先日UPした、「薬膳スムージークリニック」の続き、イベントルポ第2回です。
あ、第1回も併せてお読みくださいー♪
薬膳料理家の阪口珠未さんからお伺いした
「脾の力が低下している」という状態。
前回の症状チェックに加え、
自分の舌を見て、脾の状態を自分で確かめることもできるのだそう。
「きれいなピンク色なら健康な状態、
舌苔が白すぎる場合は、脾に水がたまった状態かもしれません」と阪口さん。
血やエネルギーを作り出す機能もが低下し、冷えが出てしまうとか。
さて、あなたの舌はどうですか?
また、体の臓器は季節の変化と関係があり、
長夏(ちょうか)はこの脾に影響が出やすいという考えも。
中医学では、夏と秋の間に長夏があり
まさに今頃の時期があてはまるわけです。
「脾の力が低下したままだと、冬の時季、体の冷えはさらに深刻に。
夏に出た症状は夏の間に対策することが大切です。
そこで役立てていただきたいのが、薬膳なんです」
・身近な食材で
・美味しく食べて
・毎日続けられる
・効果があって、副作用がない
これが薬膳とのことですが、
何か、薬膳って奥が深くて難しそうですよねぇ。
「夏は、脾の働きを良くすることを目指し、
胃腸の働きを整える食材を積極的に摂りたいものです」
おお、えん麦がここで登場です!
お待たせしました!!
「えん麦のちから」とフルーツや野菜を使った、
3つの薬膳スムージーを作っていただきました。
まず、
「白桃とトマトのスムージー」。
桃は体を温める食材だそうで、トマトは血行促進効果が。
冷え対策のスムージーです。
〈材料〉朝食1回分
桃 小ぶりのもの1個
トマト 約1/4個
えん麦のちから 1袋
はちみつ 大さじ1
レモン汁 大さじ1
水 50cc
〈ポイント〉
可能であれば、桃の種の中の仁も加えて攪拌を。
仁は生薬としても使われているものだそう
試飲してみると、トマトの味が強いような気がしましたが、う、うまいっ。
手作りスムージー、いいですねっ。
材料をミキサーに入れてぐわ〜っと攪拌するだけで、
フレッシュなスムージーがあっという間にできちゃいます。
そして、
「冬瓜とキウイのスムージー」。
薬膳では、冬瓜は水分代謝を改善するとされているそうで、
薬効の高い皮も一緒に使うのがポイント。
キウイは、消化を高める食材です。
これは
むくみ対策のスムージー。
生姜、はちみつもプラスされました。
〈材料〉朝食1回分
冬瓜 皮ごと50g(種はのぞいておく)
キウイ 約1個
えん麦のちから 1袋
はちみつ 大さじ1
生姜 5g
水 100cc
〈ポイント〉
冬瓜は皮ごと一口大に、キウイは皮をむいてカットを、
生姜は皮ごとスライスしてミキサーで攪拌します
お、好きな味です! キウイと生姜? それにハチミツ??と
材料を見たときは味がイマイチ想像できなかったのですが
さっぱりしていて飲みやすいです。
最後に、
「マンゴとかぼちゃのスムージー」。
マンゴ、かぼちゃとも夏の日差しから肌を守る働きがあるそうで
美肌のためのスムージーです。
〈材料〉朝食1回分
マンゴ 80g
かぼちゃ 50g(皮をむいて)
えん麦のちから 1袋
レモン汁 大さじ1
はちみつ 大さじ1
生姜 5g
水 100cc
〈ポイント〉
生のかぼちゃを使うので、まずは一口大に切ったかぼちゃだけを
ミキサーで攪拌してから、残りの材料をプラスしてさらに攪拌を
生のかぼちゃを切るのは大変そうでしたが、ミキサーに入れれば
あとは頑張ってくれています。いいなぁ、このミキサー。
かなり欲しくなってきました。コンパクトだし、お手入れ簡単そうだし
色も可愛いんです。と、話がそれました。
このスムージーは、トロミが強く飲み応えがある感じ。
マンゴとかぼちゃの味の相性がいいことも新しい発見でした。
「薬効を覚えるのは大変ですが、女性は赤や黒の食材を食べるといいですよ」
「ラズベリーにも薬効があります」
そんな阪口さんの言葉に、ふみっちーも薬膳をうまく活用できそうな気が。
さらに、
「我が家では毎朝スムージーです」
という阪口さんの、いかにも体の内から健康そうな肌と笑顔を見て
私も家でスムージーを作る! まずはこのミキサー購入から!
とカタチから入ろうと誓ったふみっちーでした。
みなさんも、残暑の疲れ対策に、えん麦や薬膳スムージーを取り入れてみてはいかがですか?