地味な一本結びにメガネ、色気無しの風貌のため、ノーメイクと思われがちなミーナですが、ちゃんとメイクしてるんです。色黒でくすみがちな肌を明るく見せるために、若い頃からチークは欠かせません。毎日のメイクで、最近気になってきたのが、いわゆるパウダータイプのチークだと、冬などは肌がつっぱるときがあるということ。メイク完成後に、オイルか乳液をうすーく重ねたりして対処してましたが、メイクがよれることも・・・いよいよクリームチークに挑戦!?
ハリ&ツヤも、血色も、リフトアップも。
50歳からは「クリームチーク」だとうまくいく
肌がハリとツヤを失い、自信まで失いそうになるMyAge世代。そんな肌の救世主となるのが、なんとクリームチーク!
自身も50代、身をもってハリ&ツヤ肌を実践する西山舞さんに、クリームチークを使った若見えメイクテクニックを教わりました。
ここでは、「ハリ&ツヤアップ」「ふっくら&血色アップ」「引き締め&リフトアップ」のそれぞれのポイント別に、3回に分けてご紹介していきます。
今回はまず、なぜ「クリームチーク」がいいのか、入れる位置や色の選び方について、そして、透明感の高い「ハリ&ツヤ」肌に見せるためのテクニックをご紹介します。
私が提言します!
西山 舞さん Mai Nishiyama
profile
ヘア&メイクアップアーティスト。
女性誌やWEBの美容指南が人気。
大人の女性を、おしゃれに生き生きと見せる
メイクテクニックを、わかりやすく解説。
著書に『美容脳』(晋遊舎)ほか
●なぜ「クリームチーク」がいいの?
今どきの「抜け感」が顔に宿り、
肌そのものがキレイに見える!
「メイクで粉ものをのせると、肌はマットに。50歳にもなると肌がツヤを失い、メイクがマットだと余計にハリのない老けた印象になります。油分を含んだクリームチークならそれ自体にツヤがあり、頰にひと塗りしただけでハリ感アップ! 肌が根本的にキレイに見えます。しかもパール剤によるツヤとは異なり透明感が高い。肌のアラを隠しきらない透けた感じが、肩の力の抜けた自然なおしゃれ感を醸し出すのです」
●どんな色を選ぶべき?
鮮やかな色を。
薄くのび、自然な血色カラーになるので怖がらずに
「今どきのクリームチークは、色合いが鮮やかです。一見、こんなに派手な色をつけられない! と思うかもしれませんが、実は薄くのびて透明感があるので、まるで肌の血色そのもののように自然な仕上がりです。むしろ鮮やかな発色のもののほうが肌をくすませず、アラフィフ向き。だまされたと思ってトライしてみて。のばすのはとても簡単でムラにならず、こんな便利なものがあったなんて、と虜になるでしょう」
●入れる位置はどうしたらいい?
やや高めの位置に入れるのが
自然な「若見え」の秘訣
「年齢とともに肌がたるみ、頰の高い位置が下がってくるのは致し方ありません。でも、あきらめないで! クリームチークで肌にハリ感を演出しながら、少し高めの位置に入れることで、ぐんと頰がリフトアップして見えます。大事なのは、小鼻の脇より、チークの位置が下がらないこと。鏡とにらめっこして、いつもチークをぼかしている範囲を確かめてみてください。位置が下すぎて、せっかくのチークが頰のたるみを助長していませんか? 今回、メイク効果に合わせて3つの入れ方をお教えしますので、実践してみましょう」
7年前のハリ&ツヤを取り戻したよう!
誰にでも似合う「新・万能チーク」
使用するクリームチークは肌に馴染むサーモンピンク
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50歳からのクリームチーク
「ハリ&ツヤアップ」チーク HOW-TO
透明感の高いサーモンピンクで内側からパンと張った肌に!
【向いているのはこんな人】
●乾燥肌
●くすみが気になる
●薄づきファンデーションやBB、CCクリームを愛用
指でのばすと「透け感」がアップ!
指でのばすと体温が加わり、みるみる透けるように薄くのび広がります。ツヤのある発色が肌のハリ感を演出。透明感の高い薄づきファンデーションと相性よく、頰のシミをカムフラージュする効果も!
中指の腹で、スタンプを押すように点で置く
中指にクリームチークを取り、小鼻と耳の上を結んだライン上の頰の高い位置に置きます。スタンプを押すように、位置をずらしながら3~4カ所。この時点では広く置かず、仕上がり範囲(上参照)の中心をねらうのがコツ。
薬指で、卵形に薄くぼかす
指を何もついていない薬指に替え、滑らせるようにぼかし広げていきます。黒目の目頭側の延長線上、小鼻と耳たぶを結ぶラインからはみ出ないよう、卵形に。発色が足りなければ、中指で色を足して調整を。
次回は、「ふっくら&血色アップ」チークテクニックのコツをご紹介します。
撮影/玉置順子(t.cube)〈人物〉 久々江 満〈物〉 ヘア&メイク/西山 舞 モデル/水越日麻 スタイリスト/日置 彩 取材・原文/小田ユイコ