大人の髪色って、どんな色が素敵なのでしょう。白髪染めをするとき、何色をチョイスしていますか?
今井志保子(いまい しほこ)
カラープロデューサー。色のプロフェッショナルとして雑誌、テレビ、新聞、企業PR媒体にて執筆・監修・出演の他、イベントや研修、商品開発、個人カラーカウンセリングなど多方面で活躍中。著書に『色で美人に生まれ変わる! 3daysレッスン』(SBクリエイティブ)などがある。
◆大人の髪色は、ナチュラルな黒髪がおすすめ
皆さんは、髪の色にどれくらいこだわっていますか?「サロンでお任せしている」「なんとなくダークブラウンかな?」という人、多いのではないでしょうか。実は、髪色は印象に大きく影響する、とカラープロデューサーの今井志保子さんはいいます。
「人間は情報の9割近くを視覚から得ていますが、中でも色のインパクトはとても大きいと言われています。たとえば、誰かの説明をするときに『ほら、あの黄色いシャツを着ていた人』とか『ブルーのネイルしていた人』などと説明すること、ありませんか? また、白いインテリアの部屋と、黒いインテリアの部屋では印象がまったく変わりますよね。人の記憶には、色情報がしっかりと残るのです」と話す今井さん。
ならば髪色も、とても印象を左右するはず。
「大人世代におすすめなのはナチュラルな黒。人間本来の髪色に近い黒が、相手に安心感を与えます。たとえばサクランボが白いと違和感を感じますよね。赤なら感じません。本来の色というのは人に安心感を与え、よい印象をもたらすのです」
「また、黒は影の色。肌を引き立てる効果があります。黒は肌に光を感じさせるので、私たち世代にはとても効果的なんですよ。さらに、黒は高級感を感じさせる色なので、髪色が黒だと気品も漂います」
◆色のマジック!? 生え際の白髪にご注意。
下の二つの四角をよく見てください。中央にある肌色の紙は、左右とも同じ大きさです。ところが、左側のほうが大きく見えませんか?
肌色の紙を私たちの肌、黒の紙を髪ととらえると……
「左側の白い紙の部分は、生え際に白髪があるのと同じ現象を表しています。左側は顔まわりに染め残しがある状態。顔が大きく見えています。右のように生え際をきっちり染めてあると、小顔に見えるわけです。色は、こんな風に印象を左右します」
生え際の白髪が伸びてきたけど、忙しいからもうちょっと放置……なんて油断していたら、顔が大きく見えているのかも!? 引き締め効果のある黒で、しっかり染めなければ!!
◆肌の色と黒髪の関係は?
「私たちは、肌や瞳の色から “パーソナルカラー”で分類することができます。日本人の多くは、ブルーっぽい青み肌か、イエロー系の黄み肌のどちらか。洋服やメイクは、パーソナルカラーに合わせて色をチョイスすると、より本人の魅力が引き立ちます」
青み肌と黄み肌、髪色は何が似合うのでしょう?
「バージンヘアのような自然な黒髪色は、実はどちらの肌にも似合うんです。日本人の肌にはよく似合います。白髪染めをするなら、自然な黒髪色がおすすめ。顔色がとてもきれいに見えるんですよ」
「黒髪メラニンのもと(*1)」だけで染める花王リライズは、そんなナチュラルな黒髪色を叶えてくれる新しい白髪染め。好印象を与える髪色で、自分の魅力を最大限に引き出したいですね!
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撮影/山田英博 ヘアメイク/木村三喜 構成/島田ゆかり