それでもまだサンダルに
自信が持てない人のための…
脚・足・爪のトラブルレスキュー!
堂々とサンダルを履きこなすにはまだまだ悩みが尽きません。
ここでは、SOSを解決するヒントを集め、Q&A方式でご紹介していきます。
今回は、足や爪の異変に気づいたときの対処法、蚊に刺された痕を残さないコツなど、Q&A1~3です。
Q1
爪や足の異変に気づいたとき、
どこに行けばいいのか教えて!
A
状況によって異なるので、
HPで確認したり、問い合わせを。
足の指や爪のトラブルは絶対にこの科、と言いきれないもの。
「お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック」の銅冶英雄先生は言います。
「対症療法か根本治療かによっても違います。例えばタコやウオノメは皮膚科と思いがちですが、単純に取るだけでは原因が除去されないから、再発しますよね。原因を追及改善して、根本治療したい人は足に特化した整形外科がよいでしょう」
●足の爪の変形や変色が気になる⇒皮膚科・形成外科(爪の診断)
●爪が剝がれた!⇒皮膚科・形成外科・整形外科(傷の処置)
●爪水虫かもしれない⇒皮膚科(白癬菌の診断)
●巻き爪が痛い⇒皮膚科・形成外科(矯正か手術)、フットケアサロン(矯正)
●あざや傷痕を取ってもらいたい⇒皮膚科・形成外科(手術やレーザー治療)
●ひどい靴ずれ⇒皮膚科・整形外科(根本治療は足に理解のある整形外科)
●タコ・ウオノメ⇒皮膚科・整形外科(足の変形など根本治療は整形外科)
●年中、足のむくみがひどい⇒血管外科(静脈瘤・リンパ浮腫の診断)
●外反母趾を根本的に治したい⇒整形外科(靴やインソール作製、または手術)
●足の指に痛みがある⇒整形外科(レントゲンやMRIでの診断)
Q2
冷房で冷えるので、素足で
サンダルを履きたくないのですが…。
A
サンダルは、基本素足で履くものですが、
いざというときは限りなく素足に近いストッキングで。
若いときならいざ知らず、OurAge世代に冷えは禁物ですね。
いつもハイヒールを素敵に履きこなすタレントの朝倉匠子さんも冷えに苦労している一人。
「サンダルは素足が鉄則ですが、つま先がシースルーになったヌードトゥ・ストッキングを携帯するようにしています。どうしても冷房が強いと思ったときだけこっそり履いています。外に出たら脱げばいいですしね」とヒントを。
Q3
夏、蚊に刺された痕が気になります。
痕を残さないコツは?
A
搔いたり傷をつけたりするのはNG!
洗って冷やしてかゆみを増さないことが近道。
「神楽坂 肌と爪のクリニック」野田真喜先生によれば
「搔く、爪で×をつける、などは絶対にダメ。確実に痕が残ります。まずかゆみを増さないことが大事。お風呂上がりや寝る前など体温が上がりやすいときはかゆみが増すので、水で洗い、冷やすのがいいでしょう」。
とはいえ、基本的には、刺されないように気をつけるのが一番!
次回は、靴ずれやウオノメ、タコなどへの対処法など、Q&A4~6までをご紹介します。
撮影/鈴木康久(千代田スタジオ) イラスト/かくたりかこ
構成・原文/蓮見則子