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手指のこわばり、痛みってどうすればいいの?

荻野こず恵

荻野こず恵

体育大学卒業後、電気メーカーの営業職に。幼稚園教諭を経てアメリカへ。
アメリカ10年の滞在中に「ファミリーケア」という地域の家庭医療体制のボランティアチーム代表として活動。
帰国後、本格的に医療を学び、2002年 Familleファミーユを開業。… 続きを見る

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本格的に寒くなり、紅葉も美しく
今年も残り1か月となりました。
年末に向けて、より忙しくなる時期ですね。

第40回『手指のこわばり、痛みってどうすれば良いの?』

さて、今日のYOJOは、
『手指のこわばり、痛みってどうすればいいの?』
についてお話ししたいと思います。

段々寒くなって来ると手足の冷えとともに

我慢できないほどの痛みではないけれど
手指が何となく動かしにくい、関節の腫れ・痛み
変形などの症状がみられる方も多くなります。

 

 

手指がこわばる・痛んで腫れる・変形してくるなど
関節リウマチに似た症状が出る病気に、
手指の変形性関節症があります。

 

膝の変形性関節症と同じように、手指の場合も

加齢と共に関節に繰り返し負担がかかって、
関節軟骨がすり減って起こります。

更年期以降の女性に多くみられるため、
女性ホルモンの減少と関連して起こるのではないかと
考えられていますが、はっきりした原因は
まだわかっていないようです。

 

 

起こる部位によって
「へバーデン結節」…第一関節の痛み・変形
「ブシャール結節」…第二関節の痛み・変形
「母指CM関節症」…親指の付け根第三関節の痛み・変形
などがあります。

 

 

部位によって呼び方が異なりますが、
関節の腫れ、痛みや変形など症状は同じです。
2~3年位で自然と治まるようですが
残念ながらいったん変形した関節は、

もとに戻す事が出来ません。
老化現象の一つなので、個人差はありますが
誰にでも起こり得る症状です。
痛みや変形が起こらない為にも日頃の予防が
とても大切になります。

 

 

年齢と共に硬くなっていく関節を日頃から
ほぐし、ゆるめる事が予防へとつながります。

 

 

『手指の関節の腫れ・痛み・変形を起さない予防法』
入浴中お湯の中に手を浸けながら下記の動作を

行ってみてください。
1.「グー・チョキ・パー」「パー・チョキ・グー」
「チョキ・パー・グー」「グー・パー・チョキ」など
2回ずつ、じゃんけんの色々な組み合わせをしながら
手の指を大きく動かす。

 
2.指の第一関節・第二関節・第三関節をもみほぐして
軟らかくする。
毎日の生活の中で私たちは

手をよく使い、酷使しています。
腫れや痛み・変形がひどくなってしまうと
動かす事が出来なくなってしまうので、
手を使い過ぎた時や手指にこわばりを感じた時にも、
良くもみほぐして、手を労わる事も大切です。
とても簡単な方法ですが、

毎日継続することで予防効果は高いですよ。

 

 

では、笑顔で元気に素敵な毎日YOJOを~♪

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