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https://ourage.jp/life/interview/295467/

内田有紀さんが思う芸能界って・・?(インタビュー)

内田有紀さんがドラマやCMで活躍しているのを見かけると、なんだか妙に、うれしくなる。

見た目がきれいなだけじゃない。元気で生き生き、ハッピー・オーラに包まれて、見ているこちらも今より少し頑張れそうな気持ちになる。

40代後半の今、いったい何が彼女のエネルギー源になっているのだろう?

 

撮影/土山大輔(TRON) ヘア&メイク/板倉タクマ(nude.) スタイリスト/宮澤敬子(WHITNEY) 取材・文/岡本麻佑

内田有紀

ロングシャツ・シャツ/スタイリスト私物

 

内田有紀さん
Profile

うちだ・ゆき●1975年11月16日、東京都生まれ。中学2年からモデルとして活動し、’92年にドラマ「その時、ハートは盗まれた」で俳優デビュー。’94年、歌手デビューも果たし、アイドル・俳優として絶大な人気を誇る。おもな出演作に「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズや連続テレビ小説「まんぷく」、「連続ドラマW 華麗なる一族」、主演映画『クワイエットルームにようこそ』など

 

ヨロイを装着して(笑)、

難しい役に挑戦中

 

内田有紀さんは今、絶好調。10月18日に始まるドラマ『君の花になる』(TBS系・毎週火曜22時~)では物語のキーパーソンのひとり、香坂すみれ役を演じている。

 

物語の背景はなんと、芸能界。本田翼さん演じる主人公・仲町あす花は、ある出来事により教師を続けられなくなり、ひょんなことから売れない7人組のボーイズグループ・8LOOM(ブルーム)が共同生活する寮の寮母に。

彼らと同期のライバルで大活躍中のグループ・CHAYNEY(チェイニー)の敏腕マネージャーが、いつもよりちょっとコワモテの内田有紀さん。

夢を追う7人の成長とともに、まわりの人たちの情熱の形や心の変化も、物語の核となっていく。

 

「私の役、香坂すみれについたあだ名が、鉄眼鏡。真面目で堅くてしっかりしているから、そう呼ばれているんです。人との距離の取り方がちょっと苦手な人なので、私も軽めのヨロイを装着して(笑)、台詞もできるだけ淡々と、感情を出さずに口にしています。ですからちょっとこう、イヤな感じかもしれません」

 

以前から「難しい役、クセの強い役を演じるのは楽しい」と言っていた内田さん。一筋縄ではいかない複雑な感情を秘めているこの役を、ワクワクしながら演じているらしい。

 

内田さん自身、中学生からモデルとして活動し、17歳で俳優デビュー。早い時期から芸能界の中で成長してきた。

 

「アルバイト感覚でモデルをしていて、その延長でテレビに出てドラマに出て、わからないままやっていたという感じです。何の自覚もなく、まわりの大人たちに言われるまま、やらなきゃいけないことをしていたように思います。

このドラマにもそういうシーンがありますけど、人が人を育てる世界なので、礼儀だったり人との接し方だったり、たくさん私も学ばせていただきました。でもチヤホヤされることも多いし、マネージャーさんや周りのスタッフ次第で勘違いした大人になっていく可能性もある、怖い場所かもしれませんね(笑)」

内田有紀 全身

そんな中でデビューから間もない頃、内田さんは考えた。

 

「このままではちょっと変な大人になるんじゃないかなって。芸能界には染まらないぞって、それは頑なに思って生きてきました。

私は器械体操とかフェンシングとか、学生時代はずっと体育会系の中で生きてきたので、先輩に挨拶しない子とか見るとすごく不思議で。ちゃんと挨拶して、今日はよろしくお願いしますってやりたかったし、現場で特別扱いされるのもイヤだったから、片っ端からいろんな人に話しかけてコミュニケーションを図っていました。

別にお手本があったわけではないんです。ただ、偉そうにしている人とか、誰ともしゃべらない人とか、そういうのは見ていてイヤだなと思ったので、自分は絶対にしない、と」

 

自分らしく、そして

みんなと一緒に作り上げる

 

チヤホヤに流されることなく、自分のやり方で芸能界という荒波を泳ぎ、大人になっていった内田さん。今年、俳優デビューから、なんと30周年を迎えた。

 

