しょうがの風味と
みりんが作り出す
爽やかな甘味が新鮮!
ヘルシーレシピで人気の野菜料理研究家、庄司いずみさんが提案するのが、しょうがをみりんで煮た「しょうがみりん」。すっきりとした甘味が特徴の新感覚の調味料です。
「私は料理にもスイーツにも、甘味が欲しいときには砂糖は使わず、みりんを使っています。みりんの甘味はくどくないので、素材の持ち味を邪魔することなく、ほんのりと優しい甘味を出せるというところが気に入っています。また、甘味だけでなく奥深い旨みもあるので、素材の味がより引き出されます」と庄司さん。さらにしょうがと合わせて煮た「しょうがみりん」なら、より爽やかな甘味が楽しめます。
そんな「しょうがみりん」のおいしさのカギを握っているのは、本みりんそのもののおいしさ。
「タカラ『国産米100%』本みりん」は、オリゴ糖をはじめとする9種類以上の糖から生み出される奥深い甘味と、米由来の18種類のアミノ酸で構成される旨味とコクが特徴。しょうがの風味を引き立て、爽やかな大人の甘味を作り出します。
作り方は「刻んだしょうがをみりんで煮るだけ…」と、とても簡単なのでぜひトライして(しょうがみりんの作り方は次ページに)!
甘いだけじゃない!
不足しがちな栄養も補える
爽やかヘルシースイーツ
美容と健康が気になる大人の女性なら、やはりスイーツも栄養価が高く、ヘルシー効果の期待できる素材を使ったものをチョイスしたいものですね。
しょうがには、デトックスや脂肪燃焼、冷え症改善などの効果が期待される、代謝アップの成分が多く含まれているので「しょうがみりん」は大人のスイーツ作りにぴったり。
今回は、ビタミン豊富なフルーツと「しょうがみりん」を組み合わせたスイーツ2品をご紹介しましょう。「しょうがみりん」のほんのりとした優しい甘味はフルーツとの相性も抜群です。
1品目めは、「しょうがみりん」を使った甘さ控えめのひんやりデザート。イソフラボンや植物性タンパク質をはじめ、女性に嬉しい栄養が豊富な豆乳を使っているのもポイントです。
<1>ジンジャーソイジェラート
ライトな味わいの豆乳に、ほんのり&すっきりとした甘味の「しょうがみりん」を合わせました。フルーツのおいしさがより引き立ちます。
材料(作りやすい分量)
冷凍マンゴー……200g
キウイ(角切りにして冷凍する)……200g
いちご(へたを取って半分に切り、冷凍する)……200g
豆乳……大さじ6
しょうがみりん……大さじ3
ミントの葉(生)……適量
作り方
①各フルーツに豆乳(各大さじ2)、しょうがみりん(各大さじ1)を加え、それぞれフードプロセッサーにかける。
②それぞれバットなどに流し入れて冷凍庫に入れ、シャーベット状になるまで固める。
③グラスに盛りつけ、ミントの葉を飾る
※残ったら冷凍保存し、10日程度で食べきる。
もう1品は、朝食にもおすすめのフルーツたっぷりのパンケーキです。
<1>しょうがみりんのパンケーキ
コンポートの煮詰め加減は好みで調整を。すっきりとした軽い甘味を楽しむなら2~3分、濃厚な甘味が欲しい場合は5分程度しっかり煮詰めるなど、好みの甘味に仕上げましょう。
材料(作りやすい分量)
〈いろいろフルーツのコンポート〉
りんご・柿(ひと口大に切る)……各100g
ぶどう(皮ごと半分に切る)……100g
レモン(輪切り)……1/3個(40g)
しょうがみりん……1カップ
〈豆乳パンケーキ〉
A 薄力粉……150g
A ベーキングパウダー……小さじ2
A 豆乳・水……各120ml
A しょうがみりん……大さじ2
油……適量
〈スイートジンジャーソース〉
しょうがみりん……100ml
レモン果汁…小さじ1
※しょうがみりんは半量になるまで煮つめ、レモン果汁を加えて混ぜ合わせる。
作り方
①コンポートの材料をすべて鍋に入れて中火にかけ、煮立ったら弱火で2~5分加熱する。容器に移し粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
②Aの材料を混ぜ合わせ、油を熱したフライパンに流して両面焼く。
③パンケーキの上に①のコンポートをのせ、スイートジンジャーソースをかける。
すっきりとした甘味を楽しむ大人スイーツ、いかがでしたでしょうか?
では、次のページで、基本となる「しょうがみりん」の作り方を解説しましょう。
<基本のしょうがみりん>
材料(作りやすい分量)
しょうが……100g
本みりん……200ml
作り方
①しょうがはよく洗い、皮はむかずに(気になる汚れをこそげ取る程度に)粗みじんにする。
②①を鍋に入れて本みりんを加え(写真a)、中火にかける。
写真a
↑「タカラ『国産米100%』本みりん」の注ぎ口は2種類。たっぷり使いたいときは広口、少量注ぎたいときは細口、と使い分けられます
③煮立ったら弱火で5~8分煮て火を止める。煮つめ加減で甘味を調整する(写真b)。
写真b
↑左が5分煮つめたもの。さらりとして優しい甘味。右は7~8分。甘味もしょうがの香りもしっかり。アルコールが気になる人は十分に加熱し、煮切ってください
しょうがみりんを使ったスイーツはこちら(第2回)でもご紹介しています。
また、味噌や酢などの基本調味料と合わせれば、しょうがみりんならではのすっきりとした甘味を生かした万能調味料として、いろいろな料理に大活躍します(活用例はこちら/第1回・3回)。ぜひお試しください!
【今回使ったみりんは?】
らくらく調節ボトル入り、500ml/¥395
原材料は国産米100%にこだわり、本みりん造りの要である麹づくりをはじめ、仕込み・熟成・充填に至るまで、すべての製造工程を国内の自社工場で行っています。
●問い合わせ 宝酒造お客様相談室 ℡075-241-5111
撮影/鈴木正美 スタイリング/中野径恵 取材・文/瀬戸由美子