人気のアンブレラカラーをウィッグで!
ピーチ&アーモンドのハイトーン個性派ボブに
【After/ウィッグで変身した金子さん】
ヘアモデルになっていただいたのは、金子三記さん(48歳・主婦)。
※2025年2月7日時点でのプロフィールです。
カジュアルモードなテイストが好きだという金子さん。
ファッションはモノトーンや落ち着いた色でまとめることが多いそうです。
今回はくすみ系カラーのフルウィッグにトライ!
大人にはハードルが高い? と思うかもしれませんが、こちらのウィッグは、コーラルピンク×内側がブラウンになっているので、自然な立体感があってなじみよし。
短いボブスタイルのウィッグなら、このくらい思い切った「映えカラー」でもチャレンジしやすそうです。
【Before/素髪の金子さん】
クセのあるねこっ毛。
毛量が多くて膨らみがちなので、ストレートパーマをかけているそう。
「ストパーをかけないとシルエットが丸くなってしまい、好みの服装と似合わないんです」と金子さん。
特に、衿あしの毛だまりと前髪の生えグセが気になっているのだとか。
■今回、着用したウィッグはこれ!
●アクアドール
アンブレラリリィボブ [wg349]
商品管理番号:wg349
販売価格:¥4,620
色:MTPCMM-X/ピーチアーモンド
製品の詳細はこちら↓
トレンドのアンブレラカラー(内側は暗く、表面だけに明るい色をかぶせたカラーデザイン)のフルウィッグ。
ちょっとくすんだピーチ系のコーラルピンク(オレンジがかったピンク)を表面に、寒色系アーモンドカラーを内側に配置。
2色の明度差が強すぎず肌に近い色のため、派手になりすぎることなく、大人でも挑戦しやすい色みです。
前髪や裾の毛先のぱっつん感が気になる場合は、低めの温度にしたヘアアイロンでニュアンスをつけると、いい感じになじみ、大人っぽく仕上がります。
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■おしゃれ見えのポイントは?
くすみコーラルピンク×ブラウンの絶妙「しゃれカラー」。
自然な立体感はウィッグとは思えないほど!
挑戦的な色ではあるものの、肌になじみやすいくすみカラーだから、違和感なくナチュラル。
コーラルピンクの部分は表面だけで、少しかき分けると内側のブラウンがチラ見え。
浮かない2トーンでさらに自然に見せています。
前髪を軽く分けたり、サイドをちょこっと流したり、ほんの少しニュアンスを加えるだけで、まるでもともとの自分の髪であるかのような仕上がりになります。
■どの角度から見ても完璧!
フルウィッグの魅力は、ヘアサロンでカットやヘアカラーをした直後の、完成されたヘアデザインを、かぶるだけで演出できるところ!
どの角度から見ても完璧なスタイルです。
●右サイド
少し髪をかき分けるだけで内側のブラウンが顔をのぞかせ、おしゃれな雰囲気です。
アンブレラカラーの魅力を満喫できます!
●左サイド
顔まわりの毛先を軽く外側に流しているので、顔型カバーもばっちり。
毛先はぱつんとしているので、シャープなテイストが好きな金子さんに合う、スクエアシルエットに見せることもできます。
●後ろ
2トーンの明暗が見えて立体的な毛流れに。
ウィッグなら、自分の髪をカラーリングすることなく、シンプルヘア×大胆カラーを楽しむことができます。
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■つけるときの手順は?
●プロセス1
フルウィッグをかぶる前に、ネットで髪をタイトにまとめる
ウィッグをかぶったときに浮かないよう、ネットを使って地毛をタイトに。
ヘアバンドをつけるときのように筒状のネットを首にかけてから、前髪がオールバックになるようにかぶります。
ネットの端を髪の生え際の位置に合わせ、ずれないよう、両サイドをピンでしっかり固定して。
毛先はネットで包んでから内側に折り込み、ピンでとめます。
※上写真では、スタッフの私物のネットを使用していますが、このウィッグに付属している専用ネットも使用できます。
●プロセス2
前髪の中央を手で押さえ、ウィッグの後ろ側全体を引っ張りながらかぶる
まず下を向き、下を向いたまま、顔の前頭部から先にウィッグをかぶります。
ウィッグの髪の生え際と自分の生え際を合わせたら、ウィッグの前髪の真ん中を手で押さえて、ウィッグの後ろ側全体を後ろにぐいっと引っ張り、地毛を隠します。
変に浮いているところや地毛が見えているところがないように、位置を調整して。
●プロセス3
頭頂部の分け目がくっきりしないよう、分け目付近の髪を手ぐしでなじませる
ウィッグが不自然に感じることがあるのは、何もしない状態だと、頭頂部の分け目がぺたんとして地が見えてしまうから。
頭頂部の分け目付近の髪を手ぐしで立たせて、くしゃくしゃっと動かし、分け目が見えないようにする「ひと手間」を加えるのが効果的です。
ヘア&メイクアップアーティストの広瀬あつこさんがおすすめするテクニックは…。
頭頂部の髪の根元を立たせながら、ライトなスタイリングクリームをなじませ、分け目を曖昧にしてふわっと見えるようにします。
さらにヘアアイロンを140℃に設定し、サイドの毛先を外ハネにすると、おしゃれ度が高まります。
■ヘア&メイクアップアーティスト、広瀬あつこさんに聞きました。
このウィッグを選んだ理由は?
今回、金子さんのヘア&メイクを担当した広瀬さん。
ウィッグ選びも金子さんと一緒に行っています。
「金子さんが好きなファッションやメイクの傾向から、くすみコーラルピンクが似合うと思いました。
内側の濃いカラーが透けて見える2トーンウィッグなので、フルタイプでもトライしやすいと思います。
このウィッグはコシがある質感で、しなやかというよりスタイリッシュに決まる形。
それも金子さんのエッジィな雰囲気と好相性でした」(広瀬さん)
■ヘアモデル・金子三記さん
このウィッグを着用してみた感想は?
「まず、ただかぶるだけだと、どうしても“ヅラ”感が出てしまいがちなフルウィッグが、ちょっと手を加えるだけでこんなに違和感なく見えるんだと驚きました。
私はイエベなので、このようなコーラルピンク(オレンジがかったピンク)は肌なじみがいいのかもしれません。
ブリーチをしないとできない髪色が、髪を傷めることなく手軽に楽しめることに世界が開けた気分。
ウィッグを取り入れて、トータルコーディネートをさらに楽しんでみたいです」(金子さん)
金子さんの肌は、パーソナルカラー診断でいうと、肌色が黄み寄りの「イエベ」(イエローベース)。
イエベは暖色系が似合う傾向がありますね。
こうした肌色のタイプも、ウィッグのカラーを選ぶときの目安になりそう。
■終わりに
「若い世代が楽しんでいるような、遊びのあるヘアデザインを自分でもやってみたい!」という願望を、実は簡単に実現できるのがウィッグ!
ついでに、40代、50代が抱えがちな薄毛や白髪などの悩みをカバーするにもうってつけです。
ハイトーンの派手色は若い人がかぶるものと決めつけず、ポジティブに試してみると、さまざまな選択肢が広がりそうですね。
撮影/青柳理都子〈人物〉 ヘア&メイク/広瀬あつこ 取材・文/斉藤裕子