「ね、なんか、変な気分です(笑)。いつまで経っても私はこの仕事に慣れないというか、慣れていきたくないというか。毎回、どんな仕事をしても緊張しますし。それでも時間は経ってしまうものなんですね」

 

 

内田有紀さんにしかできない役があり、内田有紀さんにぜひ挑戦してほしいという声が続き、彼女はずーっとドラマや映画に出演してきた。その過程の中で、彼女自身、大切にしていることがある。

 

「個性と協調性、両方大事にすることです。

私は自分に、特別な個性はないと思っているんです。でも年を重ねてきて、意外なところでこれはイヤだと思うことがあると気付きました。それが『個性』なのかもしれません。

個性を大事にってよく言いますけど、それってたぶん、自分がイヤだと思うことをしないこと。イヤな事があっても、たいていは人の顔色を見て、嫌われたくないから調子を合わせて黙ってしまう。でもそれって、自分を殺してしまうことですよね。これは違うと思うってはっきり口にすることが、個性になっていくと思うんです。

そして、それを理解してもらうということが『協調性』なのかなって。まわりにただ合わせるだけじゃなくて、自分の意見をわかってもらう努力をすること。私はこう思う、こうしたいと一生懸命説明して、それをみんながわかってくれたときに、本当の協調性が生まれるのかなって思います」

内田有紀 全身

ニットトップス¥42,900/リステア(アイレネ) スカート¥89,100/ビュ ーティフルピープル 青山店(ビューティフルピープル) ロングブーツ ¥97,900/アマン(ペリーコ) リング/スタイリスト私物

 

なるほど! この取材のとき、同時に行った『MyAge』の撮影でも、内田さんは用意した衣装を次々に試着してカメラの前に立ち、積極的にアイデアを出してくれた。

どんなコンセプトでどんな表紙と記事が求められているのか、みんなで意見を出し合ったおかげで、写真の完成度はどんどんアップ。「さすがはプロ!」と絶賛したくなる素晴らしい仕事を、内田さんは見せてくれた。

 

「以前なら私、性格的にはトラブルを起こしたくない方なので、相手が黒といえば、自分は白だと思っていても、わかりましたって引き下がることが多かったんです。でもここ数年、やっぱりそれじゃいけないって。確かにその場は丸く収まるかもしれないけれど、作品のクオリティは上がりませんよね。

だから今はそういう状況になったら、相手の意見を聞いた上で、一生懸命自分の脳みその中を相手に伝えます。

100人いたら100通りの考え方があるから、それをちゃんと伝えるのは時間も手間もかかって本当に大変なんだけど、そうしないと本当に良いモノは生まれない。そこで妥協して自分が沈んだ気持ちでやったら、絶対にいけないと思うんです。

これはわがままじゃなくて、この作品をよくしたいよねっていうことだけなんです。私だけが楽しければいいんじゃなくて、みんなが心の底から良かったねって言い合えるように。頑張って一緒に作り上げていくために」

 

撮影中もインタビューの最中も、ずっと笑顔で現場を牽引してくれた内田さん。きっとそのためにはすごいエネルギーが必要なのに、元気いっぱい。疲れなんて全然、感じさせない。

 

その体力と気力はどこから? 健康的な美しさの秘密は? 40代後半にさしかかった彼女がどうやって自分をキープしてきたのか、その具体的な内容は、11月1日(火)発売、内田さんが表紙を飾る『MyAge 2022 秋冬号』で。お楽しみに!  →詳しい内容はコチラから。試し読みもあります。

MyAge2022秋冬号 内田有紀表紙

 

 

『君の花になる』

内田有紀ドラマ ポスタービジュアル

元高校教師の仲町あす花(本田翼)は7人組ボーイズグループ・8LOOM(ブルーム)が共同生活する寮の寮母になり、ともにトップアーティストになる夢を目指す。敏腕マネージャーの香坂すみれ(内田有紀)も彼らの売り出しに興味を覚えるが・・。

2022年10月18日(火) 22時~ TBS系列でスタート

演出:坪井敏雄 加藤尚樹 宮崎陽平

脚本:吉田恵里香

出演:本田 翼 高橋文哉 宮世琉弥 内田有紀 夏木マリほか

公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kiminohananinaru_tbs/

 

 

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