パナソニックの「イオン美顔器 イオンブースト マルチ EX」。
新開発の「パワーブーストテクノロジー」で
美容成分を奥深く肌の角層へ!
スキンケアコスメでお手入れしていても、以前のような効果を感じにくくなってきた。なんとなく肌への浸透が悪くなってきたような気がする。
加齢とともに、顔に締まりやハリがなくなってきた…。
そんな風に感じている40代、50代は多いのではないでしょうか。
そんな「スキンケアコスメが効きにくい」「顔に締まりがなくなってきた」悩みを解決するには?
美容業界でも「美顔器のことならこの人!」と名前の挙がる、美容エディター・ライターの吉田瑞穂さんに聞いてみました。
300を超える数の美顔器を試した経験を持つ吉田さんが今回おすすめするのは、パナソニックのイオン美顔器「イオンブースト マルチ EX」です。
「この美顔器が素晴らしいのは、手持ちのスキンケアコスメの浸透を良くしてくれるところ。お気に入りの化粧品を一緒に使って生かせるんです。
美顔器を初めて使ったのがパナソニックのスチーマーという方は多いと思います。
導入用の美顔器は他にもたくさんありますが、このタイプの美顔器が、皆さんになじみ深くて、手に取りやすいパナソニックから出たというのが大きなポイントですね」(吉田瑞穂さん)
パナソニックが長年培ってきた角層浸透研究によって生み出したのが、この美顔器に搭載されている、特許出願中の「パワーブーストテクノロジー」。
経皮吸収分野の専門家が監修して完成させたこの技術は、角層のラメラ構造に着目しています。
パナソニック史上最高の出力とイオンの力で、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、さまざまな美容成分を高浸透させてくれます。
「パワーブーストテクノロジー」とは?
美容成分はそれぞれ分子の大きさに違いがあり、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、高分子(分子が大きい)の美容成分は肌に浸透しにくいといわれます。
「パワーブーストテクノロジー」は、高分子の美容成分も浸透しやすくするために開発されました。
「パワーブーストテクノロジー」は、まず「パワーブーストパルス」を発生させながら、肌の角層に美容成分の通り道をつくります。それにかかる時間は、たったの約3秒!
パルスとは、ごく短時間だけ流れる電流や電波のことです。
美容成分の通り道をつくったあとに、イオンの力で、高分子の美容成分を、その浸透ルートから角層の奥すみずみまで浸透させるという仕組みになっています。
化粧品を手で塗った場合と比較すると、この美顔器では、ヒアルロン酸の浸透は約12倍、コラーゲンは6.3倍も浸透性が高まるそう。
高分子の美容成分には、ヒアルロン酸やコラーゲンのほか、高機能ペプチドなどがあります。
もちろん、これらより分子の小さな美容成分であるビタミンC、レチノール、ナイアシンアミド、CICAなども浸透がアップ。
化粧水、美容液、乳液、クリームなど基本のコスメのほか、目元用美容液、アイクリーム、シートマスク、ジェルなどのコスメとも一緒に使えます。
つまり、お気に入りのスキンケアコスメをいつも通り使いながら、この美顔器を併用すれば、さらに本格的なエイジングケアができるという優れものなのです!
パナソニックの角層浸透研究の成果が結集。
いつもの化粧品と一緒に使って、デイリーケアをスペシャルケアに
●イオン美顔器 イオンブースト マルチ EX EH-SS85 ¥59,400 (編集部調べ)/パナソニック
カラー:ホワイト
本体サイズ:高さ18cm×幅4.1cm×奥行き5cm
質量:195g
発売日:2023年11月1日
表情筋を鍛えるEMSケアも同時にできる、新機能を搭載
「イオン美顔器 イオンブースト マルチ EX」は、独自に設計されたEMSのプログラムを同時に行うことができます。
トリートメント中に、オン・オフのスイッチで切り替えられるので、好みや目的によって取り入れればOK。
顔の肌の緩みが気になってくる40代、50代にとって、この機能も見逃せません!
搭載されているのは、2種類の波形を組み合わせて緩急をつけた、独自の「デュアルダイナミックEMS」。
収縮と弛緩を繰り返す5Hzの波形と、収縮を持続させる25Hzの波形を組み合わせた独自のプログラムで、複雑な表情筋に効率的にアプローチ。
引き上げながら表情筋を動かし、効率よく表情筋を鍛え、引き締めケアができます。
下がりがちな頰や口角、フェイスラインを引き上げながら、美容成分の高浸透スキンケアができるのは大きな利点。
EMSのレベルは、部位や好みに合わせて3段階で調節できます。
EMSとは?
