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オランダに肥満が少ない理由 その1

井原美紀

井原美紀

旅するコピーライター・エディター。

世界107ヶ国1300都市以上を旅してきた。 以前は海とヨットが大好きだったが 今は空を飛ぶことがなによりも好き。 趣味は仕事。

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東京—アムステルダム  6007マイル

 

井原さん 地図

地図製作 Marina

 

 

30年間にわたって世界をぐるぐる回っておりますが、これまでオランダにはあまり興味がありませんでした。

今回、一週間ほど滞在して

 

「なんで、こんな面白い国に興味がなかったのー!自分のバカバカ!」

 

と自責の念を覚えるほど楽しく、かつ美味しかったので、しばらくオランダについてお話します。

 

 

まず、今回オランダとオランダ人について学んだ10のこと

 

 

①ユニセフによる調査で「子どもの幸福度」先進国の中で第一位

 

②オランダ人は自転車にのって生まれてくる(と言われている)

 

③ 2000年に世界で初めて同性婚を法で認めた国である

 

④ひとり当たりのチーズの消費量は年間22kg

 

⑤2002年に「安楽死法」を世界に先駆けて設立・施行した

 

⑥オランダは農産物輸出量がアメリカに続いて世界第二位

 

⑦世界一健康な食生活(OXFAM2014年調査)を誇る

 

⑧有名ミュージアムが数多くあり、ミュージアム密度の高さ世界一

 

⑨もっとも高いところでも標高323mしかない

 

⑩一方、オランダ人の平均身長は世界一高いが肥満は少ない

 

 

いったいどこから手をつけたらいいかわからないようなリストですが、

まずは自転車のお話から。

 

 

井原さん 緑の中の自転車

photo: Toru Kawagishi

 

 

 

オランダに住んで10年の知人に

 

「オランダの女性が美容と健康のためにやっていることはなんですか?」

と聞いたところ

「自転車ですね。大雨でも嵐でも、毎日自転車に乗ってますよ」

 

 

実際に行ってみて「ほんとだ!」とびっくり。女性だけではなく老若男女 が昼夜問わず自転車に乗っています。

 

街には歩行者と自動車用道路の間に赤い自転車専用道路があり、朝から夕方まで結構なスピードで自転車が行き交っています。

 

井原さん 行き交う自転車

 

あまりの勢いに飲まれてぼーっと自転車道近くに立っていようものなら、容赦なくひかれそうな雰囲気です。この自転車専用道路、オランダ全土に広がっており、長さは29,000km にもおよぶそうです。

 

面積 42,864平方キロメートルとほぼ九州と同じくらいのコンパクトな国土、

もっとも高いところの標高がたったの323m という平坦な国土、

そこに究極のエコロジー先進国を作り上げた国民性があいまって、自転車がこれほど発達したのでしょう。

国民の自転車保有率は世界一でなんとひとり1台以上(1.1台)。

学校の遠足だって自転車。先生に引率されて、学生たちが楽しそうに自転車で走って行く光景を何度も見かけました 。

 

 

貸し自転車屋さんもあちこちにあり、観光客も自転車を借りてアムステルダム市内観光は元より、近くの村まで足を伸ばす人がたくさんいます。オランダではレンタカーではなく、断然レンタサイクルなのです。

井原さん オランダ自転車

貸し自転車で楽しそうな観光グループ

緑のお揃いの自転車で近郷のアイセル湖までサイクリング!

 

 

自転車のデザインもさまざま。

子どもを載せられる乳母車付き自転車や荷物を運べる容れ物付きのバックフィッツと呼ばれる自転車もよく見かけます。

 

 

井原さん 変形自転車1

 

井原さん 変形自転車2

 

ただし、自転車の盗難が多いそうで、駐輪するときは、こんな風にしっかりとした鍵をつけるのがお約束。

 

 

井原さん 鍵

 

 

通勤通学に片道1時間くらいは当たり前だそう。

 

そのせいか、オランダを旅していると、ほかのヨーロッパ諸国と比べて太っている人をあまり見かけません。WHO(世界保健機構)による15歳以上の女性を対象にした世界肥満率ランキングでも注1世界194ヶ国中124位(2010年版)。

 

オランダの人は、背が高くて身体は大きいけれど筋肉質。特に自転車を漕ぐオランダ女性の長くてすらっとしているのに強そうな足には、何度も目を奪われました。

 

最後に、まったく美容には関係ない不思議な観光自転車ビアバイクをご紹介します。

 

