自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
体と心にきく 毎日のツボ
第5章 「見た目」アップで仕事も恋愛も成功させる
第5章では、美容にきくツボをご紹介。
ごわつきがあったりギトギトした脂っぽい肌だと、100年の恋もさめてしまうのではないでしょうか。
今回は、「脂性肌」をさっぱり整えて、清潔感のある肌になるツボをご紹介します。
もしかしたらこの項目に目をとめた人は肝体質ではなかったでしょうか? イライラしたり短気な性格だったりは、血液循環が滞りお肌の新陳代謝にも影響が出ます。そもそも男性特有のギトギト脂性肌はどうしてなるのでしょう? 男性ホルモンの影響もあって、過剰な皮脂分泌が原因の場合が多いといえます。
髭も無視できません。髭を剃るとき、肌を傷めない程度にしっかり毛穴の奥にある汚れを浮き出してとり、肌を清潔にしたら、水分をたっぷり与え肌を柔らかくすることから始めます。まずはごわごわしたかさつきをなくしましょう。
効果的なツボは、「陽白(ヨウハク)」と「完骨(カンコツ)」です。
眉の中央から1㎝上にある「陽白」を中指で押し、耳たぶの後ろにある乳様突起中央の後方のくぼみ「完骨」を親指で押します。それぞれゆっくり約3秒ずつ左右いっしょに押してください。肌の内側に働きかけて脂性肌に効果があります。
生活習慣を見直しつつ、このツボを押せば脂性肌が改善します!
「陽白(ヨウハク)」「完骨 (カンコツ)」
眉の中央から1㎝上にある「陽白」を中指で押し、耳たぶの後ろにある乳様突起中央の後方のくぼみ「完骨」を親指で押します。それぞれ約3秒ずつゆっくり左右いっしょに押してください。
【もっとイイネ!】
日頃の生活習慣の乱れも影響します。脂っこい食事はできるだけ避けるようにしたり、食べすぎにも注意しましょう。また、イライラしたりすることのないよう精神的にも安定した生活を送ることが秘訣です。
次回は、肌悩みのなかで非常に多い、「乾燥肌」が気になる人におすすめのツボをご紹介します。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子