肌なじみのいいハイトーンのベージュカラー。
外ハネのボブとの組み合わせで、キュートで軽やかな雰囲気に
【After/ウィッグで変身した長谷部さん】
今回、ヘアモデルになっていただいたのは長谷部文恵さん(56歳・パート)。
※2025年5月30日時点でのプロフィールです。
年齢を重ねて髪のハリ・コシがなくなり、寂しく見えてしまうという長谷部さん。
うねって広がる髪質のため、ある程度長さのあるスタイルをキープしているのだそう。
今回は初めてのフルウィッグ体験。
大胆なイメージチェンジをご覧ください!
【Before/素髪の長谷部さん】
もともとクセがあり、特に雨の日や汗をかいたあとは広がってしまう髪質。
50代に入ってからはハリやコシがなくなり、パサつきも目立ってきたそう。
白髪も増え、根元が伸びて白くなっていると老け見えしてしまうという悩みも。
前髪がぺたっとしているため、「前髪や頭頂部にボリュームがあって若々しく見えるスタイルに憧れます」と長谷部さん。
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◼️今回、着用したウィッグはこれ!
前から見ると… ↓
斜め前から見るとこんな感じです ↓
●ピンクエイジ
サロンカラーフルウィッグ)Jカールパーマ エラ(ミスティ原糸)
カラー:CB1/SL4(2T)#チョコブラウン アッシュミルクブラウン
価格: ¥7,400
製品の詳細はこちら↓
サロンでカットしてもらったような、すっきりと軽いボブを実現するため、セミレイヤーカット技術を加えてスリムなラインに。
毛先だけそっと軽く巻いたかのようなJカールがついていて、ふんわり感もプラス。
根元が暗く見えるカラーバランスが、まるで自毛のようなナチュラルさ。
◼️おしゃれ見えのポイントは?
肌なじみのいいミルクティーベージュのハイトーンカラー。
毛先のハネ感や耳まわりの透け感などディテールにこだわって、ウィッグ感を軽減!
大人にとってハイトーンカラーはハードルの高いイメージですが、オークル系の肌と相性のいいベージュ系のカラーを選べば、意外なほどのなじみのよさ。
ウィッグのJカールのままだと甘い雰囲気なので、毛先をハネさせてラフなニュアンスをつけたり、サイドを耳にかけて顔まわりを軽快に見せたりと、細部に手を加えて、自然に見せながらおしゃれ感を引き出しています。
◼️どの角度から見ても完璧!
●右サイド
自毛は鎖骨下まである長めヘアでしたが、このウィッグを着用したことで一気に短くなり、軽やかな印象になりました。
デコルテまわりがすっきりして首が長く見えるため、スタイルバランスまでよく見える効果も!
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●左サイド
毛先を外ハネにすることで無造作なニュアンスが生まれ、ぐんとこなれた雰囲気に。
ウィッグなので髪がへたらず、程よいボリューム感があるのもうれしい。
●後ろ
光に映えるハイトーンカラー。
根元がほんのり暗く見えるため、人工的でなく自毛にカラーしたように見えます。
◼️つけるときの手順は?
●プロセス1
ネットをかぶって自毛をタイトに
筒状のネットをかぶり、自毛と一緒に「の」の字状にまとめてピンでとめます。
毛束はなるべくつぶしてフラットにしておくこと、頭頂部をタイトにしておくことがコツ。
この準備をしておくと、このあとにつけるウィッグが浮かずにフィットします。
●プロセス2
フルウィッグをかぶる
ウィッグの前の真ん中を持ち、おでこの自毛の生え際のラインに合わせてかぶります。
ウィッグの前側を押さえたまま上を向き、ウィッグの後ろ側をグイッと引っ張って、自毛をまとめた上にかぶせて。
マントをはおるときをイメージしてかぶると、うまくいきます。
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●プロセス3
細部をスタイリングして、大人に似合うこなれ感を演出
もともと毛先にJカールがついているので、コームでとかして逆向きにハネさせます。
毛先に外ハネと内巻きカールがミックスされ、無造作な雰囲気に。
サイドの髪は耳にかけて、その上から表面の毛を軽くかぶせ、ふわっとしたエアリー感をプラスします。
■ヘア&メイクアップアーティスト、広瀬あつこさんに聞きました。
このウィッグを選んだ理由は?
今回、長谷部さんのヘア&メイクを担当した広瀬さん。
ウィッグ選びも長谷部さんと一緒に行っています。
「このカラーがとても素敵。内側が少し濃くなっていてメッシュが入っているように見え、なじみのいいカラーバランスになっています。
白髪対策でブリーチハイライトを入れる方が増えてきている今、このくらいのハイトーンでも以前ほどハードルが高くなくなりました。
毛先がJカールになっていて、コームでとかすだけで、内巻きにも外ハネにもなるのもいいですよね。
巻かなくても、気分に合わせて毛流れが変えられます」(広瀬さん)
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■ヘアモデル・長谷部文恵さん
このウィッグを着用してみた感想は?
「明るいカラーとあごラインより短いボブにずっとチャレンジしてみたかったので、それがふたつ同時にかなって、とってもテンションが上がりました!
想像よりすごく軽いことに驚き。帽子をかぶっているような感覚です。
ヘアメイクの広瀬さんから教えていただいたかぶり方のコツをマスターして、自分でも使ってみたいと思います。
気分転換によさそう!」(長谷部さん)
◼️終わりに
年齢を重ねるほど、自分の髪では大胆なヘアチェンジがしにくくなるという人も多いようですが…。
自毛でカラーやカットをしなくても、ウィッグを使えば、さまざまなヘアスタイルにチャレンジできます!
ウィッグを上手に使って、今回のように大胆なスタイルに変身するのも◎。
ヘアライフをもっともっと楽しみましょう!
撮影/青柳理都子 ヘア&メイク/広瀬あつこ 取材・文/斉藤裕子