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イタリア料理とミネラル水の選び方

竹村和花

竹村和花

水ソムリエ&飲泉師

大学・短期大学の保健管理センターにて養護教諭として約7年間勤務。 結婚退職後は製薬会社にてアメリカFDA(厚生省)向けのGC分析を担当。 2000年ライターとして独立。温泉研究が高じてフィレンツェ在住に。

【所属】社)日本旅行作家協会・正会員、温泉学会・理事 イタリア:ミネラル水鑑定士協会・公認水ソムリエ(Idro-Sommelier®)&水鑑定士(n.2689)

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イタリア料理とミネラル水の選び方

ボン・ジョルノ!こんにちは、水ソムリエ&水鑑定士の竹村和花です。

イタリアの晩秋の味覚というとトリュフ、そして新ワインに新オリーブ・オイル。

そこで今回はイタリア料理をテーマに「お料理に合ったミネラル水の選び方」についてお届けしていきたいと思います。

 

<旬を食べるイタリアの暮らし方>

日本だけでなく世界中で人気のイタリア食材。

お土産として選ばれる食材の定番は?というとドライ・トマトやポルチーニ、パスタ、それにパスタソースなどなど。

今も人々の暮らしのごく身近な場所として“市場”が生きているイタリアでは、その季節ならではの旬の食材を食べることがベースになっています。

また太陽の光りを浴びて熟した“露地もの”野菜も基本。

そのため、この時期目にするトマトなどの夏野菜やフルーツなどは南イタリアやアフリカなど真冬でも太陽のチカラで育った野菜が入ってきます。

なので、色だけ赤くて味のしないトマトというのはありません。

 

またフィレンツェのように海から離れた町では、スーパーマーケットなどの鮮魚コーナーはとても小さいのが特徴です。

つまり地理的な事情から伝統的に魚を食べる習慣の少ない町では、今でもむりやり魚をそろえたり、魚を売ろうとは考えないのがイタリアです。

そういう点では、イタリアの人々の暮しは今も時代の流れに関係なく、昔ながらの暮しのスタイルを固持しているといえます。

季節のものを、家族や友人と一緒に楽しく美味しく食べる。

それが一番自然で、お値段も安くて、美味しい暮らし方――エコで持続可能な生き方なのだと感じさせられます。

 

<イタリア料理とは家庭料理>

さてこうした伝統的な暮らしのスタイルを変えようとしないイタリアですが、彼らの愛するイタリア料理とはどのようなものなのでしょう?

イタリアを紹介する旅行ガイドブックでは『イタリアには、イタリア料理というのは存在しない。イタリアにあるのは郷土料理だけ』といった表現を目にします。

それもそう、確かにイタリアでは郷土料理がイタリア料理の代表のように語られます。

でも。

イタリア人にとってホンモノのイタリア料理とは「マンマの味」以外にはありません。

それは時には郷土料理として紹介されるメニュー(料理名)のひとつなのですが、実際には彼らが小さい頃から食べて育った「家庭料理」なのです。

 

日本人の多くが「イタリア料理」だと思っているものやイメージしているレストラン。

その大半は幻想で、それらは旅行を通しては味わうことのできないものがほとんどです。

イタリアの家庭料理――それは、週末やヴァカンスに久しぶりに帰ってくる息子や娘夫婦のために、家の台所を預かる主が“彼らの顔を思い浮かべ”、“彼らのためだけに作る”手料理の数々――。

 

ゆえにフランスの伝説的な料理人は、このような素晴らしい名言を残しています。

「今日、レストラン産業が大きな世界市場と化してゆく中で、真の食卓の豊かさと言うのは失われつつあり、それは既に絶滅の危機に瀕していると言ってもよい。

もし我々が、本当の食卓、ほんもののテーブルの持つ豊かさに触れようとするなら、それはイタリアの田舎に行き、大家族を迎える時にその家の祖父母らが作る手料理の中でしか味わうことはできないだろう」

と。

 

 

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