印象評論家・美有姫(重田みゆき)さんが力説！「“髪の状態”は、その人の印象に直結しています」

長引くマスク生活で、これまで以上に「髪」に目が行くようになった、と指摘する印象評論家の美有姫さん。OurAge世代はとくに、白髪を染めたあとの「色あせた髪」は要注意だと言います。

美有姫（重田みゆき）／印象評論家・インプレッションマスター®
国際線客室乗務員時代「グッドパフォーマンス賞」を受賞するなど、数々の接客褒章を受ける。年間250回以上の講演やトレーニングを行い、各メディアでも活躍中。亜細亜大学経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科教授も務める。著書に『印象力で夢をかなえる。』（三笠書房）などがある。

■「色あせた髪」は、〇〇た印象をつくる！？

マスク生活になる前は、人はまず目を見て、次に口元を見て、相手がどんな人なのか判断していたと言います。しかし、口元が隠れてしまう今は、相手の情報を得るために無意識に「髪」に目が行くようになったのだそう。

「私はとくに印象の仕事をしていることもあり、髪のケアは本当に大切にしています。お洋服やメイクにこだわることも大切ですが、髪に手を加えた方がずっと良い印象を与える事ができるからです。オシャレな服を着て、キレイにメイクされていても、髪の色があせていたり、ツヤがなかったりすると非常に残念な印象を与えてしまいます。

例えば、どんなに高級なお洋服でも、色あせると古く見えてしまいますよね。そもそも色あせは、『ダメージや古さ』を象徴しているのです」

それは髪も同じ。色あせた髪は、疲れた印象や老けた印象を与える原因のひとつとなるようです。

「また、私たちは少し離れた距離だと、肌やメイクなどのディテールは良く見えませんが、髪のコンディションはしっかり見えています。思っている以上に『髪』は人の印象に与える影響が大きいのです」

つややかな明るいブラウンヘアが印象的な美有姫さんですが、3週間に1度はカラーをしているのだそう。

「毎日キレイでいることは、行動にもつながります。自分に自信を持つことができると、心にも余裕が生まれ、自然に品の良いしぐさとして現れます。逆に髪に自信がない、『あんまり手入れできてないな』と思いながら毎日を過ごすと、『隠したい、私を見ないで』という気持ちが行動に出て残念な印象を与えてしまいがちです。自分では無意識で気づかないかもしれませんが、しぐさは人を美しくします。印象を作るという意味では“きちんと手入れしている自分でいること”はとても重要なポイントなのです」

髪への自信が自分の印象に影響を与えてしまっているなら、きちんとケアをして日々笑顔で過ごしたいですよね。