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豆腐は栄養の宝庫!【豆腐の栄養】

素材を選ばない柔軟さと和・洋・中すべての料理に変身できる多様性。コレステロール値の低下、老化防止、更年期症状の軽減、美容やダイエットにもいいなど、豆腐はまるでスーパーマンのような存在。知ってるようで知らない豆腐のすばらしさや、毎日の食卓に生かせるレシピを、シリーズでお届けします。奈良時代から長い長い間日本人に愛され続けてきた豆腐を、先人の知恵に感謝しつつ、おいしくいただきましょう!

今回からは2回に分けて豆腐の栄養についてご紹介します。

 

 

 

 

 

健康にも!美容にも!

驚異の豆腐パワー

豆腐 豆

栄養豊かな大豆で作られる豆腐。低カロリーな良質タンパク源として、昔から重宝されてきました。大豆からでは吸収されにくい貴重な栄養素も、理想的な形で残り、消化もよく、また現代人に不足しがちな食物繊維やカルシウム、鉄分も豊富。腸にいい大豆オリゴ糖や美肌効果抜群のビタミン E も多く含まれています。

最近さらに、成分が次々と解明され、その驚異的なパワーがわかってきました。がん、高血圧、動脈硬化、心臓病、糖尿病などの生活習慣病の予防や回復に有効と、世界中で注目されています。

「TOFU」は、和食のみならず、いまや世界に冠たる健康食品なのです。

 

 

 

 

 

最近注目の大豆成分

 

イソフラボン

 

更年期症状の軽減
骨粗鬆症予防
コレステロール値の低下

 

食物では大豆にもっとも多く含まれる。女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをする注目の成分。更年期症状を軽減するといわれている。

 

 

 

 

サポニン

 

活性酸素の働きを抑制
老化防止・抗がん作用

 

老化のもとになる脂肪酸の酸化や脂肪の蓄積を防ぎ、活性酸素の働きを抑制。発がん抑制効果があることもわかるなど、さまざまな機能が注目されている。

 

 

 

 

リノール酸

 

コレステロール値の低下

 

不飽和脂肪酸の一種。コレステロール値の低下、動脈硬化や高血圧などを防ぐ効果がある。食べ物でしかとれない必須脂肪酸油脂としてはとりすぎに注意。

 

 

 

 

 

レシチン/コリン

 

コレステロール値の低下
脳の老化予防

 

レシチンは血管に付着したコレステロールを溶かし、肝臓の脂肪分を減らす。コリンはレシチンが腸で分解されてできる物質脳の老化や認知症を予防する。

 

 

 

 

タンパク質や鉄分、カルシウムなどの基礎的な栄養素ばかりでなく、健康を維持・増進させる「機能性食品」としても、注目を集めている豆腐。その素晴らしい効用が次々、明らかになってきています。

イソフラボンもそのひとつ。女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きのあることがわかり、イライラや不定愁訴、不眠など、更年期の症状を軽減するといわれています。また、血中総コレスロール値を下げたり、カルシウムの溶出を防いで骨粗鬆症を予防する効果があるとされています。

リノール酸やサポニン、レシチンなどは、コレステロール値を下げ、血液の流れをスムーズにする働きがあり、動脈硬化や高血圧などを予防します。サポニンには、がん化を促す過酸化脂質や活性酸素を抑制する効果、コリンには脳の老化予防も期待されています。豆腐は健康維持の強力な味方ですね。

 

 

 

 

次回は豆腐が完全栄養食と呼ばれる理由についてご紹介します。

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