電気によって筋肉を刺激する技術のこと。
EMSを搭載した美顔器では、微弱な電流によって筋肉を刺激し、顔まわりの筋肉をトレーニングすることができます。
5つのモードでお手入れをカスタマイズできます
イオン美顔器「イオンブースト マルチ EX」は、上記の「パワーブーストテクノロジー」と「デュアルダイナミックEMS」を中心にした、5つのモードでお手入れができます。
「CLEANモード」…角質や毛穴の汚れが気になるときに。
「BOOSTモード」…高分子美容成分の角層への浸透を高めたいときに。
「MOISTモード」…しっかり保湿したいときに。
「BRIGHT UPモード」…きめが整った、明るく透明感のある肌に仕上げたいときに。
「COOLモード」…引き締まった肌に仕上げたいときに。
1つのモードが、それぞれ2~3分で終わるので、5つのモードをフルコース行っても約15分で完了できます。
ヘッドは「イオンヘッド」と「パワーブーストヘッド」の2種類
「イオンヘッド」は、EMSを搭載していて、「CLEANモード」「MOISTモード」「BRIGHT UPモード」「COOLモード」のときに使います。
「パワーブーストヘッド」は、「赤色LEDフォト」を搭載していて、「BOOSTモード」のときに使います。
ここでは、「BOOSTモード」と「MOISTモード」「BRIGT UPモード」をクローズアップしてみたいと思います。
■ 【BOOSTモード】
スキンケアコスメに配合された、高分子の美容成分の
肌の角層への浸透を高めたいときに
「BOOSTモード」では、下の「赤色LEDフォト」を搭載した「パワーブーストヘッド」を使います。
上は「パワーブーストヘッド」を使っているところ。
この「BOOSTモード」では、肌にあてるだけ。化粧品は使用しません。
角層を一時的に緩めて、あとから塗布する化粧品の高分子美容成分の通り道をつくります。
赤色LEDのフォトでのケアも同時に行うことができます。
「MOISTモード」や「BRIGHT UPモード」を行う前に使うのがおすすめ。
LEDとは?
Light Emitting Diodeの略で、発光ダイオード(光る半導体)のこと。エネルギーを光にして放出します。
専用の機器で、LEDを肌に照射。
LEDにはさまざまな色の種類がありますが、光の色によって期待できる美肌効果が変わってきます。
赤色LEDの効果とは?
温感ケアとハリ感アップが期待できます。
直接、肌全体を温めることで、肌のハリにアプローチします。
■「BOOSTモード」の使い方
まずは、顔の左右のどちらか、半顔で行います。
以下、5つのモードはすべて、顔の左右どちらかの半顔を先にケアし、その後、逆側の半顔をケアします。
また、それぞれのモードで、ヘッドをあてる場所や動かす方向は変わります。
詳しくは商品の説明書の記載に従ってください。
ヘッドを顔の中心部の1カ所にあて(1カ所につき約3秒あてる)、振動が止まったら離し、次の位置にあてます。
※この約3秒で、肌の角層に美容成分の通り道ができます。
顔の中心部から外側に向けて、あてる場所を少しずつ変えていきます。
あてる回数の目安は、ひとつのパートにつき3~4カ所ぐらい。
これを半顔の4パートで行います。
半顔のケアが終わったら、反対側の半顔でも同様に行います。
顔の左右両方のケアにかかる時間は、トータルで2分ぐらい。
■【MOISTモード】
しっかり保湿したいときに
電気浸透流の流れにのって、化粧品の保湿成分を肌の角層までしっかり浸透させて、潤いのある肌に導きます。
「電気浸透流」とは?
プラスからマイナス電極に向かって発生する、水の流れのこと。
この流れにのって、化粧品の保湿成分も一緒に移動するため、肌の角層への浸透性がアップします。
「MOISTモード」を選択するときにEMSをオンにすると、同時に表情筋トレーニングができて、リフトケアも可能になるのでおすすめです。
■【BRIGHT UPモード】
きめが整った、明るく透明感のある肌に仕上げたいときに
「BRIGHT UPモード」では、ビタミンCや、ビタミンC誘導体を含む化粧品を使いましょう。
ビタミンCなど、マイナス電荷の美容成分を、イオンヘッドのマイナス電極で反発させることで、角層までしっかり浸透させます。
きめが整って明るく透明感のある肌へ。
コウジ酸を配合した化粧品を使った場合は、コウジ酸が角層に浸透しやすくなります。
さらに、ヘッドがプラスに切り替わると、電気浸透流(プラスからマイナス電極に向かって発生する水の流れ)によって、保湿成分も角層に浸透。
「BRIGHT UPモード」を選択するときにEMSをオンにすると、同時に表情筋トレーニングができて、リフトケアも可能になるのでおすすめです。
■「MOISTモード」と「BRIGHT UPモード」の使い方
「MOISTモード」や「BRIGHT UPモード」では、下のEMSを搭載した「イオンヘッド」を使います。
どちらのモードも、使う化粧品の種類に少し違いはありますが、手順はほぼ同じです。
上は「イオンヘッド」を使っているところ。
化粧水、美容液、乳液、ジェル、シートマスク、クリーム、目元用美容液、アイクリームなどをつけた上から、美顔器のヘッドを肌にあてます。
複数の化粧品を重ねづけした上からでもOK。
シャバシャバ系の化粧水をつけるときだけ、化粧水をコットンに含ませて、そのコットンを美顔器のヘッドに装着し、ヘッドを肌にあてながらなじませます。
「BRIGHT UPモード」のときは、上にも書きましたが、ビタミンC、ビタミンC誘導体を含む化粧品を使いましょう。
同時にEMSをオンにすると、表情筋トレーニングができるのでおすすめ。
ただし、クリームやアイクリームなどの油分が多い化粧品をつけていると、EMS の刺激を感じにくくなります。
油分の多い化粧品をつけたあとに、水分が多い化粧品(化粧水、美容液、乳液、ジェルなど)を重ねづけしましょう。EMSの刺激を感じやすくなります。
<使うときの手順>
●最初にレベルを選ぶ
EMSスイッチで、オンかオフを選択。オンなら、弱・中・強の3つからレベルを選びます。
イオンスイッチで、弱・中・強からレベルを選びます。
温感スイッチで、オンかオフを選択。オンなら、低・中・高の3つからレベルを選びます。
●シャバシャバ系の化粧水をつけるときは?
