覚悟を決めるというか、気持ちを引き締めるというか、気合いを入れるというか。
土の上に立ち「では始めますか」そんな風に姿勢を正すというか。
前回「夏野菜に向けての第一歩」として、枝豆やトウモロコシの苗を植えたことを書きましたが、これらの野菜は一つの苗につく実の個数がある程度予想出来て、ゆっくり育っていく行程をほのぼの眺めながら楽しめるのに対し(過去の経験上、枝豆はひと枝に鈴のような束でひと房、トウモロコシは二、三個の記憶)
上の写真の苗たちは、育ち始めたら・・・実をつけ始めたら・・・
トマらないぜ! キュウに行くぜ! 収穫をナスむ(休む)暇ないぜ! 畑に来ないとオクラ(怒る)ぜ! ワーキングピーマン(ウーマン)って呼ばせちゃうぜ!
・・・興奮してしまいました。
そんなわけで本格的な夏野菜の苗、植えます!!
トマト、ナス、キュウリ、オクラの苗をポットから外し、マルチ(黒のシート)に穴を開けて植え替えたら、もう後戻りは出来ない!
成長過程でツルがうまく伸びるよう支柱をしたり誘引したり、太陽が当たるように、もしくは当たりすぎないよう、栄養が無駄に分散しないように必要なケアをして、うまく花が咲いた! 実がついて嬉しい! と無事に喜べたら、その先にあるのは待ったなしの夏の収穫祭!!
トマトはツタをグングン伸ばして実を付け、キュウリは目を離した隙に伸びた!と思うほどの速さで成長し、ナスはヘタ周りのトゲをギンギンに尖らせイケイケボディに(ちなみにナスとオクラはトゲが当たったり刺さったりするので慎重に収穫します)と、なってくれますよう。
「ロケがあるから」「ライブに行きたいし」「眠いし起きたくないなあ」
こんな言い訳が一切通用しないのが夏野菜の成長。
だからこそ、苗を手にした瞬間、改めて気合を胸にしっかり。
「野菜を育てると決めた責任もあります!」なんて言えばかっこいいけど、汗をかいた後、この野菜達をかみしめた瞬間の喜び! 心と口が満たされる瞬間は、何事にも代えがたく!
嬉しい忙しさ、これより楽しみまーす!!
加藤紀子
公式ブログ 「加藤によだれ」 https://ameblo.jp/katonoriko/
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