谷中→上野→浅草→蔵前と、サイクリングに行きました。
何故下町かというと、知人の会社が谷中にあり、そこを拠点に色々と案内して頂いたのです。
私がもう少し若い頃からの知人の、トーキョーバイクの金井さんにお願いしました。
ちなみに Le pivot の金井さんと親戚とかではありません。
先日、10年振り位に偶然重なりで再会したのですが、
自転車に詳しい方ならきっと知っていると思われるくらいの会社になっていて、
最近では海外の方とも、色々なコラボをしてらっしゃいます。
ですが会社は大きくなっても中身はそのままの金井さんは、快く自ら案内して下さって、
自転車もレンタルして下さるという、なんていい人だ!の1日でした。
せっかくなので、トーキョーバイクさんのことを少し。
山を走るのが「マウンテンバイク」なら、東京を走るのが「トーキョーバイク」だそうで、
一つ一つのパーツは、信号や坂道の多い東京の道を気持ちよく走るために吟味されています。
速く走るというよりは軽くて快適で、私も実際に乗ってみて、冬の匂いを感じたり、
何気ない風景に目を留めたりする余裕があって、
” TOKYO SLOW “をテーマにしているというコンセプトになるほどー!と思ったりしました。
トーキョーバイクに乗る人々の楽しそうな笑顔を思い描いて作ったという言葉にも納得です。
トーキョーバイクは、シンプルでスッキリとした潔いデザインの自転車です。
色も微妙なトーンのカラーがいちいち好みなのですが、残念ながら私はレングスの都合上、
選択肢は2拓です。小さいって不便・・・。
私もあっちに乗りたかったなぁ・・・という寂しい気持ちを抱えて出発しました。
写真だとわかりにくいですが、右足だけ裾がチェーンに巻き込まれないように、裾バンドで留めています。
こんなものまでお借りしました。これがあると流行りのワイドパンツでも自転車に乗れます。
前を行くのが金井さんです。
この日の東京は快晴。風が気持ちよいだろうなぁと想像しつつ、
ニットカーデでスース―させようと思い、最初はこんな感じでした。
巻物は、シルクの大判にしました。
ウールだと少し重たいけど、首まわりから風邪をひかないようにという時は、綿では寒いのでシルクがいいですね。
ニットとスカーフは、5、6年前にTOMORROW LANDで買いました。
カットソーとパンツは、Le pivotです。
ブーツは、イタリアのブッテロ、リュックはカナダのアウトドアブランドで ARC’TERYX / アークテリクス 。
どちらも好きなブランドです。
谷中に着いてみると、ニットはいらない位のお天気になり、置いていくことに。
大判のスカーフも邪魔にならないように短めに巻きます。
上下カットソーで動きやすい素材です。
この日は、3連休明けの週の始まりの日ということで、谷中のお店はことごとくお休みでした。
唯一と言ってもいいくらいやっと開いていたギャラリー
SCAI THE BATHHOUSE
日本のアーティストを海外に向けて発信したり、逆に日本でまだ知られていない海外の作家を紹介している 現代美術のギャラリーです。
元は銭湯だったというこの建物。
入ると下駄箱に男湯・女湯の名残が。
谷中でランチにしようとしましたが、休み休み休み。完全に日を間違えました。
それなら蔵前まで行こうということになり、上野公園→合羽橋→浅草をサイクリング。
上野公園は、美術館に行くまでの道のりがどうも苦手だったのですが、
逆側からしかも自転車で入ると、なんていい所なんだろう・・・と、印象が全く変わってしまいました。
久しぶりの自転車。足がつく・つかないの問題がありましたが、すこぶる快適だったのは、
こんな風に走りやすい平坦な道を選んで案内してくれたことにもありました。
左に写っているのは、ご一緒した友人のことみちゃん。
自転車移動ばかりということで、なんとこの日はワンピースで颯爽と。
時折、金井さんが片手運転で後ろを振り返る姿も慣れています。(あたりまえか)
そしてランチは定食屋さん 「蔵前 結わえる」
食後はお隣のカフェ Nui.へ
自転車文化なんだなぁ・・・と感じさせる自転車置き場。
こちらは宿泊施設もあるそうで、素敵な空間でした。
食後はランチ中に偶然会った金井さんの知人「オトギデザインズ」のお店に行くことに。
お店は3Fですが5Fも借りて何やら準備中。
隅田川を一望出来、スカイツリーもよく見えました。
写真は、「宇宙戦艦ヤマト」でお馴染みの松本零士さんデザインの船。
速そー!と思いましたが普通の速度でした。
m-piuという革物屋さんでお茶をご馳走になり、カキモリさん系列の「ink stand」というお店で、
オリジナルのインクを調合して頂いてペンを購入しました。
KONCENTという雑貨屋に立ち寄った後、お茶タイムを「CAMERA」で。
こちらの素敵女子がお迎えしてくれました。
学校帰りの小学生が、ガラス越しにお姉さんに挨拶して手を振る姿は、下町ならではです。
少し暗くなってきて、谷中に戻りながら立ち寄ったお茶屋さん。
「TEA NAKAMURA」
いつどこでだれが作ったかわかる茶葉。オーガニックの煎茶を中心に丁寧に説明して下さいます。
最後は、もう閉まっていたけど無理やりのぞいたSHOPを兼ねたプロダクトデザインの事務所へ。
ALLOY
パッチワークみたいな窓が素敵すぎてパチリ。
アンティークの小物や色々なアートディレクションのセンスがとても好きでした。
沢山動いた気もするので、そろそろお夕飯です。
この日は和食となりました。
まめたん
おまかせでカウンターのみの小さなお店ですが、私の好きな作家さんの器も使われていたりして、
ほっこりとさせて頂きました。〆のすっぽんの雑炊は絶品だったのと、
一つの料理を、なるべく1~2種類の調味料で作られるとのこと。
素材の持つ力を最大限引き出す・・・洋服と一緒ですね。
心根が素敵だなぁと、後日再訪しました。
トーキョーバイクの事務所に立ち寄り、自転車を返却して、この日はお開きです。
更けゆく谷中の夜
改めて思うのは、東京は意外と狭いということです。
電車移動だとこんな風には周れませんね。
そして街並みが低いというだけで、空が広くなって景色を眺めたりするものなのかもしれません。
お世話になったトーキョーバイクの金井さん、ご一緒したことみちゃん、ありがとうございました。
行く先々で新鮮な発見があって、プチトリップのようでした。
次回は是非お店が営業している日に伺います。
このブログを読まれた方がサイクリングしようと思って下さると嬉しいなぁ。
あ、その前に、まず自分ですね。
Le pivot公式サイト
blog
トーキョーバイク
SCAI THE BATHHOUSE
http://www.scaithebathhouse.com/
結わえる
カフェNui.
http://backpackersjapan.co.jp/nui/
オトギデザインズ
ink stand
TEA NAKAMURA
ALLOY
https://www.facebook.com/waplus.alloy/
まめたん