美容皮膚科医、形成外科医、眼科医3人の、目にいいアイテム&テクをご紹介。日常的に行なっていることを詳しく伺いました。
住吉周子さん
Shuko Sumiyoshi
52歳 美容皮膚科・漢方内科・ラッフルズメディカル大阪クリニック
デイリーケア
コスメ
「目まわりのケアとして、目尻のシワやシミ、くまなどに効果がある、高濃度ビタミンCスティックを塗っています。また、マスカラはケラチンやパンテノールなどが配合されたフィルムタイプのものを愛用。お湯でスルッと落ちて肌にも優しいです」
[右]高濃度の脂溶性ビタミンC誘導体を85%配合。VCスティック¥6,000
[左] 9種類の美容成分を配合した、お湯で落とせるマスカラ。ミスナイン ザ パーフェクトマスカラ ファイバー(8g)¥2,700/ラッフルズメディカル大阪クリニック
コスメ、マシンでのケア
「薄くなってしまった眉には眉毛用の育毛剤がおすすめです。目まわりのたるみには『クリオネ』という小さな美顔器を使っているほか、自分でツボ刺激をすることも。『サーマアイ』は定期的に受けています。あとはたまにボトックス注射ですね」
特殊ペプチド成分により、自然でボリュームのある美しい眉毛を育てる眉毛用美容液。ペロバーム ブローブロー(5㎖)¥4,800/ラッフルズメディカル大阪クリニック
次は形成外科の今野みどり先生のアイテム&テクをご紹介。
今野みどりさん
Midori Konno
52歳 形成外科・石井クリニック・M&Mスキンケアクリニック
デイリーケア
「目の症状で気になるのは、かすみ、老眼、眼精疲労、ドライアイ、目の下のたるみ、飛蚊症、充血など。対策としてサプリメントを飲んだり、ドライアイの予防にヒアレインの点眼薬を使っています。眼科検診には2~3年に1度行っています」
スペシャルケア
「まつ毛美容液では『グラッシュビスタ』を愛用中。まつ毛は伸びますが、患者さんの中には色素沈着を起こすケースも。硬くて太い付属のブラシは使いにくいので、そういう方にはアイライン用の筆で塗るようにしてもらうと、液のつけすぎが防げます」
注意していること
「目の健康のために、植物由来の天然素材アスタキサンチン、スーパービタミンEと呼ばれるトコトリエノール、そして安定化型ビタミンCが配合された抗酸化サプリメントと、ルテインを毎日飲んでいます。飲みはじめてから視界が明るくなりました」
サプリ
[右]抗酸化成分のアスタキサンチンを配合。アスタリールACT(約30日分)¥6,476/M&Mスキンケアクリニック
[左]1粒にルテイン15㎎、ビルベリーエキス125㎎を配合したサプリメント。ルテイン アントシアニン&アスタキサンチン(30粒)¥3,800/分子生理化学研究所
眼科医の山口恵子先生が実践している目にいいこととは?
山口恵子さん
Keiko Yamaguchi
49歳 眼科・医療法人社団恵香会やまぐち眼科クリニック
デイリーケア
「老眼、ピントが合わない、まぶたのたるみ、飛蚊症などの症状があり、『アスタリールACT』を飲んでいます。コンタクトレンズは近視用と遠近両用を使い分け、さらにその時々でコンタクトレンズとメガネとリーディンググラスを使い分けています」
やっていること
スペシャルケア
「まつ毛の根元には"マイボーム腺"という皮脂腺があり、アイメイクでここを塞いでしまうと、ドライアイなどの目のトラブルを引き起こします。マイボーム腺を清潔に保つため、専用のアイシャンプーでまつ毛クレンジングを習慣にするのもいいですね」
[右]目元用クレンジング剤。アイシャンプー(60㎖)¥1,200
[左]目元用クレンジング剤に、育毛効果をプラス。アイシャンプーロング(60㎖)¥1,800/メディプロダクト
注意していること
「目まわりだけではないですが、あまり肌を甘やかすのはよくないと、最近、夜はオイルフリーのスキンケアをしています。朝はオイルやクリームをしっかり使っていますが、今のところ目元の乾燥が進んだ感じはしません。今後どうするか、思案中です」
次回は美容皮膚科医・消化器内科医が行っている目にいいアイテム&テクをご紹介します。
撮影/鈴木正美(studio orange) 取材・原文/上田恵子