自分でもできる養生として、人気の「ツボ」押し。鍼灸師、深町公美子さんによるシリーズです。
体と心にきく 毎日のツボ
第5章 「見た目」アップで仕事も恋愛も成功させる
第5章では、美容にきくツボをご紹介。
お腹まわりがぽっこりしていると、パッと見た印象もあまりよくないですね。
今回は、スマートな好印象が与えられる、「お腹ぽっこりの改善」に効果抜群のツボをご紹介します。
薄着になるシーズンが近づくと、体形が気になってきます。とくに目立つのはお腹まわり。やせていてもお腹まわりだけ脂肪がついて太いとか、なんとなく下半身全体が重いとか。ベルトで締めてなんとかごまかしているにしても、スーツ姿はやっぱり決まらないという悩みをかかえている人は多いのではないでしょうか。ビール腹だなんて息巻いていても始まりません。
ただし、肥満と違って、とくにお腹はほかの部位に比べて、努力によっては減量効果が出やすい場所なので、頑張りがいがあるところです。
まずは、「帯脈(タイミャク)」というツボを1日20回毎日押してあげましょう! ここは、なんといっても膨満や水がたま
りやすくなった腹部に効力を発揮するツボです。
場所は、肋骨の一番下の骨からまっすぐ脇腹に沿ってお臍位置まで下がったところの左右にあります。
悩みの多いお腹ぽっこりがすっきり改善します!
「帯脈 (タイミャク)」
「帯脈」は、ひじを直角に曲げたときにひじが当たる腰骨の部分です。
腰骨をつかむようにして親指をツボに当て、1日2 0 回左右いっしょに押しましょう。膨満感や水のたまりやすくなった腹部がすっきりします。
【もっとイイネ!】
仰向けに寝て、お臍の下から指3本分下のところにある「石門」(「のぼせを鎮めるツボの回参照)を押したまま息を吐きながら上体を軽く起こすのを2 0 回くらい繰り返す腹筋運動を加えるとより効果が出てきます。
次回は、「くびれたウエストライン」がゲットできるツボをご紹介します。
構成・編集/U T U . h i m u k a イラスト/丸山裕子