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マレーシア移住。仕事は? なぜ移住したの? 毎日何してるの? よく聞かれる質問にお答えします。

かりぃ【おでかけ女史組PLUS】

かりぃ【おでかけ女史組PLUS】

沖縄県

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こんにちは、かりぃです。
現在、マレーシアには約2万人の日本人が暮らしています。駐在員や留学生はイメージしやすいけれど、それ以外の人たちは?現地就職、リタイアメント暮らし、教育移住、国際結婚などさまざま。私も「マレーシアで何しているの?」と聞かれることも多いので、今回は、私たち家族の暮らしと、こちらで出会った日本人の皆さんを少しご紹介します。

 

私たちがマレーシアに来た理由

うちには中学生の娘がひとり。子どもを授かった時、“子育てのテーマはサバイバルだな”と。どんな時代でも、世界のどこでも、良い仲間を作って、たくましく生きていってほしい——。沖縄暮らしも、インター教育を選んだのもサバイバル力を養うため。おかげさまで、いろいろな人と垣根なく “繋がれる力” は育ったかな。そして、早いうちに海外で暮らす経験を通して、“地球の中の自分”という視点を育んでほしいと考えたのが、今回の移住を考えるきっかけ。もちろん夫も私も単に「そろそろまた海外で暮らしたいね」という気持ちもあり。クアラルンプールに決めたのは、いくつか視察した国の中で、人の良さ、便利さ、教育レベルの高さ、物価、治安のバランスが一番良かったから。

仕事は3本柱+αのスタイル

夫はすでにリタイアしていて沖縄でもマレーシアでものんびり美味しいもの巡りやゴルフなどをして過ごす日々。娘は中学生なので勉強と課外活動に集中。私は仕事が好きなのでここでも引き続きあれこれと…。

1. 秘書業務
20代から続けている仕事。女性として、人として尊敬できるBOSSに恵まれ、ずっと秘書をさせてもらっています。沖縄以降はリモートでやらせてもらえて感謝。毎朝東京にいるBOSSと電話で打合せ。マレーシアから六本木のタクシー手配や都内レストラン予約も普通にやってます笑
2. 母の会社のサポート
66歳で起業した母の会社をサポート。スーパーフードの販売なのですが、母は現場を、私はPC・スマホでできる業務を担当。母との二人三脚も、13年目になりました。
3. ライター・翻訳など
不定期ですが、ライティングや翻訳の仕事も。
その他、友人と立ち上げた地域おこしの会社や、環境保護系NPOの事務局の仕事なども細く長く続けています。

 

通信は「楽天モバイル」のアプリが大活躍。海外から日本の携帯はもちろん、固定電話にも無料でかけられるので、日本の企業やお店とのやり取りにとても助かっています。

クアラルンプールでの一日

毎日をざっくりご紹介すると……
• 朝6時:起床、娘を見送り
• アーユルヴェーダタイム:お白湯&以前blogでご紹介したマッサージ
• コンドミニアム内のジムへ(運動嫌いの私ですが、エレベーターで降りるだけという手軽さに助けられ人生初の運動習慣!!)
• 朝食はスムージー。たっぷり野菜と果物、ナッツ+自家製酵素ジュース
• 10時:BOSSと電話ミーティング(30分〜1時間)
• メールチェックや資料作成、WEBサイト更新など
• ランチは夫や友人とレストランやカフェ探索
• 午後はカフェで仕事、もしくはゴルフ、ショッピングなど
• コンドの敷地内にあるプールで泳いだり、プールサイドで仕事したりすることも
• 母からは終日、何度もLINEで「指令」が飛んできます笑
• 家族揃って夕食
• ストレッチ&お風呂タイム
• やり残した仕事があれば夜中にキャッチアップ

常にPCとスマホは持ち歩いて、どこでも仕事に対応できる体制をキープ。タスクは「1時間」「30分」「5分」など所要時間別に頭の中で分類して、スキマ時間をパズルのように有効活用。タクシーでの移動中はたいていスマホで仕事をしているし、ちょっとした待ち時間ができるとラッキーとばかりPCを取り出すことも。自由だけど24時間“仕事モード”が抜けきらないこの働き方は好き嫌いが分かれると思いますが、私は10年以上続けてすっかり慣れてしまったのでこれが快適。

出会った“海外で働く日本人たち”

ネイルサロンで出会った2人の女性。

• ひとみさん:海外暮らしがしたくてネイリストになったのだそう。スキルを身につけて夢を実現。上海→ソウル→香港→マレーシアとこれまで10年以上の海外暮らし。
• まりあさん:フィリピン語学留学中に韓国人のご主人と出会い結婚。ご夫婦でオーストラリア経由、マレーシアへ。美容業界の求人サイトの中に勤務地「海外」という募集があり、そこから今のサロンに就職したそう。

