1回1分たたくだけ! コツコツ体操
骨を丈夫に育てるには、骨に適度な刺激を与えることが大事。骨の健康を維持するために、いつか…ではなく今すぐ「骨活」をスタートさせましょう。
今回の話を伺った先生
光伸メディカルクリニック院長。整形外科医、医学博士。近年、注目の若返りホルモン「オステオカルシン」の研究を進め、骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき体操」を考案。近著に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)がある
骨は刺激で丈夫になる!
筋肉を鍛えるのと同様、骨も負荷をかけると骨づくりが活発になります。しかもコツコツと小さな振動を与えるだけ! ポイントは大きな骨の縦方向に、筋肉が薄い場所で刺激を与えること。体操はひとつが1分程度。一度にまとめてでも、何回かに分けて行なってもOKです。
座ったままで「膝コツコツ」
椅子に座り、右のこぶしで右膝を、左のこぶしで左膝を、交互にコツコツたたく体操です。好きな時間に、たたきやすいスピードで1クール10回。1日合計100回を目指しましょう。
背すじを伸ばして座り、両膝をそろえます。こぶしは胸の位置くらいから、小指側から垂直に落とします。左右交互にリズミカルに
たたく場所は、膝の少し上の大腿骨を。膝のお皿をたたくと手を痛めるので要注意!
猫背だと刺激が効果的に伝わらない
背中が丸まっているとこぶしを高い位置から落とせず、効率が落ちてしまいます。背すじを伸ばして
たたく場所は太もも上より下を!
太ももの上部は筋肉が厚いので、振動が効率よく伝わりません。膝の少し上をたたくのがポイント
撮影/フルフォード海 ヘア&メイク/木下庸子(プラントオパール) モデル/佐藤 純 構成・原文/山村浩子