暑い夏も少しずつ終わりに近づき、そろそろ秋の気配。そんな季節はどこかに旅立ちたくなりますね。
この連載の初回で、マイルをためることが旅上級者を目指す第一歩、というお話をしました。
旅行はもちろん、ショッピングなどで貯めてきたマイルがそこそこ増えている、という人は多いはず。
とはいえハワイまでの特典航空券(4万マイル前後)をゲットできるほどではない。
一般的には5000~1万マイル程度たまると、活用法を考えはじめるのではないでしょうか。
マイルを使いこなすには、まず月に一回程度は航空会社のサイトで自分のマイル口座をチェックすること。
ANA、JALの場合、基本的な有効期限が3年となっています。じっくり3年かけて貯めるのもアイデア。
また、ANAならANA Skyコイン、JALならeJALポイントという、航空券やツアー代金に充当できる架空コインに替えることもできます。
自分がどれくらいのマイルを保持しているのか確認しつつ、マイルがダブルでたまったり、
通常よりも少ないマイルで予約できるなどお得なキャンペーンが出ていないかチェックしてみましょう。
それでは、微妙に貯まったマイルを賢く使って旅に出る方法をお伝えしたいと思います。
※出発日、予約クラスなどで条件が異なることがあります。
◆5000マイル
ANAマイレージクラブから、バニラエアの片道分無料特典航空券に交換可能。
バニラエアの拠点となる成田空港から札幌、奄美大島、あるいは関空から函館や奄美大島などのルートが選べます。
片道なので、もう片道分は同じくLCCで値段の安い日を選べば、かなりお得にきままなおひとり国内旅行が楽しめます。
カニや旬の寿司、山菜や果物などこれから秋・冬の味覚が楽しめる北海道へ美食めぐりの旅、なんていうのもオススメです。
また、ANAの場合、マイルをオンラインでANAの航空券や旅行商品の支払いに利用できる電子クーポンANA SKY コインに替えることも。
1マイル=1円なので、5000円分の電子クーポンと引き換えができます。
◆6000マイル
スタートと同時に大人気なのが、JALの「どこかにマイル」。
往復分6000マイルで国内のどこかに旅できるというユニークなもので、希望日をオンライン上で入力すると4つの候補地が提示され、予約をするとその中の「どこか」が当たるというもの。
通常JALの国内線の特典航空券は1万2000マイル~が必要。それが半分のマイル数になるというのが大きな魅力。
オンライン上の候補地が気に入らなければ再検索することで候補地が変わってくるのでより自分が行きたい場所を絞ることもできます。
岡山、宮崎、札幌、松山など、全国の候補地が登場してワクワク。
◆7500マイル
JALの韓国までの片道特典航空券に利用可能。片道なので帰路はピーチ、ジンエアー、チェジュ航空などのLCC狙いで。
あるいは、韓国発券の日本行き往復チケットを購入すれば、日本帰国後も日本~韓国の片道分が残るので、再訪するお楽しみも。
◆1万マイル
前述の、ANAのバニラエア無料特典航空券の往復と交換可能。
また、面白い旅先としては羽田~八丈島といったルートも、ローシーズン時なら1万マイルで往復できます。
直近のローシーズンは12/1~12/22あるいは2018年1/8~2/28。
JALもローシーズンを選べば国内の路線の往復が手に入ります(※一部適用外あり)。
実は、さらにうれしい裏ワザも。次のページでチェックを。
さらに裏ワザ。
もし、国内出張が多いのであれば迷わずデルタ航空のスカイマイルに加入してください(無料です)。
デルタ航空独自の「ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーン 」は、日本国内のすべての航空会社のフライト搭乗ごとに500マイルをくれるというなんとも太っ腹なキャンペーン。
ANAやJALはもちろん、ピーチやバニラエア、スカイマークなどLCCでもOK!
スカイマイル一般会員はひとり最大10フライト分(合計5,000ボーナスマイル)を獲得できます。
ただ、5000マイルだけではデルタ航空の特典航空券をゲットすることはできないのですが、さらに裏ワザ。
デルタ航空では、足りないマイルを購入する「バイ・マイル」という制度があるので、足りない分を買って補てんするということができるわけです。
ユナイテッド航空も、バイマイル制度があり、メールマガジン登録をしておくと、ひんぱんにボーナスマイルキャンペーンのお知らせが来ます。
先日は、5万マイル以上購入すると100%ボーナスマイルが付与されるというお知らせが!
つまり、5万マイル分で10万マイル獲得。
思わず、入ったばかりの原稿料をつぎ込みそうになった部長でした。
♪♪♪ 寺田部長、今月の出張:ミクロネシア連邦・ジープ島
なんと十数年ぶりに夏休みを取りました!向かった先はジープ島。
一度は行きたい絶景スポットとして話題になった電気もネットもない南の小島。
アクセスは、グアムからトラック諸島のゲートウェイとなるチュークまで飛行機で約1時間。さらにチュークの港からボートで40分ほどで到着。
一周わずか3分ほどの小島にバンガローが2棟。今回はベテランダイバーの友人たちとそのグループに同行。
私はシュノーケリング派ですが、お天気もよくそれはすばらしい海中散策を満喫。
さらに島では外のデイベッドに枕とタオルを運び込み、浜辺で寝るというなんとも贅沢な体験も。
真夜中にスコールで起こされることもあれば、ふと目を覚ますと満天の星空と月が浮かび上がる瞬間に遭遇。あるいは朝焼けの海を眺めながら目覚める幸福。
雨水をバケツ一杯でシャワーに使ったりとワイルドな生活でしたが、ネット社会から完全に隔離されたデジタルデトックスな体験が心身をリフレッシュしてくれました。