40代、50代の肌には、乾燥に負けない“強い肌”をつくるために保湿は必須! でも保湿って水分補給をすればいいわけではありません。では、どうすれば乾燥は防げるの? フェイスはもちろん、首、ハンド、頭皮などパーツ別に保湿ケア方法をプロが伝授。
サプリなどを用いたインナーケアまで、最新の保湿ケアをまとめました。
INDEX
- ・若見え寿命をぐんと延ばす肌磨き3カ条
- ・首に顔と同じ保湿が必要な理由
- ・「手荒れと乾燥」に効果的なハンドクリームの塗り方
- ・乾燥老化を防ぐ朝ケア
- ・乾燥肌をしっとり潤い肌にするツボ
- ・カサカサする腕と脚
- ・体の中を整えて乾燥に強い美肌に
- ・頭皮と髪の乾燥はエイジングを加速!
若見え寿命をぐんと延ばすスキンケア見直し3ヵ条
水分と油分はセットで補給
化粧水と乳液&クリームの使い方を、美容ジャーナリストの小田ユイコさんが解説します!
肌の最表層である表皮に必要なのは、水分と油分を「組み合わせた」潤いで満タンにすること。
ローションで水分を効率よく補い、乳液&クリームの油分でバリア機能アップを!
※記事掲載のスキンケアアイテムは、参考としてご覧ください。
老けない人の「首メンテ」 首に顔と同じ保湿が必要な理由
皮膚が薄いのでしっかりと保湿を!
首の皮膚は薄くてハリがなく、皮脂分泌が少ないことから、とても乾燥しやすいのが特徴です。これが“首に年齢が表れやすい”大きな理由のひとつ。
「それを防ぐために何より必要なのは“保湿”で、顔のケアをそのまま首まで行うことが基本です。さらに、首の皮膚の特質に合わせて有効成分を配合したネッククリームを活用するのもいいですね」(髙瀬聡子先生)。
首とデコルテまで顔の一部と自覚して、丁寧なケアを習慣づける…その気持ちとひと手間が、必ず差となって表れるはず。
※記事掲載のスキンケアアイテムは、参考としてご覧ください。
「手荒れと乾燥」に効果的なハンドクリームの塗り方
バリア機能を改善させることが先決!
瀬戸口めぐみさんが伝授!爪と手のエイジングケア
加齢による老化に加え、過度な手洗いや消毒で、手あれや乾燥悩みから抜け出せない人が急増中。硬く乾燥した肌には、水分と油分の両方が必要。できれば、保湿ミストを吹きかけたあとに、ハンドクリームで油分コートするのが効果的です。
基本のハンドクリームの塗り方、日中のミストケア、夜のスペシャルケアで手あれや乾燥をきちんとケアしましょう。
※記事掲載のスキンケアアイテムは、参考としてご覧ください。
朝こそ保湿を手厚く! が秘訣マスクやオイルで鮮度アップ
どうせマスクをするなら夜よりも朝のほうが効果的
特別なイベントがある日におすすめの集中ケア、シートマスクも、夜より朝のほうが効果的です。化粧ノリもアップして、透明感にも歴然とした差が。
また、ケアしても乾燥してシワっぽい、疲れて見えるというときは、朝に"追っかけオイル"を! いつものスキンケアにオイルを追加して使うと、保湿力が増すとともに肌にフレッシュなツヤ感が生まれます。
完璧な保湿のための+αテクニックをチェック!
※記事掲載のスキンケアアイテムは、参考としてご覧ください。
乾燥肌をしっとり潤い肌にするツボ
「迎香(ゲイコウ)」と「瞳子髎(ドウシリョウ)」
季節に関係なく、肌トラブルのナンバー1は乾燥肌です。
空気が乾燥する秋の終わり頃から冬と、エアコンを使用する時期が乾燥肌で悩まされます。乾燥によって肌がカサカサしてくると、あまり意識しないシワも目立ってきます。
予防としては、とにかく保湿をしっかりすること。乾燥肌対策の美容液には、保湿成分がしっかり凝縮されているので、強い味方になってくれますが、こうした化粧品を使うとき軽くマッサージをしながらつけるようにするとさらに効果があがります。
マッサージは、ツボを意識しつつ化粧品が浸透するのを感じながら軽く指先で行います。そうすることによって顔の経絡が刺激され、血行が促進され潤いが出て、同時に顔色も明るくなります。
乾燥老化@ボデイケア“カサカサする腕と脚”
腕・脚の肌乾燥に効果的なケア
太ももやお尻、腕は乾燥が起こりやすく、肘や膝はカサつきが頻発するパーツ。
日常的に保湿ケアをするなら、全身用のボディクリームなどでOKですが、それでも潤いが足りない場合は、ボディオイルを塗ったあとにミルクを重ねて塗る“重ね塗り”がおすすめ。
肘や膝の角質が硬く厚くなっている場合は、肌に優しいボディスクラブで軽く落とすようにします。オイル入りのソルトスクラブ剤は、全身に塗ってそのままバスタブに入ると入浴剤になるので、便利なアイテムです。
体の中を整えて乾燥に強い美肌に“自律神経と腸内環境を整える”
乾燥に負けない“強い肌”は“美腸”がつくる!
高価な化粧品を使っているのに、なぜ肌があれるの? と疑問に思っているみなさん、自律神経と腸内環境が整っていないからではないでしょうか?
慢性的な便秘があり、さらに乾燥肌でも悩んでいる20~39歳の女性61名を2群に分け、ヨ-グルトの皮膚機能改善作用をみた結果です。
1群にはコラーゲンペプチドとセラミドを配合したヨーグルトを、もう1群には、コラーゲンとセラミドを配合した酸性飲料(乳製品および乳酸菌を含まない)を、それぞれ120mlずつ1日1回、4週間摂取してもらいました。
その結果、両群とも摂取前に比べて乾燥が改善されたうえに、ヨーグルト含有群のほうが、有意に改善されたことがわかります。
健美腸ドクターの小林暁子さんに、“美肌”のために必要な“美腸”つくりについて教えていただきました。具体的に美しい肌を取り戻し、キープするために必要なポイントをご紹介します。
頭皮と髪の乾燥はエイジングを加速!
毎日、習慣にしたいヘアケア!
頭皮にかゆみやフケが現れたり、髪がパサついてまとまりにくくなったり。秋冬は頭皮と髪にも乾燥トラブルが!
シャンプーで皮脂を落としてしまっているのに、頭皮を保湿しないなんてナンセンス。顔やボディと同じように乾燥対策を心がければ、髪も頭皮も美しく健康的に!
冬の間にエイジングを進ませないよう、頭皮と髪の乾燥対策が必要です。保湿アイテムを普段のヘアケアにプラスしたり、シャンプーの仕方やドライヤーのかけ方にもコツがあります。今日から実践すれば、将来的にも美しい髪がキープできるかもしれません!
最終更新日:2022年12月8日