オリンピックが始まり、若い日本の皆さんが大活躍する一方で、コロナの陽性者数は激増。
デルタ株の感染力は想像以上で、ワクチン接種の終わっていない層の増加が顕著ですね。
アメリカに住む28歳の息子は5月に2回のワクチンを終え、5月末から転職(コロラド州ボルダーに本社のある最先端バイオのスタートアップ企業・・と言っても何も分からない私)を機に3年間住んだサンフランシスコを離れ、現在、新しい働き方=ノマドスタイルに挑戦中です。
ノマドは遊牧民という意味で、移動しながら働くという事。
フリーランスのシステムエンジニアやプログラマーなどITの技術者では時々耳にする働き方ですが、サラリーマンで営業職、しかもそれなりの給料を貰ってのノマド生活はアメリカでも珍しい様です。ただしノマドといっても仕事はネット環境が命ですから、緑濃い山の中や紺碧の海の島で働くとはいかず、移動はネット環境が安定している準都市までに限られる様です。
彼は初めの6週間をメキシコで過ごしました。
メキシコシティとグアダラハラ、東京と大阪みたいな感じだそうです。
世界中から若者が集まるホステルに宿泊。コロナのことを考えると怖くなりますが「28歳の僕が2回のワクチンを終えてコロナになって重症化する確率は、アメリカに普通に住んで発砲される確率と同じ」と理論的に説明されると返す言葉がありません。
メキシコシティ在住中には「世界のトップレストラン50」のラテンアメリカ部門の第3位を獲得している「Pujol(プジョル)」に行ったりと、なかなかシャレた事をしていました。アメリカから友人が遊びに来たり、やはり楽しそう。今の日本にはない煌めくエネルギーがあります。
物価の安さもメキシコの大きな魅力でしばらくここにと思っていた矢先、会社から「国外への移動はNO」と言われ、フロリダに飛びました。
しかしアメリカ国内は物価高、28歳で年収優に1000万以上稼ぐ彼でさえ、たとえAirB&Bを使ってもアメリカ国内を点々として働くのはギリギリの生活だと言います。
フロリダでダルビッシュの野球を見たそうですが、球場で飲むビールが18ドル(約2000円)、AirB&Bはコロナで掃除代が280ドル(約31000円)かかります。(長期滞在しないと割りに合わな〜い)
そして、彼は先日シカゴの音楽フェス「Lolla Paloozaロラパルーザ」に参加。
「シカゴ楽しんでま〜す」と会場からLINEが来ました。
「Lolla Paloozaロラパルーザ」は去年はコロナで中止でしたが今年はフルキャパで開催。
ただし参加者はコロナワクチン終了者、もしくは72時間以内のコロナ陰性証明書の提示が求められます。4日間続くフェスに全部参加するとしたら途中で証明書をもう一度とってくださいと記載されています。
またワクチン終了者以外は参加中はマスクをしてくださいと。ワクチン終了者も室内はマスク着用です。また盛り上がる最後の2日間は全員がマスクを持参してくださいと。
デルタ株が広がる中での新規定ですが、果たしてどうなるか?
「コロナと共生する社会」を目指し、攻めますね〜。
独身で自立している息子・・・デルタ株情報を伝え「気をつけてね」とは言いますが、決めるのは「彼」です。
P.S.
日本のフジロックも今年は開催されますが「全面禁酒」「常時マスク着用」ということです。
日本は、国による対策の科学的なアプローチがなされているのでしょうか、少し考えてしまいます。