四季折々素晴らしい景色を見せてくれる箱根は東京からも日帰りで行ける外国人にも人気の観光スポットです。
前回は箱根神社・大涌谷のハイキングコースをご紹介しましたが今回は絵画の中にいるような景色を観ながらお茶をいただける私の大好きな美術館をご紹介させていただきます。
成川美術館は、現代日本画に焦点を絞り、特に戦後の日本画の素晴らしさを広めることが設立の目的だそうです。(成川美術館館長・成川實氏)
4000点を越える収蔵品は有名作家・実力作家の作品だけではなく無名であっても将来有望な画家、世にまだ知られていない気骨ある芸術家達をいち早く認め、それらの作品を精力的に収集・展示しています。
成川さんの解説を伺っていると作品に込められたメッセージが理解出来て作品の素晴らしさに感動も深まります。今回は日本の象徴であり、「不二」とも書かれる名山・富士は、多くの日本画家達が挑んできたテーマです。
季節ごとに作品を入れ替えた企画展も開かれて とても好評です。
現在開催中の「日本の煌めき〜富士を中心に〜」では、平山郁夫、加山又三、東山魁偉、高山辰雄、山本岳人、杉山寧、堀文子、岡信孝、小笠原元、平松礼二他。富士山がみごとにそれぞれ美しく描かれて元気をいただきました。名画を目の前に見られるのはとてもうれしいです。
「春のめざめ〜歓びをつたえる春の花」全長13mの屏風の大作など華やかな作品があるこちらの企画展と併せて鑑賞すると新春にふさわしく希望に満ち明るい気持ちになりはこました。
「(新しい女性美を描く 石本正展)もとても官能美と艶に溢れる独自の女性美を描いた作品で現在京都市立芸術大学名誉教授だそうです(1920年生まれ)。とても美しかったです。
「小杉拓也展 金属と漆による造形」 彫金と漆芸という日本の伝統工芸で新しい表現をめざす国際派の金工作家・小杉拓也氏の個展です。 今回の企画展は3月12日まで開催されています。
芸術品を鑑賞した後は幅50メートルに及ぶガラス窓から 息をのむような富士山と芦ノ湖の絶景を望む美術館の展望 ラウンジでコーヒーと、ケーキをいただきました。
これだけの絶景を眺められる美術館はほかにないのではないでしょうか?レストラン近くの出口から中庭も歩けます。
ミュージアムショップで絵はがきと堀文子さんのプログラムを購入しました。
それからここから近い「山のホテル」(5月の箱根ブログで紹介しました)ランチをいただきました。
こちらもとても美味しくておすすめです。 ツツジの季節はとても人気ですが冬も雪の富士山と芦ノ湖を眺めながらゆったりとした時間を過ごせます。 メインダイニングで芦ノ湖を眺めながらズワイガニのミルフィーユサラダ添え、魚料理、デザートをいただきました。
四季折々色々な表情を見せてくれる箱根は”HAKONE IS COOL”と海外からの観光客から人気の熱いスポットです。温泉、お食事、神社、美術館、ホテル旅館公園、富士山と芦ノ湖、毎年何回訪れても飽きません。
いにしえより日本の象徴、心のふるさととして悠然とした姿を見せてくれる富士山。箱根にはその美しい眺めに出合える場所が多く、空気が澄み渡るこの季節は絶好の機会です。 是非訪れてみてください。
箱根・芦ノ湖成川美術館
0460-83-6828 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根570
無休
小田急山のホテル
www.odakyu-hotel.co.jp/yama-hotel/restaurant/