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何をするにも時がある。「冬の時代」こそ、明日のために蓄えよ!!

一条ゆかり

一条ゆかり

いちじょう・ゆかり 漫画家。「デザイナー」「有閑倶楽部」「プライド」など、OurAge世代なら誰もが夢中になったヒット作多数。大酒豪、愛煙家など破天荒な伝説数多くあれど、現在は家庭菜園でトマトを育てるなど、いたって健康的な日々。この連載ではOurAge世代への”愛とムチの金言”を、ビシビシといただいていきます!

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人生にはローテーションがあると思うのよね。物ごとが停滞している「冬の時代」、芽が出て花が開く「春の時代」、努力が実って収穫する「秋の時代」、夏…「夏の時代」ってなんだろ?

 

エネルギッシュに頑張る時か?夏にガンガン日光が当たってないと残念な収穫になるけど、なまじっか日差しがきついから、水枯れの心配がすごく出る。つまり注意と確認をしながら「走る時代」って感じかなぁ。

 

 

周りを見ると、才能があるのにチャンスを逃している残念な人がいるけど、そういう人の特徴として、冬の時代にやるべき事をしてないんでしょうね。うまくいかないことを人のせいにしたり、愚痴ったりするだけで、たいした努力はしない。つまり明日の自分の為に蓄える努力をしてないのです。

 

 

春の時代になったら、種を植えなきゃいけないから、いつ自分の春の時代が到来してもいいように、冬の時代にその用意をせねばならぬのです!それをやらないから、突然、春の時代が来た時にびっくりして、「いや、無理だわ」ってなっちゃう人が結構多いのではないかと思います。

 

ある日、気まぐれのように自分にスポットライトが当たった時、見せるものがなかったらそのままライトは隣に移動します‥チーン(悲)。

 

運動会だって、事前に準備をするよね。それをやっているから、「よーいドン!」と言われて、すぐに走れる訳です。ところが人生の場合、「春です!」と言われて、あわてて用意する人が多すぎるんだよね〜。この時点で人生の競争から…。関係ないけど、運動会の準備と書いて「弁当だな」と思ったのは一条だけであろうか?本当に私、日本大飢饉が起こっても生き延びる自信があるわ(笑)。

 

 

私はセミプロとしては16歳、プロでは18歳でデビューしたんだけど、プロになったらけっこう急に売れだして、「これはヤバい」って心底焦りました。デッサン力とか、物語の作り方とか、漫画家としての基礎…つまり「漫画家には何が必要なのか」ということをよく分からず、好きなことだけしてたから。

 

音符も読めずに簡単なコードだけ使って、ギターいっちょで曲作ったら売れちゃったみたいな感じで、ちょっと売れてあっという間にいなくなる、俗に言う一発屋になるんじゃないかという恐怖です。これはやばい!実力もないのに人気だけ出ちゃったよ。どうすんのよ〰️〰️。

 

実は田舎にいた時は実力があると思ってたのよね。だって周りはド素人集団なんだから。その中で上手いと思ってもねェ…気持ちいいぐらいの「井の中の蛙」でした。それが東京に来て先輩達の原画を見て、真っ青に!!《すげー、印刷したみたい》⬅これ私もよく言われるけど、よく考えたらかなりアホな発言なんだよね。だってこの原稿をもとにして印刷するんだから当たり前じゃん!大抵の漫画家は、印刷したものより生原稿の方が綺麗です。

 

というわけで、やっと自分の正しい実力に気がついて、人体デッサンを(少し)学んだり、パースの勉強をしたり、やはりストーリィ作りがいちばん大切だと思い、自分なりに開発してみました。この時は御茶ノ水に住んでいたので、神田の本屋さんに行って脚本や小説をアレコレ探しました。

 

参考にしたのは人気も実力もある安定した作品を出している読みやすい作家で、幅広い年齢層に受けてる人です。つまり日本人が好む作家です。

 

私の好みは関係なしに、普通の人が、どういう展開でどのような話に惹かれるのかを知識として知りたかったのです。それは多分、私がほとんど興味のないものだろうなとは思ってたけど、本当にそう!なんかストーリィが演歌っぽい(笑)。「北の国から」とか「幸福の黄色いハンカチ」とかも読みました。

 

 

けど「ロックしか興味ねえよ」と言っても、基礎のクラシックを少しは身につけていた方が、行き詰まったりした時に道が開けるとか思ったのよ。この時19か20歳の小娘だったはずなのに、したたかで恐ろしい女…一条ゆかり、今の私より大人だわ。生き残るのに必死なアイドルみたい。

 

地味な努力だったけど、この時の《必要ならば耐えて、やる!》って蓄積があったから、ずっと描き続けることができたんでしょうね。今は耐える時なのか、動く時か、攻める時なのか〰️〰️!今どんな「時」なのか見極めたら、その先を見据えて、正しい準備をしましょう!

一条ゆかり_コーラス2003年2月号扉

 

 

コーラス2003年2月号扉

 

取材・文/佐藤裕美

 

この連載が1冊の本になって発売されました!おかげさまで大好評、たちまち重版に!!

 

「不倫、それは峠の茶屋に似ている

たるんだ心に一喝‼ 一条ゆかりの金言集」(1,760円・税込)

 

 

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