真ん中のテーブルにビールサーバーがあり、みんなでビールを飲みつつ大騒ぎで観光地を回る人気の乗り物。アムステルダムだけではなく、最近ヨーロッパ全土で流行っている様子です。最初に見たときは、胸毛もじゃもじゃの男性たちがチュチュやナースのコスプレで大騒ぎしていたので、なにか特別なイベント用の乗り物かと思いましたが、・・・だれでも乗れるそうです。

 

乗ってみたい!というみなさま、Beer Bike で探してみてくださいね。

 

 

井原さん ビアバイク1

 

井原さん ビアバイク2

 

ちなみに、 アムステルダムで見かけたビアバイク、ヨーロッパの各都市で人気の様子。今年のお誕生日は、なんとマドリッドでビアバイクでお祝いしていただきました。

井原さん マドリッド ビアバイク

 

注 1 : 日本は、194ヶ国中184位。

参考サイト:世界保健機構 WHO Global Infobase

 

後半では、アムステルダムの素敵ホテルをご紹介しますね!

    【アムステルダムのおすすめホテル】

今回から現地のホテルをご紹介していきます。

アムステルダムからはふたつのホテルをご紹介します。

 

 

 

Volkshotel

http://www.volkshotel.nl/en/

 

 

もー!

見てみてこのウエッブサイト!!

これぞダッチデザイン!

ユーモアがあって、可愛いいけれどものすごく機能的、

コンパクトだけど必要なものは全部ある。

ホテルもまさにそんな感じです。

ウエッブサイトを見ておわかりのように

「シングルマザーでも証券マンでも詩人でも皿洗いでも恋人同士でも敵同士でもだれだってウエルカムだよ!」

というノリなので

面白いデザインが見たい派、ひとり旅、気持ちが若い友人や恋人同士に、おすすめです。

ホテルのすぐそばにメトロの駅があり、観光の中心となる中央までは3つめ。

スーパーも近くにあって便利ですよ。

宿泊料金は変動制ですが、私が宿泊したSir Standard は、一泊朝食付きで100Euro から。

 

 

Volkes hotel 外観

 

volkes hotel room

市街を見渡せるSir Standard room。

 

 

 

volkes hotel lobby cafe

 

井原さん volkes hotel co-working space

ロビーの横は、カフェと気持ちのよいCo-working スペース。

 

 

 

 

 

The Toren

http://www.thetoren.nl/en/

 

 

アムステルダムに行くなら運河沿いのロマンチックなホテルがいいわ♡

そんなあなたにオススメはこちら。

ジェットセッターのトーレン家が所有するホテルの内装は‘非日常’がテーマ。案内された部屋を見て

「ずいぶん色っぽい部屋ですね・・・」

と言ったところ、ホテルの人は

「私どもは‘究極のロマンティズム’と呼んでおります。日常から離れたいご夫婦にとくに人気がございます」

とのことでした。

特質すべきはサービス。

多くのホテルに宿泊してきましたが、ここまで行き届いたサービスはなかなかありません。

朝食やバー、ルームサービス、チェックインチェックアウト時すべてにパーソナルなあたたかさを感じました。

ロケーションも最高の場所にあり、市内の主要観光拠点には、すべて徒歩で行けますよ。

 

 

THE TOREN 外観

 

the toren 客室

セクシーでエクストリームな非日常がテーマのインテリア

 

 

The Toren bar

レセプションの横はゴージャスなバー。行き届いたサービスがあまりにも居心地が良くて、つい長居をしてしまいました。

 

 

 

【今回の旅の最強コスメ】

 DIOR DIORSKIN AIRFLASH

 

 

2月のペルー・ボリビアと3月のカリブ海旅行で、とうとう顔にまだらシミが出来てしまいました。アラフィフにして顔がヒョウ柄になるなんて・・・・。心から反省しております。

 

どんなコンシーラーでも隠しきれないこのシミが、この DIOR DIORSKIN AIRFLASHスプレーファンデーションひとつでキレイになるんです!!

 

「キレイな肌ですね」と言われるときは、絶対にこのファンデ。日本未発売ですが、1秒スプレーするだけですべてのアラが隠れ、まるで陶器のような肌作りができるスーパーコスメです。

 

 

井原さん Dior

次回は、オランダに肥満が少ない理由その2。農業輸出世界第二位を誇るオランダの健康的な食についてのレポートをお届けします。

 

取材協力:

オランダ政府観光局 KLMオランダ航空

www.hollandflanders.jp

 

 

井原美紀ブログ  旅の記録 Let’s GO TO SEE THE WORLD!

http://ameblo.jp/surpriseenterprise/

 

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