 

ふたりとも自由に海外を渡り歩く手段としてネイリストになったと聞いて、そういう方法もあるのか!!と感心。マレーシアのお給料はオーストラリアやシンガポールと比べると安めでも、生活コストも安いため、快適な暮らしと貯金の両立が可能だそう。もちろんお家はジム&プールつきコンドミニアム。

 

コールセンター勤務の20代女子

別の機会に出会った日本人女子は「私英語、全然話せないんですよ」と言いつつ、英語力不要なコールセンター勤務。“日本語ネイティブ” であること自体がスキルとして認められ、現地の人よりも高いお給料がもらえるそう。「日本にいてもお給料あがらないし。東京でワンルーム暮らしより、マレーシアでプール&ジム付き豪華コンドミニアムを友達とシェアするほうが断然いい!美味しいもの食べ歩いて、旅行しても、さらに貯金できちゃいます」と明るい笑顔で語ってくれました。

 

教育移住ママたちの多彩な暮らし方

娘の学校を通じて知り合ったママたちも素敵な方ばかり。

 

• ナミさん(左)マレーシアのコンサル会社勤務を経て今はフリー。ご主人は完全リモートでマレーシアにて日本の仕事を継続中。
• カナさん(中央)製薬会社勤務→退職を申し出たら、業務委託の形で仕事を継続できることに。もちろん彼女の実力あってこそだけれど、潔く覚悟を決めると道は拓けるものなのだな…と。
• ミユキさん(右から2人目)翻訳・通訳家(ご主人はマレーシア人♡)25年間の東京暮らしを経て、ご主人の国で第二の人生スタート。
• エミコさん(右)ピアニストとしてのキャリアを持ちつつ、お嬢さんの教育を優先して母子移住。娘に国際的な教育を…というのはご夫婦共通の願いで、ご主人は東京で仕事をしつつサポート。

 

マレーシアでは18歳未満の子どもがマレーシア国内の学校に通い「学生VISA」を取得すると、その親は「保護者VISA」という形で滞在が許可されます。 私を含め皆さん「保護者VISA」制度を使いつつ、それぞれのスキルや人脈を活かして自分らしく活躍中。

お金と場所と自分らしさのバランス

お金のことは、人生とは切り離せないもの。
東京で仕事に打ち込んでいた30代半ばまでは、収入もやりがいも右肩上がりで、毎日が刺激に満ちていました。でも、子どもを授かったタイミングで3.11(東日本大震災)もあり、幸せの形を再考。

 

そこで選んだのが、自然と利便性、人のあたたかさのバランスが良い沖縄。生活コストも教育費も東京よりずっと抑えられ、多国籍な環境で子育てできるという魅力も。必要以上に収入を追わずとも、心に余裕が持てるようになりました。

 

再婚後は、夫の強力サポートもありさらに選択肢を広げてマレーシアへ。ここではコスパの良さと子育て環境のバランスがより理想的。

 

今の暮らしが心地よければそれは最高!! でも、もし違和感があるなら「もっと心地よく生きられる場所はないか?」と考えてみる価値はあるのかも。

 

都会の刺激を楽しむ生き方もあれば、自然の中で穏やかに暮らす幸せもある。住み慣れた場所に根を張る安心感もあれば、新しい世界に飛び込むことで見える景色もあります。正解はなくて「自分にとって、どこで、どんなふうに生きるのが心地よいか」。その答えを、自分で選べる時代だと感じています。

 

お金や時間の使い方に限界を感じたときは、場所や方法を変える。知恵と行動力で、自分らしい人生をつくるという選択肢もアリ。一歩踏み出すことで、心地よい世界が割とすぐ近くに広がっていることもある。それに気づいて行動する人が増えているのでは?と感じているこの頃です。

かりぃ【おでかけ女史組PLUS】
かりぃ【おでかけ女史組PLUS】さん
主婦・自営業・自由業
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沖縄県 東京生まれ。インド育ち。メキシコ暮らし・沖縄暮らしを経て、2025年6月よりマレーシア在住。夫と中学生の娘との3人暮らし。おいしいもの・旅・美容・健康に強い関心あり。度々自宅で開く宴会が元気の源。ペンネーム「かりぃ」は沖縄語で「乾杯!」。スーパーフード「モリンガ」商品製造販会社経営、NPO活動、翻訳・ライターなど数足の“わらじ”を履いて奔走中。人生で出会った魅力的な人、場所、味、面白い出来事、お届けします♪

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#海外 #マレーシア

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