東京〜パリ 6,194マイル
前回、次はオランダの続きを書くとお伝えしましたが、
秋のパリツアーが大人気といううわさを聞き、
先に、これからパリへ行く人のための特別企画をお送りいたします。
‘マナティとミキティ パリマダムの秘密を探る!’の巻です。
マナティとは、
・ ・・ではなくて・・・
テレビや雑誌など多くのメディアで活躍中のパリ在住の美貌の皮膚科専門医、そしてなんと3人の成人男子の母親であり、かつ新婚ほやほやの岩本麻奈先生のこと。
待ち合わせをしたカフェドラペ。アンニュイに物思いにふけっていたマダム・マナティ。
昨年ごいっしょに密かに「美しいアラフィフを増やす会」を発足し、これから「生涯恋愛現役」の女性になるための秘訣を色々と教えていただくことになりました。
教科書はこちらです。
麻奈先生の著作『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン社発行)
日本女性が心がけているアンチエイジングといえば、
1 紫外線防止
2 紫外線防止
3 紫外線防止
パリでも長袖にサングラス、さらに日傘の日本人女性をたくさん見かけます。
これはこれで良いことです。日本人女性の何歳になっても美しい肌は、世界的に有名です。
一方、フランスでよく言われるアンチエイジングの3つの秘訣は
1 バランスの良い食事
2 適度な運動
3 ベッドでのアムール(=セックス)
OurAge世代のフランス人カップルが楽しむセックスの平均回数は、月に9回。
— みなさま、胸に手を当てて先月の回数を思い出してみてください。場合によっては、昨年の総回数でも・・・—
マナティの本に出てくる男性88歳、女性82歳のカップルは、告白しあった日には3度も愛を交わし、今でも週に一度は愛し合っているそうですよ。
アムール大国なだけに女性たちが生涯かかさないのがボディケア。
日本は美容大国ですが、顔だけに集中しがちでボディケアは十分に行われていません。出会いには顔が大事かもしれませんが、事態がベッドの中まで進んだときは身体とテクニックが勝負となります。
「若いころの弾力のある肌は望むべくもなくても、そこに指が触れたとき、ベルベットのように吸い付くやわらかな肌を保つため、日夜、お手入れを欠かしません」(『パリのマダムに生涯恋愛現役の秘訣を学ぶ』p120)
パリで、ボディケアをするならここ、とオススメいただいたのは、暗闇SPA
Le Spa Dans Le Noir (ダン・ル・ノワール)
http://www.lespadanslenoir.com/
エステティシャンは全員視覚障害者である故に、漆黒の闇の中で施術を受けられるのだそうです。なぜ、伝聞かというと、予約がいっぱいで取れなかったのです。みなさまは、日本を旅立つ前に予約をしてくださいね。
ヨーロッパによくありがちな、なでるようなユルいマッサージではなく、ツボをばっちり押さえた気持ちの良いマッサージが受けられるそうですよ。
次回のために予約を入れたのは、ハマムとマッサージの90分コース。
連載第一回目にアゼルバイジャンで受けたハマムについて書きましたが、そのときは明るい室内でまっ裸。お尻や内股まで入念に垢擦りをされるため、かなり恥ずかしかったのですが、闇の中で受けられるならどれほどリラックスできるか!
体験したら、またレポート致しますね。
<セクシーでなければランジェリーじゃない>
パリならではの楽しみは色々とありますが、ランジェリーショッピングほどホルモンの分泌を上げるものはありません。
パリのマダムたちにとって、下着は‘脱いだときに自分を美しく見せるもの’。バストを盛ったり、ウエストがあるかのように引き締めるための補正のためのものではないのです。
今回、訪れたのは、麻奈先生ご推薦の老舗デパート、ボン・マルシェ。下着売り場には、ため息が出るようなセクシーな下着がずらりと並んでいます。柔らかな生地に施された繊細なレース飾り、豪華な刺繍。素材の多くは透けていて、隠すというよりも、「誘う」ために作られていることがよくわかります。こういう下着をつけていたら、自分の身体が仕事や家事のためではなく、アムールを楽しむためにできていることを忘れないでいられそうです。
私もさっそく大人買いに走り、翌日身につけてみました。
見たとたん、目がハートになってしまったLISE CHARMELのランジェリー。
鏡を見ただけで「わ!すごい!!私ってセクシーじゃない!!」と気持ちが上がり、そのまま、イケメンをナンパしに行こうかと思ったくらい野生が蘇りましたよ。
おへそまである木綿の下着を身に着けて、「そろそろ年よね」なんてしょぼくれている場合じゃありません。
それからというもの、めくるめく夜とこの先30年のアムールのために、こんなボディケアをしています。
【今回の旅の最強コスメ】
SABON Body Scrub
心から愛するボディスクラブ。左は、同じ香りのボディミルク。右は、乾燥しないボディソープ、シャワーオイル。
SABONは、前から大大大好きなブランド。イスラエルで出会ってから、10年以上愛用しています。
まず、ぬるめのお風呂にゆっくり浸かります。
身体があたたまったら湯船から出て、シャワーオイルで洗います。このときに、身体を洗うナイロンのタオルなど使ってはいけません。泡立ててから、全身くまなく手で優しく洗ってくださいね。
そのあと、週に二回を目処にスクラブで全身を磨き上げます。膝や足周りはもちろん、忘れがちな、お尻の下の方、椅子に座っているときに身体を支えている尾てい骨の周りも入念にスクラブしましょう。
スクラブが終わったら洗い流さずに、そのまま湯船に入るのが私流。夢見るような甘いのに凛とした香りがバスルーム全体に広がって、深いリラックス効果が得られます。(スクラブにオイルが含まれているので、滑りやすいので注意してくださいね)
最後にシャワーで粒子をささっときれいに落としたら(流し過ぎないのがポイントです)、濡れたままの身体に、ボディオイルを広げます。
乾燥する季節には、ぜひお試しください。
この方法なら皮膚の上に香りを長い間持続できます。なによりいいのは、脱いでいくたびに、香りが少しずつ強くなっていくこと。
ベッドで魅力的な女になる。実践あるのみです。
【パリのおすすめホテル】
ホテルマリニャン
http://www.hotelmarignanelyseesparis.com/fr/
さまざまな予約サイトの口コミを吟味しても、ホテルの星で選んでも、実際に宿泊してみると「え、こんなホテルだったの・・」とがっかりすることも少なくありません。なので、本当に良かった!と思うホテルを毎回一軒ずつご紹介していこうと思います。
ロケーションは、シャンゼリゼ通りから徒歩2分、という観光にもショッピングに便利な場所。
今回宿泊したテラス付きのお部屋は、あまりにも居心地が良くて部屋から出る気がしませんでした。
一番楽しかったのは、エッフェル塔を見ながら、バゲットとカフェオレの朝ご飯をゆっくり味わった時間。
サービスも良く、スタッフ全員おもてなしをしよう、という心意気が伝わってきますよ。
私にとって、有能なコンシェルジュがいるかどうか、というのはかなり重要なところです。
入手が難しいショーのチケットも、3つ星レストランの予約でも、有能でパワフルなコンシェルジュがいれば不可能ではありません。
こちらのコンシェルジュおすすめのレストランはすべて美味しくて、「趣味の良いコンシェルジュがいるホテル」としても評価できます。
私の「もう一度泊まりたいホテルリスト」上位に加えました。
井原美紀ブログ 旅の記録 Let’s GO TO SEE THE WORLD!
http://ameblo.jp/surpriseenterprise/