ボン・ジョルノ!こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。
いよいよ、一年で最も冷え込みが激しくなる季節がやって来ました。
今日は“温浴ケア”をテーマに、誰もが手軽に取り入れられる方法をお届けしていきます。
<お風呂は体力を消耗する?>
寒さが増す大寒以降、年齢を重ねるにつれて何となくお風呂に入ることをためらう日があるかもしれません。
それは “ここのところ少し体力が落ちているよ!” というあなたのカラダからのメッセージ。
お風呂には体を温め、免疫力を高める働きがありますが、極端に体力が落ちてきている時はかえって逆効果。
一年で最も冷え込みが激しくなるこの季節、シャワーだけのアパートメントで、ヨーロッパの人々は上手に温浴ケアを取り入れて冬を乗切っています。
今日ご紹介する温浴ケアは、冬のヨーロッパの厳しい寒さ暮らしの知恵から生まれた、体力の消耗を最低限に抑えた効果的なメソッドです。
<お部屋で温浴ケア―3つのポイント―>
お風呂ではなく、お部屋でカラダを温める場合、どうしてもピン・ポイントでの温浴ケアになります。
まずは首などコリこわばって固くなっている部分を温め、血行を良くしてコリをほぐしてあげることが大切です。
最近は、電子レンジでチンする“首肩温浴パッド”などが出ていますので、首や肩をしっかり温めてコリをほぐしましょう。
ハイネック・シャツなどの上からパッドを乗せると肌の弱い方でも低温火傷の恐れがなく、心地よく温もります。
次に温めたいのは、冷えを感じやすい足首やふくらはぎです。
軽く絞ったフェイスタオルを数枚レンジでチンして、温度を確かめながら足首・ふくらはぎにしっかり巻きつけましょう。
タオルの温もりを感じなくなったら外して、温めた足首からふくらはぎに向かってオイルクリームでマッサージしておきましょう。
最後に、意外にこっているのが手首から肘・腕にかけての筋肉です。
同じく電子レンジで温めたおしぼりタオルの温度を確かめながら、手首、肘、腕をくるんだ上から、ぎゅっぎゅっと揉んでいきましょう。
またつかみ揉みした後で、しっかりクリームなどで保湿して下さいね。
<お風呂のお湯を抜く前に-足浴->
次にもう少ししっかり足を温めたい時におすすめなのが足浴です。
ヨーロッパの旅行先で見かけられたことがあるかと思いますが、ヨーロッパのサニタリーでは、トイレの横に必ずビデがあります。
一般にビデはウォシュレットの代用品と思われていますが、実際には様々な使い道があります。
冬場お風呂のないアパートメントで、ビデは「足湯」のできる最強の温浴システム。
足をしっかり温めて、ブラシで汚れを落とし、マッサージするだけで、お風呂に入った時のような“ほわぁっと感”を味わえます。
日本ではバスタブがありますので、もっと手軽に足湯ができますよね。
お風呂のお湯を抜く際に水深40cmくらいで一旦止めて、バスタブのへりに腰かけて足を温めれば、手軽に足湯ができます。
時間的には10分~15分程度、しっかり足を浸けて温めて頂くとカラダの方まで温もります。
この時、部屋着は着たままで膝上まで裾を巻き上げ、寒くないようにして足だけをお湯に浸けて下さいね。
また足浴で脚を温めた後は、バスタオルなどでしっかり水滴をとってクリームなどを塗りこんで保湿ケアを。
次ページには、今月のおすすめ銘柄をご紹介。日本のお水です。
<今月のおすすめ銘柄>
北アルプス立山連峰 北の天然水
名前の通り、源泉採水地は北アルプス立山連峰・富山県中新川郡立山町になります。立山水系のミネラルウォーターを、その場でボトリングした採水地パック。すっきりとした味わいで、まさに日本の水という印象です。
【水タイプ】
産地泉源:日本/富山県
湧水温度:非公開
水タイプ:無発泡
知覚ほか:無臭/pH7.0~7.1
ミネラル:ナトリウム:1.17mg,カリウム:0.22mg,カルシウム:0.70mg,マグネシウム:0.20mgほか ※販売元の分析による(per.100ml)
【水ソムリエの飲み方レシピ】
日本の水の美味しさを実感できるのは、何と言っても緑茶。そしてお抹茶といった伝統的な飲み方。ミネラル成分に邪魔されることなく、茶葉の甘味や渋み、程よい苦味など繊細な味わいが楽しめます。またお料理とのコーディネートでは、生鮮サラダや和え物など薄味の日本料理によく合います。5℃くらいに冷やせば、そのままで美味しいテーブルウォーターとして使えます。
<ショップ情報> アマゾンなどインターネット販売,北陸・関西エリアのリカーショップほか