一足早い春を見つける鎌倉の寺社、花めぐり
その2 梅以外の早春の花編
鎌倉は三方を山に囲まれた地形で
多くの寺社は、山際に建てられています。
そのため、寺社の境内には、
自然に近い感じの植物が多いのが特徴です。
人工的に整えられた京都の庭園とは違う、
野生的な美しさをお楽しみください。
今回は、わたしが鎌倉で見つけた早春の花々を
種類別にご紹介しましょう。
●マンサク
他の花に先駆けてまず咲くからマンサク。
葉が出るよりも先に花が咲くからマンサク。
たくさん花が咲くから万咲く、など、名前の由来には諸説があるようです。
一見地味で見つけにくい花ですが、
よく見ると、細いリボン状の花弁がとても可憐。
明月院
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kamakura-kankou/meisho/07meigetuin.html
●椿
冬の花と思われていますが、花季は長く、
種類によっては、桜が散ってもまだ咲いていることも。
山がちな鎌倉では、野生に近い大樹もあります。
京都の庭園にある剪定された椿と違い、
鈴なりに花が咲いて、なかなか豪快です。
浄妙寺は境内にある「石窯ガーデンテラス」のランチもお勧め。
こちらにはイングリッシュガーデンもあります。
石窯ガーデンテラス
http://www.ishigama.info/information.html
●ミツマタ
枝が三つに分かれるので、この名があります。
樹皮が和紙の材料になります。
花の色は白、黄色、赤があり、
つぼみのうちは地味ですが、開くとなかなか華やかになります。
宝戒寺
http://hokaiji.com/about/index.html
浄智寺
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kamakura-kankou/meisho/03joutiji.html
●水仙
まだ寒いうちから咲き出して、
庭に彩りを添える花として人気です。
鎌倉のお寺でも、丹精込めて栽培しておられます。
●冬牡丹
牡丹には春牡丹と冬牡丹があります。
鶴岡八幡宮の牡丹園では冬牡丹も楽しめます。
ただし1月下旬から2月中旬くらいまで。
お急ぎください。
●河津桜
伊豆の河津のものが有名なので、「河津桜」と言いますが、
鶴岡八幡宮でも見られます。
花季は2月上旬から3月上旬。
まだ色が少ないこの季節、
濃いピンクの桜が目を楽しませてくれます。
鶴岡八幡宮
花を楽しんだあとは、江の電に乗って、
江ノ島まで足を伸ばして、富士山の夕景を眺めるのもお勧めです。
これも、この季節ならではのお楽しみですね。
吉田さらさ
公式サイト
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