2024年10月11日、銀座の真ん中4丁目にオープンしたのは、「THE HUNDRED ロンジェビティハウス」。
人生100年を心身とも健康に生きるために大切な要素である、「先端的な再生医療×古来の伝統医学×伝統的な日本の食文化」を融合させたラグジュアリーな複合施設で、イッセイミヤケが1階にあるビルの5~9階です。
最先端再生医療が受けられるホリスティック・ウェルネス・クリニックには魅力的なプログラムがいろいろあるというので、さっそく行ってきました。
5~6階の「THE HUNDRED CLINIC」のフロア廊下はこんな感じ。
なんと、OueAge「素敵ドクター」で、MyAge時代から足掛け10年お世話になっている日々野佐和子先生が統括院長で、この部屋でお迎えしてくれました!
自家または他家由来の細胞や組織を培養・加工し、失われた組織や臓器を修復する先進的な治療の分野の第一人者である澤芳樹先生とともに、このクリニックをオープンしたそう。
ここの何がすごいって、先日話題になったiPS細胞の最先端技術の施術が11月から受けられるということ!
ニュースで、心臓の筋肉にもなるちゅるんとした膜のようなiPS細胞由来の心筋細胞のシート、それ自身が動いている映像を観た方も多いかと思います。
そのiPS細胞由来心筋細胞シートの培養上清液を点滴できるという、日本初の場所だったのです!
今まで、脂肪由来や歯髄由来、臍帯由来の幹細胞上清液の点滴ができるクリニックはありましたが、とうとうここまできたか!! と、ちょっと驚き。
CPC 室(細胞培養加工施設、細胞を培養するために必要な清浄度が保たれている専用のクリーンルーム)や手術室もあります。
こちらは手術室。
でもリラックスルームがいくつもあったり、天井も高く窓も多く、全体にはクリニック感はありません。
ただこの最先端医療の一部、iPS細胞由来心筋細胞シートの培養上清液の点滴などは大量生産ができない貴重なものなので、メンバー制で、10年有効な入会金と月額会費が必要。
金額はそれなりに高額で要問合せだけれど、メンバーになると、月1回幹細胞上清点滴と、高濃度ビタミンCやマイヤーズカクテルなどの注射などが受け放題とのこと。
でも、メンバーでなくても、各種点滴や検査は受けられます。
注目は、エピクロック検査。遺伝子年齢が測れる最先端検査です。他にも免疫年齢が測れたり、テロメア検査があったり。数万円からいろんなプログラムがあります。
そして7階のロンジェビティハウスは、予約制特別フロア。広いワンフロア貸し切りで、THE HUNDRED の全てのサービスをここで受けられる特別な空間。広くてラグジュアリーな雰囲気!
もちろん、トリートメント用ベッドの部屋もあります。
そして、もうひとつ私が魅かれた場所、ここからご紹介します!!
8階にある、ウェルネスサロンです。
伝統的な予防医学であるアーユルヴェーダ、実は好きで、インドやスリランカにも訪れている身としては、ネパールのアーユルヴェーダのトップクラスの医師を銀座に呼び寄せたとあっては、行かないわけにはまいりません!
ネパールも、インドやスリランカ同様、アーユルヴェーダは医師資格を持つ専門家のジャンル。
病気になると、東洋医学と西洋医学をどちらで治すか? という選択肢になるけれど、ネパールでは一般には東洋医学を望むことが多く、アーユルヴェーダは生活に深く浸透しているようです。
そのネパールのアーユルヴェーダはいかなる感じなのか?
ハーブティーをいただきながら、体質・体調診断を受けます。
アーユルヴェーダでは、カパ(水)、ピッタ(火)、ヴァータ(風)の3つのドーシャのバランスで診ますが、私のドーシャもここ数年で変化していました。
これは時により変わることもあるけれど、説明を聞いていると、やはりアラフィフからアラカンになったことを実感!
ホリスティックウェルネスの観点から、生活上のアドバイス、運動、食生活の注意点なども丁寧に説明されます。
朝起きたら、口にオリーブオイルかセサミオイルを入れて、5分くらいゆすぐといいですよ、とか。
意外だったのは、合わない野菜。ピーマン、茄子、ホウレンソウ、じゃがいもがよくない。いちばんショックだったのは、毎日のように食べている、豆腐とヨーグルトがダメ、と言われたこと。
なんですと~!! 毎日食べてるんですけど、というと、週一くらいにできたらしてね、とのこと。ストレスがない範囲で。わかりましたと言ったものの、ちょっとへこみました。
そんなこんなで、今の自分に適切なトリートメントプログラムが処方されます。
自分に合ったオイルを2種類。これはスリランカから取り寄せたものだそう。
強すぎずすーっと流していく長めのストロークに、アーユルヴェーダらしさを感じます。
ここならではなのが、再生医療クリニックとの併設により、幹細胞培養液を塗布することもできるというところ。
デトックスとアンチエイジングがより効率よくできる、唯一無二のアーユルヴェーダトリートメントというわけです。
トリートメントの後は、ミストルームで発汗し、シャワーを浴びて終了です。
9階は、「百薬」。食のエリアです。
全体に落ち着いた雰囲気で、奥にメインカウンター、横にプライベートカウンターと個室が2つ。プライベート感があります。
日本の食の大切な源である発酵をキーワードに、その第一人者である滋賀・余呉湖の徳山鮓の監修のもと、11月から“医食同源”を意識した、体が喜ぶ日本料理の提供もスタートするそう。
この日は、今まで東京では味わえなかった徳山鮓のスペシャリテ、熟鮓のサンドや、鰻とクリームチーズのカナッペなど、ちょっとだけ試食させていただきました。ここはビジターもOKなので、3万円のコースがどんなラインナップになるのか、楽しみに来てみたいと思いました。
興味がある方は、ホームページを覗いてみてくださいね。