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ヨットで5時間。ゆったり波に揺られる時間が大好き。鹿児島県の甑島(こしきしま)へ

かりぃ

かりぃ

東京生まれ。インド育ち。2012年より沖縄在住。既にリタイアした夫と中学生の娘との3人暮らし。おいしいもの・旅・美容・健康に強い関心あり。度々自宅で開く宴会が元気の源。ペンネーム「かりぃ」は沖縄語で「乾杯!」。スーパーフード「モリンガ」商品製造販会社経営、NPO活動、翻訳・ライターなど数足の“わらじ”を履いて奔走中。沖縄発の“おでかけ”お届けします♪

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こんにちは。かりぃです。
鹿児島の離島、甑島(こしきしま)をご存じですか? 今回、夫のヨット仲間からセーリングのお誘いをいただいて、家族・友人と一緒に初めて甑島に行ってきました。

 

薩摩半島から西に約30km、上甑島、中甑島、下甑島と縦に3島を連ねて東シナ海に浮かぶ甑島列島は海の幸と美しい自然の宝庫。鹿児島県川内(せんだい)港、もしくは串木野港からフェリーで行くことができます。

 

まずは鹿児島空港から、いちき串木野市へ。どちらを向いても「温泉」の看板が目につく串木野エリアで朝・昼・晩と1日3回の温泉三昧。お肌がつやつや・すべすべになることを地元では “きんごきんご” の肌になると言うのだそう。

夏空の下に広がる稲の眩い緑と山々の蒼さは何度見ても美しすぎて見惚れてしまう。“ちゃんぽん” や “しろくまカキ氷” など地元名物も楽しみました。

 

 

串木野港から甑島へのセーリング。キャプテンの辻村さんと。

フェリーなら75分のところ、ヨットでは約5時間かかります笑

 


でも、このゆったり波にゆられながらの時間が大好き。島が見えてきました。

甑島の景勝地のひとつ「長目(ながめ)の浜」。長い年月をかけてできた幅50m、長さ約4kmの天然の砂州が陸と海を隔て、いくつかの池をつくっています。池は、海鼠池(なまこいけ),貝池,鍬崎池(くわざきいけ)など名前がついていて文字どおりナマコや貝類、魚類など生物の宝庫。中には15kgもある大ウナギが棲む池や、世界で3カ所しか発見されていない30億年前に出現した微生物“クロマチウム”が今も生息している池もあって神秘的。

観光船の断崖クルーズに参加。地層が何層も重なってできている断崖の高さは150メートル以上。16kmにもわたって続く荒々しい断崖や奇岩の数々は大迫力です。8000万年前(白亜紀)の地層から形成されている岩もあり、恐竜の化石も発見されているそう。シーカヤックなら洞窟を抜けることもできるみたい。

 

圧巻の美しさを放つ『瀬尾観音三滝』。3段の滝になっていて、写真は一番下の滝。周りには冷たい微風が流れていて天然のクーラーのよう。マイナスイオンを浴びてエネルギーチャージ。

 

島に自生している花々。オレンジ色の“ニシノハマカンゾウ”は6月下旬から7月下旬、ピンク色の“カノコユリ” は7月末から8月が見頃。今回はちょうど、どちらも花盛りで見渡す限りお花畑になっている山の斜面はまるで絵本の世界。

 

(右)キャプテンのお友達、漁師の馬場さん。獲れたてのお魚をお刺身にして差し入れてくださいました。甑島の漁師の家で育ち、若い頃は本州で長距離トラックの運転手などをした後に帰島。人生経験豊富なうえに、とても話し上手なのでこの日は一同、深夜まで馬場さんの人生談に笑ったり感動したり。旅の味わいを深めてくれるのは、決まって“出会い”です。

(左上)甑島名物のキビナゴ。あまりの輝きに驚きつつ口に運ぶとプリプリ感がすごい!!  いただいている30分くらいの間にも色や食感が変わっていくほど繊細なのでやはりこれは漁師さんの元でしかいただけない贅沢品。(左下)星鰹のお刺身。ねっとりとした食感に濃厚な甘みは、カツオというよりマグロ寄り。関東圏では幻の魚と呼ばれているようで、私は初めていただきました。

 

御宿えびす屋。門を入ると感じの良い緑の小径。入り口には狸の親子がお出迎えしてくれます。島らしい素朴で親切なお宿でした。

 

お天気にも恵まれて大好きな家族や友人と自然豊かな甑島を堪能。
最高の夏の思い出となりました。

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