冬の畑ではまずはインナーをしっかり仕込み、その上にトレーナーやパーカー、フリース的ジャンパー、さらに冬用割烹着を身につけ、カリフラワー並みにモコモコな状態で作業をするのですが、なんと先日、畑ファミリーから誕生日に!と防寒ジャンパーとあったか長靴をプレゼントしてくださいました〜!
ジャンパーは暖かいのに薄く、長靴はホクホクと暖かいのに軽く、時代の進化に感謝ー!!!
自分では破れたり穴が空いたり不具合が出ない限り、慣れたアイテムを変更することはないので、なんとも嬉しい頂き物!
これで動きも軽やかに、作業やお手伝いが出来そうです!
(ルッコラの折れた葉を外して出荷の準備。その手にはめている手袋、いつからか片方ずつなくなってしまい、別々をはめての作業。
こんな風に「まだ使える!」と新調しないから「新しいものをあげなくちゃ!」と思わせてしまうのかもなあ・・。)
二人家族の我が家、野菜を消費するのに普段の料理だけでは追いつかない時があります。
ロケ!外食!お呼ばれ!今日も白菜に、大根に辿り着けない・・・と悩む日があります。
そんな時には、レッツお漬物!
仕込んでしまえば失われていく鮮度にハラハラすることなく、お漬物としてじっくり楽しませてくれる嬉しい作業!
先日はこんなのを作ってみました!
ワシワシと育ったカラシ菜の茎をポキリと折って収穫し、塩で揉んで重石で一晩水分を抜いた後、薄口醤油(薄い色に仕上げる作戦)、酢、昆布、鷹の爪を加えてしばしモミモミ。
数時間寝かせたら、はい、完成!
“カラシ菜”と呼ばれるから辛いのか?と思いきや、辛さというより、やんわりな苦味と小さな甘みを併せ持つオリジナルなお野菜。
そのまま食べても、刻んでおにぎりに入れても美味しい一品が完成しました!
(ここに鰹節を乗せると、ちょっとしたおつまみにもなります)
こちらは“サラダカラシ菜”と“カブ”(上)、”白菜”のお漬物(下)。
朝、出かける前に塩もみしておいたものをロケ先へ持って行って、夕飯のタイミングでスタッフみんなにプレゼント!
20代ならクッキーでも焼いて持って行ってただろうに
30代ならフルーツタルトでも焼いて行っただろうに
40代ともなれば自家製漬物を密閉袋に詰めて・・って私も大人になったなあ・・しみじみ。
そんな白菜はアレンジ自在!
去年の冬は畑メイトさんと“キムチ”作りにも挑戦しました。
塩漬けしておいた白菜に唐辛子、りんご、人参、ニラなんかをたっぷり刻んでよく混ぜたものを、葉と葉の間にたっぷり塗りこんで出来上がり!
見た目のインパクトは100%辛いに違いない!な雰囲気ながら、コクのある美味しいキムチに仕上がりました。
そして今年は中国風漬物だ!と先日、“ラーパーツァイ”を作ってみることに!
とはいえこの“ラーパーツァイ”、お店でしか食べたことがなかったので、カチャカチャとレシピを検索しつつ、その間に白菜は天日干しに。
太陽の力で無駄な水分が飛んで味がしっかり入ってくれることを願いつつ、ほどよき乾き具合になったところで白菜を食べやすいサイズにカット、塩もみしてさらに水分を出しきったら、調味料を。
「どうかな?」と味見してみると鷹の爪か花椒のどちらかが物凄い勢いで強く、「失敗した!」瞬間に反省するほど辛かったのですが、時間をおいて味をなじませたら、まあ不思議!酸っぱくて甘辛い、ごま油の香りほのかに香る、おかずのようなお漬物となりました。
このように冬は白菜だけではなく、大根を切り干ししてから醤油付けにしたり、生のままで千枚漬けにしてみたり、生姜はスライスしてお酢と砂糖に漬けてガリに、夏にはらっきょうを塩漬けと醤油漬け、それぞれ作ってみたり、枝豆のにんにく醤油付けは誰が来ても必ず喜んでくれたり、ピクルスはどんな野菜でも受け入れ生ハムなんかに寄り添ってくれたりと、野菜を無駄なく焦らず食べる工夫一つで、違った楽しみ方を季節ごとに味わわせてくれます。。
ただ問題なのはご飯もお酒も進んでしまって・・・嬉しくもありなんとも悩ましい悲鳴が今夜も我が家に響きます!
加藤紀子
公式ブログ 「加藤によだれ」 https://ameblo.jp/katonoriko/
「加藤紀子のエスプリ カフェ プラス」 http://www.ellebeau.com/electore-journal/n_kato/