられるレトルトおでんを食べるのです。いろいろなメーカーものを、冬場のスーパーでよく見かけます。
もちろんスーパーのものも買いますが、日本橋に用があったとき買うのが、創業は1737年という日本橋の「八木長本店」のもの。三越本店のすぐそばにあります。
化学調味料、着色料、保存料、香料は無添加。
これを一袋分鍋にあけたら、お湯を足して2倍に薄めます。
その方が味がやさしくなり、やはりたくさん食べられるからです。
たくさん食べる理由はシチューのときと同じです。
炭水化物を一緒に摂らなくても、十分おなかが満たされるようにです。
スープを2倍に薄めたら、豆腐、茹でた菜の花や春菊、ゆで卵、わかめ、牡蠣、ウィンナーなど自分で用意した具を追加。
こうして当初の2倍は嵩が増えたおでんを2回に分けて食べます。
ちなみにこのおでん、表示によれば一袋450gで、カロリーは100gあたり71キロカロリー。そのまま一袋を丸々食べても約310キロカロリーで、揚げ物やパスタ、チャーハンなどのごはんものに比べれば低カロリーです。
スイーツも外食(コース料理で最後にデザート付きのときとか)や、いただきものがあったときは食べています。
例えば下の写真は、バレンタインデーのときに相棒がもらってきたチョコレート↓。
一日2個食べることにし、食べたら包み紙をとっておきます。
上の写真はそのときの包み紙。
けっこうな迫力です。
これを見ると、「私ってこんなに甘いものを食べてるんだ……」と自分への戒めになり、買い物の際、スイーツの衝動買いを抑制できます。
この頃は有名人がダイエットの様子を公開することが多くなりました。
最近だと華原朋美さんや平野ノラさんがダイエットの進捗をSNSで公開しています。トレーナーをつけて筋トレをガンガンしていたり、食事は一日一食にしてあとは特別なお茶で済ますなど、すごい努力をして、見事にどんどん体重を減らしています。それを見ると、〝お金をかけず、できるだけ楽しく痩せる〟を目指しているとはいえ、私のダイエット法は本当にゆるいなぁと思います。
いうまでもなくここでご紹介したことは、すべてギリコの自己流です。ダイエット指導のプロや医師に教わったことではありません。
私と相棒が同じものを食べても翌日の体重が増えたり減ったりと違いがあるように、読んでくださった方と私の体は違います。
けれど「もうきついダイエットはできないし、したくない。だけど体重は減らしたい」という同世代のどなたかに「ギリコって人はシチューやおでんをダイエット食にしてたけど、私の場合は何を食べるといいのだろう」というように、ダイエットを始めるきっかけとして少しでもお役に立てればうれしいです。
次回は運動についてご紹介しますね!