こんにちは、眠りの力があなたを変えるネムリノチカラ代表、快眠コンシェルジュのヨシダヨウコです。
睡眠不足大国の日本。4人にひとりは、何かしら睡眠に問題を抱えていると言われています。
睡眠障害といわれるものは実は、たくさんあります。
今日は、睡眠トラブルを動物のタイプに置き換えてみました。
あなたは何か当てはまりますか?
フクロウタイプ(「入眠障害」)
夜の番人のようなフクロウは、あまり寝ているイメージがありませんよね。でもフクロウも、もちろんちゃんと寝ています。フクロウは、片目をつぶり半分の脳を交互に休める半球睡眠という方法で寝ています。
寝付きが悪いタイプの人には、様々な原因が隠れています。運動不足、生活リズムの乱れ、更年期など、ひとつの要因でないこともあります。そのためこの症状で悩む方は多いのです。
カラスタイプ(「早朝覚醒」)
朝早くから活動的に動き回るカラス。
人間も年と共に早起きになって困る…というお声を良く聞きます。
『アー、3時だ、アー、4時だ、アーだんだん明るくなってきちゃった』…そのうちジリリンと目覚ましがなって、結局ベッドから起き上がるなんてことも。
この場合は、トータルの睡眠時間がとれているのか? 日中の眠気は日常生活に差支えない程度なのか?を、まずはチェックしてみてください。そして、何もすることがないからと、20時、21時など早くにおやすみになって、「早起きで困る」という場合は、起きたい時間から適正睡眠時間(7~9時間)をひいた時間に就寝するようにしてくださいね。
ハムスタータイプ(「中途覚醒」)
ハムスタータイプはちょっと寝ると起きてしまう、分眠型です。同じように寝たと思ったら目覚めてしまう方の中には、トータルで6時間寝ているから大丈夫!という方もいます。でも、ちょっと待ってください。あまり寝て起きてを繰り返すと「睡眠の質」が悪くなるんです。特に夜の主睡眠の寝始めは、カラダに必要な成長ホルモンなどの分泌される時間でもありますし、そこが大事なところでもあります。
中途覚醒にも原因はたくさんありますが、ストレスや寝る間際までの飲酒なども大きく影響しますので、ご注意くださいね。
キリンタイプ(「熟眠困難」)
キリンって何時間くらい寝ると思いますか? 答えは4.5時間くらいです(「Zepelin,et al,2005」より)。とても短いですよね。草食動物であり、大型でもあることから大量の食物が必要になります。そのため一日の大半を捕食にあてることになります。さらにあの長い脚を折りたたんで寝てしまうと、起き上がるまでに別の動物に襲われる可能性があり、野生のキリンは立ったままで眠ることが多くなります。短い睡眠にストレス!
人間でも短眠でストレスがかかれば、病気になります。寝られない原因は睡眠環境、それとも心的要因? まずそれを探してみましょう。
ライオンタイプ(「起床困難」)
いわゆる朝寝坊は、気の緩み、根性がない、怠け者と思われてきたふしもありますが、生活リズムが乱れたことから始まる場合がとても多いのです。
眠れないから遅くに寝て、朝起きられない。遅くに起きたから夕方にかけて調子が上がり、また夜更かしになる。そうこうしているうちにドンドン睡眠は後ろにずれていきます。
人の体内時計は24時間よりも少し多いので、睡眠は放っておくと後ろにずれてしまいます。ライオンのように無駄なエネルギーを使わないために起き上がらないのではなく、朝ごはんをしっかり食べてお日様にあたる生活で改善することが大切です。
自身で生活リズムを整えて治せるものから、通院を必要とするものまで、睡眠障害には様々な症状があります。気になる方は、日本睡眠学会のホームページに認定医の一覧があるので、参考にしてみてください。
では、今宵も良い眠りを。
ヨシダヨウコ
ネムリノチカラ