痛み、しびれ、こわばり・・・手の不調、どうしてなるの?


病院に行っても「年齢のせい」で片づけられがちな、更年期世代の手の不調。実はその症状、ちゃんと原因と対策があるのです! 初期のうちにきちんとケアしておくことで、将来の変形も防げます。今回からシリーズでご紹介します。

 

手の痛み 手の炎症いろいろ

※イラストにある各々の症状については、2回目以降で詳しくご紹介します。

 

 

女性ホルモンが激減する
更年期世代は要注意!
手の痛み 平瀬雄一先生

東京慈恵会医科大学卒業。四谷メディカルキューブ 手の外科・マイクロサージャリーセンター長。日本手外科学会専門医。医学博士。毎年600例以上の手術を行う

 

平瀬雄一さん

Yuichi Hirase

 

 

 

「瓶のふたが開けられない」「手がこわばる」「指の曲げ伸ばしがしにくい」。これらは更年期世代の女性によく見られる手の症状です。例えば指先が痛んで細かい作業がしづらくなり、症状が進むと親指から小指の第1関節が変形してしまうのは「ヘバーデン結節」という疾患ですが、その患者数は約300万人にも上るといわれています。

 

「手のトラブルは、一般的に使いすぎが原因とされがちですが、実はそれが理由で発症することは少ないのです。その証拠に、あまり使わない利き手以外にも発症しますし、同じように細かな作業をしていても発症しない人もいます。また患者さんには圧倒的に女性が多く、腱鞘炎(けんしょうえん)の場合、患者さんの9割は更年期世代の女性です」

 

と言うのは、手外科を専門とする四谷メディカルキューブ 手の外科センター長の平瀬雄一先生です。では、使いすぎ以外にどんな要因が考えられるのでしょう?

 

「答えは、女性ホルモンであるエストロゲンの減少です。もともとエストロゲンには、腱や関節を包む滑膜の腫れを取る抗浮腫作用があります。生理前にエストロゲンが減少すると、体がむくんだり重くなったりしますが、それと同じですね。更年期にエストロゲンの分泌量が激減することで、腱や関節に浮腫や炎症が起こりやすくなり、痛みやこわばりを感じるようになるのです。産前産後にも同じ症状が出ることから、発症にはエストロゲンの急激な変動が関係していると考えられます」

 

しばらく手を休めたり、湿布などで炎症を抑えたりするうちに、自然と症状が治まるケースもあります。けれど腱や関節のダメージが回復しないまま症状が進行すると、「指が曲がったまま伸びない」「関節が変形した」という状態にいたることも。

 

「大切なのは、症状が出はじめた時点でメンテナンスをし、専門医の診察を受けること。ここで放置してやり過ごしてしまうと、60代になって変形が始まります。まずは各症状を知ることから始めましょう」

 

 

あなたは大丈夫? 次のページで手の不調をチェック!

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