化粧水をコットンに含ませ、そのコットンを装着したヘッドを、肌に軽く押しあてたり離したりします。
これを繰り返しながら、ゆっくりと、あてる位置を変えていきます。
顔の左右で同様に行います。
●とろみのある化粧水、美容液、乳液、ジェルタイプのコスメ、クリームをつけたあとは?
化粧品をつけたあとの肌に、ヘッドをあてて動かします。
頰半分から下は、フェイスラインを押し上げるようにして、あてながら、顔の中心部から外側に向けてゆっくりすべらせます。
頰半分から上は、引き上げるようにして、あてながら、顔の中心部から外側に向けてゆっくりすべらせます。
顔の左右で同様に行います。
●シートマスクをしたあとは?
シートマスクをして外したあとの肌に、ヘッドを軽く押しあてたり離したりします。
これを繰り返しながら、ゆっくりと、あてる位置を変えていきます。
顔の左右で同様に行います。
●目元用美容液やアイクリームをつけたあとは?
化粧品をつけたあとの肌(目の下)に、ヘッドを優しくあてて、目頭側から目尻側に向けて、ゆっくり1回すべらせます。
右の目の下で1回すべらせたら、左の目の下で1回すべらせます。
目と肌に負担をかけないよう、左右交互に行います。
5つのモードをすべて、フルコースで行う場合の流れは?
5つのモードをフルに行った場合の流れも紹介しましょう。
1「CLEANモード」(約3分)
イオン導出+温感+振動の効果で、通常の洗顔では落としきれない、毛穴などの汚れを除去。
浸透ケアの前のワンステップです。
2「BOOSTモード」(約2分)
肌の角層を一時的に緩めて、高分子美容成分の通り道をつくります。
赤色LEDでのフォトケアも同時にできます。
ここで、手持ちの化粧品を肌に塗ります。
3「MOISTモード」(約3分)
電気浸透流にのせて、化粧品の保湿成分を角層にしっかり浸透させます。
EMSでの表情筋トレーニングを同時に行ってもOK。
4「 BRIGHT UPモード」(約3分)
ビタミンCなど、マイナス電荷を持つ美容成分を角層へ浸透させます。
EMSでの表情筋トレーニングを同時に行ってもOK。
5「COOLモード」(約2分)
お手入れの最後に肌をクールダウン。引き締まった肌に仕上げます。
手軽なデイリーケアには、「MOISTモード」または「BRIGHT UPモード」と「COOLモード」で計約5分。
しっかりベーシックケアには、上記のフルコースのうち、「MOISTモード」か「BRIGHT UPモード」のどちらかひとつを選び、計約10分のトリートメントを。
肌悩みやライフスタイルに合わせて、お手入れの内容をカスタマイズできるのが便利です。
「難しく考えることなく、毎日のスキンケアに取り入れられて、美容成分を余すことなく肌に押し込めることができるのが、この美顔器のいいところ。
この美顔器を一緒に使うと、スキンケアコスメの効きが全然違ってきますよ!」と吉田さん。
──ハリや弾力の低下、くすみやシミ…。
気になる肌悩みは増えているのに、スキンケアの効きがいまいちと感じる人に、この美顔器はおすすめです!
ついでに表情筋も鍛えて、引き締まった顔立ちを目指したいですね。
取材・文/中込久理 取材協力、画像・資料提供/パナソニック
パナソニック公式サイト 「イオン美顔器 イオンブースト マルチ EX EH-SS85」
【教えていただいた方】
大手通信キャリア勤務を経て、2001年より美容エディター・ライターとして、さまざまな雑誌、広告で活動。試した数300超、所有数60超の美顔器については一家言あり、識者としてテレビ出演やコンサルティングも行っている。2024年は、著書の刊行や、ネットサービス「Ameba」でオフィシャルブログをリリースする予定。