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タブーから脱出、本物の大人の女性になる
ために読みたい本をご紹介。
女性の一生を支配する
潤い力を高めるために
『潤うからだ』
森田敦子 著/ワニブックス
1,200円
アレルギー性気管支喘息の治療として出会った植物療法を、本場フランス国立パリ13大学で学んだ著者。渡仏後、女性なら誰でも腟まわりのケアをしていることに衝撃を受けました。翻ってケアしない日本女性が生理や妊娠、出産から、骨盤臓器脱、老後の介護にいたるまで、トラブルを招きやすいという事実を憂い、回避するための適切なケア法を丁寧に解説。母娘で読みたい一冊。
行列のできる臨床心理士の
メソッドは自分マニュアルを作ること
『「自分思考」のすすめ』
玉川真里 著/誠文堂新光社
1,300円
うつを発症後、臨床心理士を目指し、過酷な駐屯地で自衛隊員のメンタルヘルスを支えてきた著者が語る言葉には、つらい経験を乗り越えてきた重みがあります。「今は精神科病棟に入院しているけど、将来カウンセラーになる」というバックキャスティング思考や「私にはこういうところがある」と事実のみ記述する自分マニュアルなど、心が八方塞がりになったときのヒントが満載。
オトナの女とは? 恋とは?
後輩へ贈るヒントの数々
『オトナのたしなみ』
柴門ふみ 著/キノブックス
1,400円
『東京ラブストーリー』に夢中だった世代も、すでに立派なオトナ。還暦を迎えた著者は、若い頃の「オトナでないことがかっこいい」という思い込みを、イタイ経験を積み重ねることで払拭、オトナとしての流儀を学んできたと明かします。後輩のアラフィフ世代がちゃんとイタクないオトナになってほしいと、気さくな語り口で語られる鋭い指摘には、思わずクスリとさせられます。
撮影/久々江 満 取材・原文/佐野美穂