髪ツヤも長さもキレイなままキープして
いつまでも、セミロング!
Part3
40,50代を美しく見せる「セミロング」見本帳
どんな髪質でも、髪悩みがあっても、プロの手にゆだねることで美しいセミロングへ一歩前進。年齢を感じさせない成功セミロングを、人気ヘアサロンが提案。
重さが出やすい長めレングスは、繊細なカットや計算されたカラーリングが美髪を約束します。ここでは、ボリュームやツヤ感を出すためのセルフスタイリング術、美容師さんに教えていただきました。
今回は、ツヤのあるセミロングに仕上げるポイントをご紹介します。
masatoさん
ヘアスタイリスト(marr)

広告などでも仕事をするmasatoさんは、こなれヘアを作る達人。
東京都目黒区中目黒3-12-19 幸來路ビル3F
☎03-6412-7503
http://marr-hair.com
Q パサついてキレイに見えない。ツヤありセミロングに見せるには?
A ブラシを使わないハンドブローでも、ツヤ出しは可能です
「アワエイジ世代のセミロングは、セルフスタイリングする際に、ツヤを出すことにも注力してほしいですね。いくらツヤを出すカラーリングをしても、洗髪後のブローが足りないと、髪質によってはツヤが出にくいことが」とmasatoさん。
けれど、美しいツヤを再現するには、ヘアサロンの仕上げの際に行うようなロールブラシを使う、プロ級のブローが必要なのでは?
「実はブラシなしでもツヤ出しブローは可能なんです。それよりもドライヤーの風の当て方がポイントです。ツヤを出すには髪のキューティクルの面が整うことが必要。キューティクルは魚のウロコのように上から順に重なっているので、温風を上から当てることを意識しましょう。また温風と冷風を活用するのもカギ。冷風を当てるとキューティクルがキュッと締まり、簡単にツヤが出やすくなるのです」
Before
萬川晶子さん(WEB制作会社経営)

縮毛のようなクセがあり、表面がパサついて見えやすい髪質。長めセミロングなので、毛先のダメージも気になるところ…
カットソー/私物
1 髪が濡れている状態でヘアミルクを全体に塗布

洗髪後、タオルドライした髪に、トリートメント効果のあるヘアミルクを薄く均一に馴染ませます。手のひら、指の間にミルクを馴染ませ、毛先まで手ぐしを通して
2 根元はしっかりとドライ。表面や毛先は7割程度乾かす

髪を乾かすのは必ず根元から。根元が100%乾いたら、中間や毛先にドライヤーを当てて、"湿っている"と感じる程度まで、7割くらい乾かしましょう
3 毛束を指に巻きつけながら上からドライヤーを当てる

毛束を取り、耳上くらいから指にグルグルと巻きつけましょう。巻きつけた毛束へ、毛流れに沿うように上から温風を当てます。指を下にずらしながら、風も徐々に下へ
4 ねじりドライは必ず毛先まで!毛先までのツヤを意識して

下にずらした指は途中で離さず、毛束の先端まで滑らせること。温風を当てたら、その後ドライヤーの冷風を同じ毛束へ、同様にねじりながら上から下へ当てていきます
5 全体のねじりブローだけで毛先までのツヤ髪が完成します

温風→冷風を繰り返し当てながら、髪全体にねじりドライを。するとハンドブローなのに自然なツヤのあるセミロングへ。巻くときはこの状態から始めるとより美しく
撮影/玉置順子(t.cube) 取材・原文/松井美千代