今年の夏は照りつける太陽が足りず、トマトもキュウリも一気に元気をなくした8月後半。 そんな中、うっかり大好物のピーマンを植えるのを忘れたくせに、ハラペーニョ(三色)と青唐辛子はしっかり植えていたおかげで、灼熱の太陽のようにそのエリアだけ激しく赤く色づいています。 だけど我が家は二人家族。 辛いもの大好きな私と興味薄の夫。 さてどうしようかな。 レシピ本やネットパトロールをして、お気に入りレシピを探し、見つけたのは ハラペーニョ味噌!! 山形で毎年作っているお味噌に、お酒やお砂糖、刻んだハラペーニョを、鍋で火にかけて混ぜたら出来上がり! 熱々白ご飯の上に乗せて食べたら、ピリっと辛くて、まあ、美味しい! その昔行ったパプアニューギニアで「これさえあれば、おかずがなくてもご飯が進む!」と教わった"ピリピリさん"という名の辛いソースを思い出しました。 スライスにんにく入り、ハラペーニョ三色ピクルスは、友達へのプレゼント。 昔は可愛くハンドクリームとかハンカチを手土産にすることが多かったのに、いつからだろう、ちょっとしたプレゼントが野菜加工品になっちゃったのって・・。 大人になるって色々平気が増えて嬉しい。 5年前、テレビ番組のコーナーで「野菜作りをしませんか?」と誘っていただいたのをきっかけに、畑デビューした私。 当時の私は、何ら野菜に興味もなく「どうして私に畑のお誘い?」と戸惑っていると、交際中の彼(のちの夫)が「やった方がいいよ、絶対楽しいよ! 断ることは許さないぞ!」的な勢いで背中を押してくれたのと(なぜなら彼は、毎月、無農薬野菜を徳島から取り寄せていたほど、食に対する興味の強い人だった)、 他のタレントさんがクワ持って「畑たのしー!」なんてシーンを見たら私、泣くなあ・・とも思ったので、お引き受けしたこのお話。 国分寺にある農家の方の、畑の一角をお借りしてスタートしてみたものの、右も左もクワもスコップも何にも知らない畑一年生。 (畑デビューは見事なまでのヘッピリ腰&綺麗な格好での作業ですね、あはは) 振り返ると、30代最後に新しいものへ挑戦してみて良かった! と心から思うほど、44歳の今、野菜に私自身が育てられているような気がしています。 さて、いよいよ畑は秋冬野菜の準備が始まります。 冬のキャベツ、冬のブロッコリー、大根・・煮込みたくなるー! (まだ植えてもないのに、想像でいつもこうなります) 加藤紀子
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