「でも、なにから始めたらいいか分からない」
野菜を育ててみたいけど・・・と相談される言葉の後に続く、「でも」・・の一言。
耕せる庭がある人も、レンタル農園チャンスがある人も、プランターの人も、興味はあるけど、枯らす不安、植物を育てる責任なども相まって、今一歩が踏み出せない・・そんな方が多い印象。
虫もいるし、日焼けの心配も・・、色々悩むところはありますよね。
一方「自分が育てた野菜を食べさせたい!」という気持ちから、山形に住む友人は今年、自宅の近くで野菜作りをスタート。
バギーで赤ちゃんがスヤスヤと眠っている間に、「育て方はネットで調べて、グッズは100均で揃えたんだ〜」と、マルチ(雑草を防いだり地温の調整などに便利なシート)やパオパオ(乾燥や虫や鳥などの害を防ぐためのシート)などを上手に使って、子供達が喜びそうな数種のお野菜をあちこちに育てていました。
(マルチが剥がれている所が気になって無視できず、気づけば自然に手にクワを・・・)
せっかく興味があるのなら・・と、個人的にお野菜デビューでおすすめしたいのが、ネギ!
冷奴、お味噌汁、おうどんの薬味になど、あれば助かる素敵野菜!
そんなネギはわざわざ種や苗を量販店で購入せずとも、スーパーで買ったネギの“根”さえあれば、自作のネギを育てることが出来るのです!
こちらは豚しゃぶをした時に残したネギの根。
(この時食べたネギがとても綺麗でさよならするのが辛く、植えることにしました)
残したヒゲ根部分のみ、畑に行くまで軽く水に浸しておきます。
私はいつでも根の成長をチェックしたり、お水を変えたり出来るよう、キッチンの蛇口近くに、透明のカップもしくはペットボトルの口に挿して毎日観察!
しばしの間「眺めるだけ栽培」を楽しみ、根が3、4センチほどに伸びたら定植(最終的に植え替えること)です!
畑では掘った溝の中へ一列に。
根元だけ土の中へ、そしてたっぷりの水を。
ここから2週間に一度ほど、少量の化成肥料を蒔いて成長の応援をしたり、ネギの白い部分が長くなるよう土を寄せ、好みの長さ、太さに成長するまで待ちます。
そんなネギ、畑ではすっぽり根から抜いて収穫しますが、お家プランター栽培の場合、
太陽の当たる場所に置き、土が乾いたら水をやるなどのケアをすれば、葉は健やかな成長を。
こうなれば使いたいだけ葉を切ってお料理に!
こちらは切って使うことで根を残すので、エンドレスにネギが楽しめる・・・はず!
この楽しさを知り「ヒゲ根持ってきちゃったー!」を繰り返した結果、成長様々なネギが並ぶ我が畑。
「一袋買っても使いきれない」と悩んでいる方、「ものすごくネギを使う」方、栽培の失敗が少なく食べてなお続くネギライフ、「これなら出来そう!」
そう始めていただけたら嬉しいです!
加藤紀子
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