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「恋は縁。偶然が重なりあって成就するもの」と思っておくと、人生潤う/一条ゆかり

一条ゆかり

一条ゆかり

いちじょう・ゆかり 漫画家。「デザイナー」「有閑倶楽部」「プライド」など、OurAge世代なら誰もが夢中になったヒット作多数。大酒豪、愛煙家など破天荒な伝説数多くあれど、現在は家庭菜園でトマトを育てるなど、いたって健康的な日々。この連載ではOurAge世代への”愛とムチの金言”を、ビシビシといただいていきます!

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その昔、『木下恵介劇場』というテレビドラマの枠があって、そこで放映されて今でもよく覚えている話があります。

 

主人公の男女は、毎朝、通勤のときにすれ違う電車に乗っていて、それでお互いを意識するようになるの。もちろん電車がすれ違うのは、ほんの一瞬だけど、毎朝、お互いの存在を確認するのを楽しみにするようになるのよね。

 

ところが、あるときから男の姿が見えなくなっちゃって、女は、「どうしたのかしら。転勤になったのかしら」って気をもむんだけど、その後、仕事で再会して、関係を深めていく…というお話でした。

 

みんな、こういう話、大好きよね。偶然の出会い、偶然の再会。それもこの広い東京で再び会うなんて、これはもう「運命♪」みたいな(笑)。

 

現実には、そんなドラマチックなことって、めったに起きないかもしれないけれど、でも、それに近いことが現実であったときに、「もしかして縁かもしれないなぁ」と思ったほうが、人生おもしろいじゃんって、私は思うのよね。人生、潤うことが少ないから、そういうときめきは大事にしたいじゃない?「袖触れ合うも他生の縁」という言葉もあるしね。

 

そういえば、『恋のめまい 愛の傷』という作品では、偶然、再会してしまう男女を描きました。それも婚約者の弟が、かつて旅先で愛し合った男だったという設定。この再会はまずいし、やばいし、楽しくない。

 

でも、この最悪の再会でさえ、「何か新しいことが起きるきざし?」って思うことができたら、一気にドラマチックな展開になるかもしれない。出来事をどう受け止めるかで、不幸にも幸福にもなれるとしたら、テンション上がる受け止め方をしたほうが、人生、楽しめると思います。

 

このコロナ禍では、きっと妄想する人が増えてると思うのよね。「縁」を感じる出会いを自分なりに妄想して楽しんでください。

 

一条ゆかり_「恋のめまい 愛の傷」コーラス1994年8月号扉

 

恋のめまい 愛の傷」コーラス1994年8月号扉

 

取材・文/佐藤裕美

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