「マインドフルネス」は日本の禅をルーツとし、海外で確立された瞑想法。ストレスに負けない心をつくるさまざまな効果があるのだとか。今回はその効果について詳しくご紹介します。
〈マインドフルネスの効果〉
自律神経が安定し、
心が一定になる
マインドフルネスは呼吸を整えて今に集中するため、自律神経が安定。今この瞬間の体験に注意を向け、あえて判断はしないことで自分と自分の思考の間に距離を置けるので心が一定に。
集中することで
リラクセーション
効果が得られる
瞑想して自分の体に注意を向けると体に緊張があることに気づけます。そこに注意を向けると集中力が高まり、その感覚に気づくと緊張が解け、リラクセーション効果が得られます。
自分をコントロール
できるようになる
今この瞬間の自分を観察すると、等身大の自分を受け止められるようになります。自分に限界があっても無理をする必要を感じなくなって心穏やかになり、自分をコントロールできるように。
ネガティブな
思い込みがなくなり、
生きやすくなる
瞑想をすると思考を客観視する習慣がつきます。そのため、〝自分はダメだ〞などといった自分の思考がつくり出す、ネガティブな妄想から離れられるようになり、今より生きやすくなります。
病気や異常に
気づきやすくなり
自然治癒力が高まる
瞑想中は体の隅々に意識を向けるので、病気や異常に気づきやすくなります。痛みやかゆみなども嫌だと評価するのでなく客観的に観察。するとそれが軽減していき自然治癒力も増します。
次回はマインドフルネスの基本、「座る瞑想」についてご紹介します。
撮影/天日恵美子 ヘア&メイク/木下 優(ロッセット) モデル/栗本奈央
スタイリスト/井川翔子 イラスト/内藤しなこ 取材・原文/和田美穂