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愛でて美し!食べて旨し!桜島大根

加藤紀子

加藤紀子

1973年1月30日、三重県鈴鹿市生まれ。

92年に歌手としてデビュー。幅広いメディアで大活躍するさなか、2000年より芸能界を休業し、パリへ語学留学。2002年に帰国し、芸能活動を再開。以降、テレビ、ラジオ、エッセイ執筆など多方面で活躍。2013年にTOKYO No.1 SOUL SETの川辺ヒロシ氏と結婚。

現在、TBS『ふるさとの未来』(水曜深夜0時58分~)、NHK-FM『トーキング ウィズ 松尾堂』(日曜12時15分~13 時55分)、T-FM 『Renault Sunday voyage』日曜13時55分14時)、ベイネット コミュニティチャンネル(地上11ch:視聴エリアは江東区、中央区)『加藤紀子のぶらり下町のみある記』(毎月最終金曜23時~23時30分・再放送:金曜23時~23時30分)にレギュラー出演中。

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畑を始めてからこれほどまでに“葉”に魅せられた野菜は初めてかも!

見るたびにその“葉”は横に大きく広がり、のびのびと両手を広げているようにも、夏の夜空を彩る花火のようにも!

夫の地元、鹿児島の伝統野菜“桜島大根”、「とにかく大きくて丸くて重いと聞いたことはあっても、実は食べたことも見たこともないんだー」と鹿児島友達に話すと、「のりちゃん、畑あるんだったら育ててみれば!」と一昨年、種を譲ってもらいました。

ならば!と畑に種を蒔いてみるも、桜島が勢いよく噴火する鹿児島の土壌と、私の畑がある国分寺の土壌は間違いなく違いすぎたのか、

丸くもなければ大きくもない、食べるところのない結果に(涙)。

 

この経験があまりにも悲しかったので再度トライしてみようと、去年の夏、鹿児島の道の駅で種を購入。

桜島大根が居心地よく育つように苦土石灰(くどせっかい)という肥料を土に混ぜ、様子を見てみると(前回はこの作業をしなかったので、恐る恐るの実験)種まきからわずか10日ほどで芽が!

さらにそこから2ヶ月後、「のりちゃん今度はこれも蒔いて」と渡されていた

「桜島の火山灰」を追肥のように蒔き、土と桜島大根の応援を。

するとこれも良かったのか、もしくは晴れの日や暖かい日が多かったからか、見るたびに葉はムクムクと色艶よく広がり、土の表面に敷いたマルチと呼ばれるビニールのシートは、はち切れんばかりにピッチピチに盛り上がり、順調な成長の気配が。

 

そして種まきから5ヶ月後の先日、畑若師匠からも「そろそろ行けそうですね!」との合図を受け、収穫してみることに。

まずは放射線状に広がる葉の根元をギュっと両手でまとめて持ち上げるも、日々ジムでスクワットで鍛えたはずの下半身もバーベル持ち上げている腕もトレーニングが足りてない!と痛感するほどビクとも動かず。

それでも必死にわずかな筋肉を動かし気合を入れても、笑うくらいに根はしっかり実はずっしり。

しばし格闘し「そろそろシャベル使おうっか・・」と思った矢先、尻餅をつきそうな勢いで大根がスポンっと!!!

「抜けたー!」と喜んだら大輪の葉で主役の大根が見えない!!

二の腕がプルプルするくらいずっしりと重く、自慢したいほどの色艶大根が抜けたというのに、葉が実を隠してる!!

トランクに積んでも葉!!他の荷物をブロックするほどの葉!!

どこまでも立派立葉〜(りっぱ〜)!!

 

家に帰り、葉と実を切り分け、まずは楽しみだった大根をしばし眺め、この重さを知っておこうと体重計に乗せてみると、きっちり5キロ。

こんな重さの野菜は初めて育てたし、簡単に抜けるわけがなかったよね・・と大きく納得。

そして大根自体はというと、生のままお漬物にして食べるとハリがあって美味しく、煮れば煮くずれしにくいのに出汁は染みやすく、煮物から揚げ物にしてもジューシー感そのまま。

(自家製味噌で田楽風に)

それでもまだまだたっぷりあるので

厚めの拍子切りにして切り干し大根に。

これをまた漬けたり煮たり・・楽しみいっぱい!

 

去年の失敗を無事に乗り越えられたこと、この重さを喜びとして感じることが出来たこと、なんだって最初からうまくいくわけないということを思い出させてくれた、桜島大根。

この大きさはもしかしたら鹿児島で育つサイズよりは小さなものかもしれないけど(噂では30キロになるものもあるそう)、ありがたく、大切に味わいたいと思います。

ある日の午後、夕焼けに照らされた大根の葉の美しさにやっぱりうっとり。

食べなきゃもったいない・・という気持ちもありながらも、こうして愛でるのもたまにはアリかな・・なんて思う贅沢な悩みの冬の午後。

 

加藤紀子

公式ブログ 「加藤によだれ」 https://ameblo.jp/katonoriko/

「加藤紀子のエスプリ カフェ プラス」 http://www.ellebeau.com/electore-journal/n_kato/

 

 

 

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