コミュ二ケーションの苦手な若者が、最近、増えてるってよく聞くけど、原因はきっとコレ。
一人遊びがいつでもできる自分の部屋でゲームとか、同じ嗜好で気楽につるめるSNSとかばっかりしてたから、新しく人間関係を築く努力をしたくないというか、してこなかったからやり方が分からないし、第一めんどうなのではないか、と一条は思います。
今までコレで問題なくやっていたし、切羽詰まった必要性もないのではと想像します。うん、たぶんコレだ。
自分と同じ世界の人とばかりつきあうから、趣味や世界観の違う人とはうまくコミュニケーションがとれないんだろうけど、きっとこの手の若者は、将来に夢も希望も野望もぼんやりとしかないのではと思います。
野望に向かって走る人なら「コミュ障でぇ」とか言ってられませんからね。
社会に参加するようになると、必要に迫られて嫌でも努力せざるを得ないし、コレは「痩せたい」「食べたい」の構造と同じで、どっちの欲望がより強力かによって結果はハッキリ出るよね。
痩せたいけど痩せる努力は苦手って人は、決して痩せることができないのと同じで、自意識高くて注目されたいけどコミュニケーションは苦手って人…いたとしても目的達成能力は低そう。芸術関係ならあり得るけど、コミュ障の社長とか、芸能人とかはあまりいないと思うし、いちばんいない職業は間違いなく政治家だな。
最近の子供の憧れの職業No.1は「YouTuber」なんだけど、コレはまあたぶん、「人気者になってお金も稼げる」から、ではないでしょうかね。昔から子どもの憧れの職業はほぼこの二択で、人気と金!人気だけでも金だけでもないところが、夢と現実両方いただきという感じで、さっすが「憧れ」。
子どもって身の程知らずだから恐ろしいほど欲張りだなと、つい思ってしまう一条だが、欲望は力の源なので頑張ってね。それにしても、コミュ障のYouTuber…チョット成功は難しい気がするから、将来の夢に向かって突進するなら、コミュ力つけないとマズイですよ。
若者がどんどん省エネスタイルになっていって、不満ではあるが低コスト低賃金に慣れてきて、革命を起こす気力体力もなく、面倒なことから遠ざかって、できるだけ楽にということは小さく生きるということで、明日の日本に夢を持てない状況が気の毒。きっと呼吸も浅そうだな。
昔に比べたら「憧れの国」がない日本人が、ずいぶん増えたらしい。そういえば、海外旅行に行きたいという日本人が減ったらしいし、ハリウッド映画より日本映画の方が興行収入はいいし、日本人は海外に夢を見なくなったみたいですよ。今まで意識も行動も外に向かっていた日本人が、今は内を、日本を見てるってことは、う〜うぅ‥‥コレは微妙‥この状況は良いのか悪いのか?
そもそも人間というものは体から何かを外に出すと快感を感じ、出せないと苦痛を感じるように創造されているのよね。声を出すのもそうだし、汗や涙、うんちにおしっこ、経験ないけど、精液なんかはその極みでしょ?経験ないけど(笑)。
反対に出せない!便秘はつらい。うんちもおしっこも出すのを我慢するのはつらい!涙が出せないのも痛いしつらい。出すという行為はポジティブで、出せない行為はネガティブなのよ。
小さなコミュニティの中でひっそりと波風立てずに生きていく人生を否定する気は無いけど、若者が元気ないのはやっぱり寂しいのよね。無駄に元気でたくましい老人と、どんどん少なくなる省エネの若者。コレはマズイ!まじで日本の危機だけど、今さら子供は産めないので、とりあえず老人ができるいちばん素敵な社会貢献をしようと一条は思います。
健康保険や介護保険や高すぎる延命治療なんかせずに済むよう、目標は『ピンピンコロリ』、コレ一択です!!健康にピンピン生きて、コロッと死ぬ!他人に迷惑をかけたくない日本人としての最高の死に方はコレよねえ。
ということで、今日も健康に磨きをかけねばと、アレコレ色々努力を重ねながら、快食快眠快便生活を実践しておりますのよ。あー今日もご飯が美味しい♡
ぶ~け1992年1月号表紙
取材・文/佐藤裕美
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