国内でも数少ない重炭酸泉のある長湯温泉。高い血行促進作用により、さまざまな健康効果が期待できるスポットです。この地と重炭酸泉の効果を紹介した前編に続き、後半では「クアパーク長湯」での滞在をレポートします。
温泉棟の歩行湯は往復100m。前編ではのんびり歩いて…と紹介しましたが、実はこれがなかなかの運動量! 歩行浴は浅いゾーンと深いゾーンのアップダウンがあって、足元が見えないため気をつけながら歩いていきます。1往復するだけでも汗がじんわりしてきて、日頃運動不足の私はちょっとしたお疲れ感。水着はレンタルできて、私が着ているグリーンのほかにネイビーとピンク(サイズはS・M・L)から選べます。キャミソールとショートパンツがつながったようなワンピースタイプです。
歩き疲れたら、芦川を眺めながら温浴できる露天風呂に。40℃くらいのお湯なので、いつまでも入っていられそうです! 温浴の推奨時間は30分以上とのことですが、この湯温なら楽勝♡ 「クアパーク長湯」の重炭酸泉は人工的な温度調節なしの源泉かけ流し。この露天風呂はとても気に入りました。
長湯温泉は古くから「入って良し、飲んで良し」と言われていて、「クアパーク長湯」内にも飲泉場があります。試しに飲んでみましたが、クセのない飲み心地でした。
コテージの部屋にも内風呂がありますが、温泉ではありません。これは、豊富に含まれるカルシウムなどの温泉成分が配管をつまらせてしまうためなのだそう。その代わり、重炭酸浴ができる入浴剤「HOT TAB」が備えてあります。実は「クアパーク長湯」は「HOT TAB」の関連会社が運営している施設。タブレット型の入浴剤をセットできるシャワーヘッドがあって、頭のてっぺんから重炭酸湯を浴びることができます。窓から空の見える広いお風呂で、こちらもとても気持ち良かったです。
「クアパーク長湯」での食事は自然の恵みを生かした食材が使われていて、健康に配慮したお料理が提供されます。季節の野菜やおおいた冠地鶏を使った薬膳スープ、地魚の刺身盛り、おおいた和牛のローストなど、とても美味でした♡ 連泊するとお料理がグレードアップするそうで、これは「連泊の楽しみを」というシェフの心配り。思いの込められたお食事は、体にも心にもやさしいものでした。
夜は静寂に包まれます。重炭酸浴をしたためか、スマホを見ることもなくスヤっと眠ってしまいました。虫の声を聞きながら眠りについて、朝は鳥のさえずりとともに起きる。自然と一体化した滞在が、ここではできます。この日は曇っていて見えせんでしたが、晴れた日の夜には満点の星空が見られるそうです。
「クアパーク長湯」の周囲は山と川しかない印象。でも、せっかく来たのだからと周囲を散策しました。徒歩で行ける距離に、重炭酸浴ができる日帰り温泉の「ラムネ湯」があります。ここではオリジナルキャラクターのタオルを購入。そして芦川の向こう側にある「人形工房かじか」では招き猫を買いました。この招き猫は腕に名前を入れてもらえるんです。可愛い旅の記念品が手に入って、いいことがありそうな気がします♡
そして、やはり自宅でも重炭酸浴を続けてみようと「HOT TAB」もお持ち帰り。低下を感じている代謝のアップを狙いたいと思います。
ここで売られている「HOT TAB」は長湯の泉質を目指して大分県竹田市と共同開発されたもの。そもそもこの入浴剤は長湯温泉の温浴効果を自宅でもと開発されたので、オンラインショップで扱っている「HOT TAB」シリーズも同様の重炭酸温浴ができます。
帰京する日は午前中に温浴しただけなのに、別府などを観光して夜の便に乗る頃もまだ体の内側がジンワリ温かいのを感じました。機会があればまた長湯温泉をゆっくり訪れたいと思います。
●クアパーク長湯
大分県竹田市直入町長湯3041-1
☏0120-381-126
https://www.kur-nagayu.co.jp/
●HOT TAB 公式サイト
https://tansan-kenko.com/hottab/
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