愛するものへ思いを形に…「位牌の森」

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旅ライター&京のおもてなしリーダー
アナウンサー、テレビ番組プロデューサーなどを
経て、集英社「エクラ」などのライターに。
3年前より京都に在住。
京都など、日本の文化・観光情報を伝える
人気ブログ「ネコのミモロのJAPAN TRAVEL」を
毎日更新中

京都の8月は、「五山の送り火」や「万灯会」など、先祖を迎え、共に過ごす時間です。お盆になると、「六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)」や「千本えんま堂」などで「迎え鐘」と「送り鐘」を撞き、ご先祖様を迎え、そして送ります。いつもバタバタと過ごす私も、さすがにこの時期は、ご先祖を思い、日頃の無沙汰を仏壇にお詫びする次第です。仏壇といっても、引っ越しが多く、また狭いマンション暮らしでは、小さな位牌と小さな阿弥陀様の木像があるだけのスペースです。

 

大好きだった父を思い、先祖代々と書かれた金箔の位牌に手を合わせますが、海外での時間が多かった父のイメージからして、その位牌がどうもしっくり来ないという感覚にとらわれていました。そんな時、出会ったのが「位牌の森」のオブジェのような位牌です。

主宰をしているのは、大阪芸術大学で近代彫刻を学ばれた彫刻家の三田一之さん。ご自身のお父様を看取られたことをきっかけに、故人への思いや故人の個性が表現される位牌づくりを始められます。

京都の町から車で30分ほど、比叡山に連なる比延平の住宅地に、三田さんのアトリエとお住まいがあります。アトリエの中には、さまざまな形の作品が並び、それが位牌とは思えぬほどスタイリッシュ。魂、光、永遠などの言葉が思い浮かぶ抽象的な形は、見る人の心に沿ったものになります。

素材は、黒檀、柏などをはじめ、天然木で、自然の恵みとパワーをも感じさせるもの。「注文される方には、故人などの写真や思い出の品を見せて頂いたり、またお話を伺ったり、また故人への思いを込めて、製作させていただきます」と三田さん。

 

次ページに続きます。

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第95回
愛するものへ思いを形に…「位牌の森」

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