東京五輪・パラリンピックの開催まであと半年。今はまだ寒いものの、暑さ対策の問題をあちこちで見聞きするたび、外を歩くだけでじりじりと肌が焼けるどころか焦げそう!と感じた夏の記憶が蘇ります。今年も酷暑になりそうですよ…。
今回、サンケア専門ブランド「ビオレUV」が着目したのはこの “じりじり” 感。「朝でも日差しが刺さる感覚」「ちょっとの散歩でも肌がほてって日焼けが不安」「日焼け止めを塗っているけど肌がじりじりひりひりと熱くなる」…。これは、花王が日焼け止めユーザーを対象に行ったアンケートに寄せられた言葉。うんうん、まさに同じような不快感を感じてました!
太陽光は、その波長の長さにより紫外線、可視光線、近赤外線に分けられます。光老化の原因の8割が紫外線と言われていて、近ごろ問題視されているブルーライトが可視光線。そして、波長が一番長いために肌の奥深くまで届き、あの不快なじりじり感を引き起こしていた犯人が、なんと近赤外線なんですって。
花王の実験でも、近赤外線を浴びると5分程度で肌表面温度が約6℃も上昇することを確認。さらに28℃を超えるような環境下では肌表面温度は40℃以上に! 42℃を超えると感覚受容体が活性化して痛覚が刺激されるため、あのじりじり感、ひりひり感を感じるのだそう。それにしても肌温度40℃以上とは、発熱レベルですよね…。
これまでもシワやたるみを招くとして近赤外線を散乱する素材は使われてきたそうですが、肌表面温度の上昇を抑制する効果は充分ではなかったのだそう。上の写真は、人工太陽光を浴びる比較体験をしているところ。今まで通り紫外線防御だけの日焼け止めを塗った右手に対し、紫外線と近赤外線をダブルブロックする製剤を塗った左手は確かに「熱い〜」という感覚にはなりません。上に映っているサーモグラフィーでも左手は赤くなっていませんよ。これは頼もしい!
「ビオレUV アスリズム」シリーズから新たに発売されるのは、紫外線と近赤外線をダブルブロックする日焼け止め。
写真左の2つは同シリーズでヒット中のエッセンスとミルク。真ん中が、紫外線に加えて近赤外線もブロックし、高温多湿環境でのじりじり感から肌を守る「ビオレUV アスリズム サンバーンプロテクトミルク」(3月7日(土)新発売)。右は、ひと足早い2月8日(土)に新発売する「ビオレUV アスリズム スキンプロテクトスプレー」。首回りや背中など塗りにくい部位にもシュッとひと吹き、独自開発の密着ベールでムラなく均一に保護します。
そのほか、日中の時間をスキンケアタイムに変えるUV美容液「ソフィーナ iP UVレジスト」や水感テクスチャーの「ソフィーナ iP インターリンクセラム」が2月8日(水)新発売。
3月28日(土)に目もと・口もとに使いたい濃厚なコクの「ソフィーナ リンクルプロフェッショナル シワ改善美容液」(医薬部外品)が新発売。
首にかけて使用できる「ビオレ 冷タオル」は3月7日(土)新発売。冷却ウォーターたっぷりで乾かないので、肌にのせると肌温度を3℃下げ、その効果は1時間も持続するそう。もしやホットフラッシュにもいいかも?
個人的には、じりじり感から肌を守る日焼け止めを早く実際に使ってみたい!と思いました。「キレイ」や「快適」に役立つアイテムがあれば、年齢を重ねても酷暑を楽しめそうですよ!
取材・文/佐藤素美