おしゃれなステッキでファッショナブルに 「つえ屋」
お寺や神社などを訪れる機会が多い、京都の人たち。でも、歳を重ねるごとに、その階段がキツイとの声も聞かれます。京都の町中でも、決してバリアフリーではなく、石段や石畳の道、坂道などが結構多いのです。
先日、40代の友人が足の小指を家具にぶつけて、なんと骨折。しばらく靴も履けず、歩くのも大変そうでした。でも、行動派の彼女は、お医者様から歩行OKの許可が出るや、大好きな寺社巡りを再開。でも、やはり階段は辛そう…。「これ、持って来たの~」とバッグから取り出したのは、折り畳みのステッキ。全面花柄で、なんとも可愛らしいステッキです。「これなら年寄っぽくないでしょ!」と、確かに服装ともマッチしてなかなか素敵。これなら若々しい彼女にぴったり。
このステッキは、常時13万本以上の在庫をもつ、杖・ステッキ専門店の「つえ屋」の品。さっそく三条新京極のお店へと向かいました。ここにも所狭しとさまざまなステッキが並んでいます。
さて、ステッキというと男性用の黒っぽい実用的なものを思い浮かべますが、ここにあるのは、なんともおしゃれ…カラフルな花柄の女性用の品揃えの多さに驚きます。
そもそも「つえ屋」の創業者の坂野さんは、かつて介護関係の品々を扱う仕事をされていたそう。「お年寄りや杖が必要な方に、もっと外出の楽しみを味わってほしい…そのためには、介護用品ではなく、おしゃれなステッキが必要だと思ったんです」と、以前お目にかかった時に話されていました。そこで13年ほど前から始めたのが、ファッショナブルなステッキ専門店の「つえ屋」です。
ここにあるのは、まさにお出かけが楽しくなるステッキ。女性向きには、軽量で、バッグに入る折り畳みのものが人気だそう。素材は、アルミやカーボンファイバー製で、約230グラムほどからと携帯しやすい重さです。
通販などでの購入も可能ですが、「お店にお越しいただければ、お客様にピッタリの長さに調整をさせていただきます」とお店の方。体格や腕の長さ、また、歩き方などによって微妙に長さが異なり、自分にあったステッキを持つことが、歩きやすさのポイントです。
このステッキ、山歩きが趣味の友人も持っていました。山ガールにも人気の品なのだそう。
介護用品を扱っていた実績から、その品の安全性も人気のポイント。
高齢な方への贈り物にもおすすめです。
和服に合う漆塗りのステッキなどもあり、服装やTPOに合わせて、複数のステッキを用意している方も多いそう。
秋の行楽シーズンに向けて、一本あると便利かも…。ハイキングや寺社巡りもこれがあれば楽しさと楽さも倍増…。欲しくなるファッショナブルなステッキです。
つえ屋 京都新京極店
京都市中京区新京極三条下ル東側
☎075-255-0004
営業時間:10:00~20:00 無休
小原誉子
ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」