”ちょい足し”で料理が変わる、これぞ豆乳マジック!
こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。
私自身ビーガンベジタリアン、野菜ばっかりモリモリ食べて暮らしていますが、そう話すとよく聞かれるのが「物足りなくはないですか」ということ。
いいえ、全然!
なんてったって私には、強い味方がたくさんあるのです。
たとえば、肉のかわりに厚揚げや油揚げ、高野豆腐を使うとボリュームアップしますし、ベジカフェで人気の大豆ミートなどは肉そっくり! 上手に使うと男性や若い人でも大満足のメニューになります。
ほかにも味方は色々ありますが、一番使い勝手がよく、料理初心者の方にもおすすめできるのが豆乳です。
クリームシチューやスープなどに牛乳がわりに使うとコクのあるおいしさに仕上がるし、豆乳プリン、豆乳カスタードクリームなど、スィーツにも便利。
ただ、豆乳だと「大豆の風味が気になる」という声や「牛乳や生クリームとくらべると物足りない」という声があるのも事実です。
ところが……、今は豆乳も進化しているのです!
今までよりグッと濃厚な豆乳も出てきましたし、甘み風味があって飲みやすい調整豆乳もスーパーの棚に各種並んでいます。
以前は豆乳というと「体のために」と無理して取っていた印象ですが、今の若い女性は「おいしいから毎日飲んでる」という方が多いようです。
進化している様々な豆乳たち、「豆を生活に取り入れよう」と提案する『まめプラス』サイト(http://www.mameplus.jp)などにもいろいろな豆乳や豆乳製品が紹介されていますが、そんな中、私が大注目しているのはプレミアム豆乳。まったく新しい製法で作られた2種類の豆乳です。
一方は大豆の豊富な油脂分を含んだクリーミーな豆乳、一方はサラサラの低脂肪な豆乳。
丸ごとの大豆を分離し、まったく味わいや風味の違う2つの豆乳が出来上がるのだそうですが、写真は前者、濃厚でクリーミーな、まるで生クリームのような豆乳です。
「野菜だけの料理じゃボリュームがなくて」という方には、この濃厚な豆乳が力いっぱいおすすめなのです!
たとえばいつものお総菜に、この豆乳をひとたらし。
写真はごぼうやれんこん、パプリカなどの野菜を炒め合わせ、しょうゆと酒で味をつけたおなじみのきんぴらですが……。
仕上がり際に豆乳をサッと回しかけ、軽く煮詰めるとアラ不思議!
クリーミーで濃厚、ごはんにはもちろんですが、パンに添えてもぴったり。よく冷えた白ワインなどにもよく合う、ボリューム満点でこくのある、洋風きんぴらに変身するのです。
炒り豆腐だって、仕上げのプレミアム豆乳で別もののおいしさに。
豆腐と好みの野菜を炒りつけ、しょうゆなどで味をつけるだけの簡単なお総菜に、ほんの少しのプレミアム豆乳を加えると……。
ごく普通のお豆腐なのに、「とんでもない高級豆腐を使ったの!?」とかんちがいされるほどの濃厚な味に変わるのだから驚きます。
豆乳のクリームパスタ、豆乳シチューなどもリッチな味になりますし、写真のようにいつものポタージュにサッと回しかけるだけでも。
驚くほど濃厚な味わいになる上、にんじんのポタージュやごぼうのポタージュ、ピーマン入りのポタージュなど、風味に好き嫌いが分かれるものでもまろやかな味と風味に変わり、万人に愛される味になるのも素敵です。
もう1種類のプレミアム豆乳、低脂肪の豆乳については次回またご紹介しますが……。
10月5日に発売となった新刊 「料理がとびきりの味に プレミアム豆乳マジック!」 にもたくさんの豆乳レシピを紹介しているので、そちらもぜひぜひチェックなさってくださいね。
※紹介記事は、こちらにあります。
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